【ほにゃらかの本歌取り】
冬の日はまだ昼ながら暮るるごとましろき月のひかるなかぞら
大雪の降りたるところあるらしく今日(けふ)の寒さぞ骨まで凍むる
まひるまの月しろしろと見てをれば凍ゆるまへに家路を急げ
寒月もひそと浸れる山の湯をふるはすなかれ 地球ぞ寒き
短歌:ほにゃらか
【本歌】
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ
「新古今集」夏・一六六・清原深養父
【本歌の解釈】
夏の夜は、まだ宵のままで明けてしまったが、いったい雲のどこに、
月は宿っているのだろう。
【本歌の解説】
清原深養父(きよはらのふかやぶ)…九世紀末から十世紀前半にかけての人。
清原元輔の父で、清少納言の曾祖父。
詞書きに、「月のおもしろかりける夜、暁がたに詠める」とある。
美しい夏の月を、感嘆しながら眺めているうちに、夏の夜は短くて、
気がつくともう夜明けになった。
もう朝になってしまったかという気持ちを表している。
こんなにすぐに夜が明けたのでは、月もまだ西の山に辿り着いていないだろう。
雲のどこかに宿っているのだろうか。 と、洒落たもの。
「を」………逆接の接続助詞。
「らむ」……視界外の現在推量。(今ごろ~しているだろう)
「ながら」…~の状態のままで、ということ。
☆ 036の本歌取り 他の方の作品は、makoさんの「二進法の恋」にあります
というのが風流ですよね。
優雅だし、言葉遊びをする心のゆとりが
素敵だなあって思います。
昔は今と違って何もなかったけど
心は今よりとても豊かだったんでしょうね。。
(ってお金持ちの人だけかな。。)
冬の晴れた空の月って静かに冷えた感じが
いいですよね。
昨日も見えてました☆
ほんとうに「和歌」の時代って風流ですよね~。
昔は、何もなかったからこそ、自然をしみじみと見つめることに
楽しみを見いだしていたのかもしれませんね~(^^)
私も、最近になって歌を詠むようになったおかげで、
花の名前や星の動きなどに興味をもつようになりました。
すると、それまであまりしみじみと見る機会のなかった自然が
とても面白いと思えるようになりましたです。
テレビドラマを見るのも面白いけれど、
そういう楽しみ方も良いものです~(^^)
さてさて、うちの子たちは明日から学校が始まりますが、
☆なな☆***さんのお宅の方は、まだ冬休みが続くのでしょうか。
私は、やっと「冬休み」から解放されるので、
ほっとしているところです~♪
確かに自然って意識してみてみると
すごく面白いですよね。
空の色の季節ごとの色や、
移り変わりだけ見ていても
毎日違ってしみじみすることがあるし。
そうそう、今朝子供を送り出したときに
ちょうど白鳥が群れで飛んでいくのを
見たんです。
歌心があれば一句できるんだろうなあ、、と
ぼんやり美しい姿を見ていました。
うちも今日から学校でした~。
ので昨日は夜遅くに書き初めをやってました。
(あたしではなく子供が。。)
小学校最後の学期なので
個人的にはなんとなく複雑です~~。
そうかぁ。☆なな☆***さんの息子さんは6年生なんですよね。
そう考えると、残り少ない小学校生活、最後の学期なのですね。
卒業式なんか出たら、☆なな☆***さん、泣いちゃうんじゃないですか?
子供達の幼稚園の修了式(卒園式)のことを
思い出しちゃいました。
自分の卒業式の時は、ぜんぜん涙なんか出なかったのに、
修了式では号泣してしまったもんです(;;)
残りの小学校生活、良い思い出がいっぱい増えると良いですね。