平凡カメラ
デジタルカメラ Canon EOS による気ままな写真生活です。
 



この数年、夏が通り過ぎたあとの江ノ島や鎌倉の海岸を訪れることが多くなりました。

解体中の海の家や、真夏のような青空の下のガランとした砂浜、サーファーしかいない波打ち際といった光景に、寂しさや侘しさといったものを感じるからなのですが、その理由は、やはり夏という季節の持つ高揚感が失われてしまうことにあるのでしょう。

稲村ケ崎海岸は一年を通してサーファーがいます



時おり江ノ島海岸などよりは強い波がやって来ます



国道134号線の稲村ケ崎海岸に面して建つレストランからは、眺望がすばらしい



江ノ島海岸片瀬西浜、iL CHANTI BEACHE 前のウッドデッキ。その向こうに解体中の海の家が見えます



片瀬西浜のサーファー、海水浴シーズンと違って波に乗る場所の制約がないようです



カメラ:CANON EOS 50D、EOS 6D
レンズ:TAMRON AF 18-270mm f/3.5-6.3 DiⅡ、CANON EF24-70mm f/4L IS USM

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47年前、大学最後の夏休みに父親のすねをかじって、15日間の西ヨーロッパツアーに行ってきました。
自分から行きたいと言ったわけではなく、当時、航空代理店にいた父親が「若いうちに海外を見ておきなさい」と否応なく送り出してくれたのでした。

フランクフルト泊の2日目は、バスで日帰り旅。市内観光のあとライン川とハイデルベルク旧市街(アルトシュタット)を巡りました。

ハイデルベルグはその時は、街の歴史的な景観と雰囲気に圧倒され、ベルンよりも素晴らしいとまで思ったのですが、歳月とともにその感激も消え失せ、今ではどのようなものを見たのて、どう感じたのか、もうさっぱり思い出せない始末。
団体での移動のみで自由行動のとれなかったハイデルベルクは、初めての外国旅行で、あれもこれも感激していた中にあっては、時とともに印象が薄らいでいったのはやむを得ないのかもしれません。

午前9時ごろ、ライン~ハイデルベルク周遊出発までの短い時間を利用して、宿泊したHotel ExcelsiorのあるMannheimer StrasseからKeiser Strasseを歩き、駅前から出る市電などをスナップ



この当時、都内の都電・都バスには小さな額縁広告以外には車体に広告などなかったので、この大きな広告看板付きの市電には少なからず驚いています



写真に収めませんでした、宿泊していたホテルは一口で言えば駅前ホテルといった感じで、このツアーでの中では最もチープな感じのホテルでした

というのも、この頃のJALパックの海外ツアーは、料金が大卒初任給の10~12か月分ほどの贅沢ツアーで、宿泊ホテルの多くは有名ホテル・老舗ホテルとされるものだったから、フランクフルトで利用したビジネスライクなホテルは相対的に安っぽく感じられたのでした。


ライン川そのものはつまらない川という印象でしたが、河岸の町並みや古城には趣がありました。バスの車窓からの撮影



そうは言っても、走るバスから眺めるだけでは、さしたる感激も得られず、おかげで途中で車窓から見た景色は、まったく記憶に残りませんでした。



スイスのドイツ語圏の建物によく似ているとは思いましたが、実に殺風景な印象です

スイスの建物は、窓辺に花の鉢やコンテナーが並んでいるものが実に多かったのに対し、そうした面倒くさいことが嫌いなのか、厳格でクソマジメなドイツ人は無用に外壁を飾り立て、危険な落下物を窓辺に並びたてることをしたくないのか、理由がよく分かりません。





そんなわけで、見て面白いと思ったのは、もっぱら古城ばかり



ライン川の次に訪れたハイデルベルクは、まさにその古城が観光の中心となっていたのですが、撮影した写真は残っていません

それと言うのも、下手くそな写真を自分で撮るよりも、絵はがき買った方が手っ取り早いと思ってしまったからです。
後日、その考え方は間違っていたことに気づきました。



カメラ:CANON FT-QL
レンズ:CANON FL50mm f/1.8

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