おかずさんの読書

ビジネス・歴史を中心に読んだ本の感想を記載

盤上の向日葵

2020-11-27 21:11:57 | 囲碁・将棋
「盤上の向日葵」 柚木裕子著 中公文庫

 1泊2日の出張の移動中に読んだが、ぐいぐい引き込まれ、1日半で上下2巻を読破。
 主人公の育った家庭環境に涙し、主人公に迫る警察にドキドキし、命をかけた将棋の勝負にハラハラし、将棋の駒という文化・芸術の世界に触れ、色々と盛りだくさんなサスペンス。
 
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検証 財界

2020-11-23 17:36:09 | ビジネス
「検証 財界」 読売新聞経済部 中央公論新社

 サブタイトルは「中西経団連は日本型システムを変えられるか」。
 政治献金のあっせん方式をやめ、会員企業の自主的献金に切り替え、政治的影響力が低下。また、会員企業が製造業に偏るなど、様々な課題がある経団連。それでも、副会長になりたい経営者は尽きず、会費数千万円を支払う。名誉と将来の叙勲を期待している部分もある。また、民僚と呼ばれる220名もの経団連職員。会員企業からの出向は少なく、税金など長く同じ担当を勤め、与党や官僚との人脈を気づく。色々と経団連の内部が書かれ面白い。

 第二章は以降は、財閥、就職協定、春闘、業界団体など、一貫性のない内容の印象。
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地域への愛情が創意工夫を生む

2020-11-07 06:49:19 | 島根&広島
「地域への愛情が創意工夫を生む」 古瀬誠著 (株)きんざい

 山陰合同銀行の元頭取の筆者が書いた自伝(日経新聞の私の履歴書の詳細版のようなイメージ)。
 衆議院議員の竹下亘との交友(慶應大学の同級生でカンニング)とか、山陰合同銀行の同期入社で現雲南市長の速水との入行研修時のエピソード(ストリップ鑑賞)など、自らの若い時期の失敗談を楽しく綴っている。
 福島造船への大型融資、山陰中央新報社の再建、ふそう銀行との合併など、当事者としてかかわった銀行の案件の話は、臨場感にあふれている。
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お酒の経済学

2020-11-01 12:02:29 | 経済学
「お酒の経済学」 福留康著 中央新書

 日本酒、ビール、ウイスキー、焼酎について、それぞれ歴史や現状・課題を述べたうえで、日本のお酒の将来について筆者の考えを展開。
 酒好きの私は、すごく楽しく読めた。
  ・日本酒と焼酎は政府が新規免許を交付しない一方、ビール・ウイスキーは免許取得が簡単で、新規参入が多い。活性化には新規参入が必要。
  ・焼酎はプレミアム化に成功しえおらず、海外輸出が停滞。
 よくを言えば、チューハイ・サワーといったRTD(reday to drink)についても、もう少し触れてほしかった。
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