奥様は海外添乗員〜メモリアル

ミラノの憂鬱

       

南からこの国を北上して来ると、いやでもここミラノがイタリアきっての大都市であると実感させられる。豊かさと大都市の持つ雑多さとが共存する、日本でいえばまさに東京。

何でも揃う便利さと逆に騒々しさと、あるいは他人に干渉されない気楽さと逆に冷たさとが常に入り混じる街。

ミラノコレクションからイメージされる華やかなイタリアは確かにここにあるけど、それはこの国の持つほんのひとかけらの部分であるって事実、それはこの国に実際に来てみないと分からないことかもね。

明日の帰国日、かなり大規模な交通機関のストが予定されてる。バスや列車に加え、ナショナルフラッグであるアリタリア航空もこれに参加予定。イタリア中の交通機関が麻痺することは必至で、もちろんその中心はここイタリアの経済活動の中心地、ミラノってことになる。

これによる経済の損失は計り知れない。それでも間違いなく全てが止まる、それがイタリアだ。無事に帰れるんだろうか、胃が痛くなってきた…

写真はビットリオ・エマヌエレⅡ世・アーケードに飾られたツリー


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