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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

北海道新幹線に乗ってきました その2 今別へ

2017年05月25日 | 旅行
北海道新幹線に乗ってきました その2 今別へ

 今回、いつもに増して「うざい」記事なので興味のない方は部分的に読み飛ばしていただきたい。
 この旅行のチケット類は、おおざっぱに言うと福岡から札幌(千歳)のパック旅行に、そこから青森往復のJR旅行を足したもの。JR部分は1日目の新千歳空港から函館までと、二日目の函館から北海道新幹線の奥津軽今別までであるが、購入はちょっとややこしかった。新幹線の接続駅である新函館北斗と函館の間が重複するので、別切符を買うと「ジパング倶楽部」の割引対象にならない(200km以上が対象)というのだ。しかもそうするとこの部分の在来線特急券も割り引けないという。ちょっと考えて「連続切符」の制度はどうかと尋ねると、旅行社の窓口嬢は1日待ってくれという。たぶん連続切符などという制度を知っている客は少ないからあまり例がなかったのではなかろうか。できた切符をあまりチェックしないで受領した。チケットは8枚あって、1 新千歳空港から函館までの連続乗車券1、 2 南千歳から函館までの指定席特急券、 3 函館から奥津軽いまべつ(北海道新幹線)までの連続乗車券2、 4 新函館北斗から奥津軽いまべつまでの新幹線指定席特急券、 5 津軽線今別から青森・新青森経由函館までの連続乗車券1、 6 新青森から新函館北斗までの新幹線指定席特急券、 7 函館から札幌までの連続乗車券2、 8 函館から札幌までの指定席特急券。

2-1 チケットの一部 本文の1と2にあたる。

 後から考えると、帰途の函館から新函館北斗間を「はこだてライナー」を使用すれば、8の特急券が新幹線乗継割引の対象となって1000円とちょっと安くなったのだが、気づかなかった。
 函館の2泊は、ネットで予約した。二泊目は札幌まで帰ったほうが大分安くなるが、体調を考えて連泊することにした。その方が二日目の荷物が軽くなる。ところでこの二泊のホテルにチェックインの時に当初2000円も高い金額を請求された。フロントの間違いということで、わざとしたとは考えたくないが、気づかなかったらどうなっていたのだろう。チェックインでクレームをつけたりしていじめにあうのは嫌なので指摘だけして正当な料金を払い、おとなしくしていたが。
 5月17日早朝に函館駅前の「朝市商店街」で海鮮どんぶりの朝食。昨晩も似たようなものだった。中国の観光客が多いが生鮮食品は苦手らしくて、焼き魚を食べている。「はこだてライナー」で新函館北斗に移動。

2-2 はこだてライナー 函館駅 2017.5.17

2-3 新函館北斗駅外観 2017.5.17

 この駅は新幹線が札幌までできれば、乗降客が減り、とくに写真の玄関は閑散としそうである。「はやぶさ16号」に乗車。

2-4 新函館北斗駅 2017.5.17

 木古内を過ぎると、レールが3本ある「3線軌条」区間に入る。

2-5 3線軌条 青函トンネル北海道側入り口 2017.5.17

 青函トンネルは、貨物列車が旅客列車よりも多い。だからトンネルを新幹線専用とはできない。一方でこの場所だけ標準ゲージの貨物車両を走らせるのは事実上不可能。だから3本のレールを並べて、内側を貨物列車(と「四季島」やトワイライトエキスプレスのような在来線から乗り入れる車両)が走り、外側レールを新幹線が走る。送電は新幹線の2万5000ボルトに合わせたから、貨物列車はそれに対応できる機関車が牽く。上の写真は列車の影がちょうどレールと重なってしまったので見づらいが、トンネル北海道側の下り線である。
 本州最初の駅である「奥津軽いまべつ」で下車。この駅は津軽線の津軽二股駅と接続していて、長い連絡通路で結ばれている。事実上同一駅だが、別名を名乗っているのは、いろいろと「大人の事情」がありそう。一つは会社が違うこと。奥津軽今別駅はJR北海道、津軽二股駅はJR東北に所属している。また同じ駅にしてしまうと、津軽線(の一部)が民営化されてしまう可能性があるとも考えられる。

2-6 新幹線奥津軽いまべつ駅と津軽線津軽二股駅の連絡通路 2017.5.17

 駅は乗降客が極端に少ない。
(つづく)

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2 コメント

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列車の旅 (かわなみ)
2017-05-26 09:31:32
北海道旅行、素敵ですね! 新幹線には乗られるだろうと思っていました。
「うざい」記事、受けて立ちます。
それにしても、いろんな事を良く調べて行かれるのですね。駅のホームにいると見たことのない列車が見れたりして、それもまた楽しみのひとつ。「四季島」は運行から約1ヶ月、来年の3月まで満席だとか・・・。
北海道旅行、まだまだ続きがあるようなので楽しみに拝見させて頂きます。北海道の大自然、美味しい食べ物は出てくるでしょうか?(≧ω≦)
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北海道 (OK)
2017-05-26 11:02:06
コメント御礼いたします。宿泊を函館にしたのは、駅前の朝市食堂街に期待してのことでした。期待通りのおいしさでした。家へのおみやげにはメロンを送りましたが、季節前にしてはおいしいものが届きました。
この記事は、4日間の記録なのに長く、12回の連載を予定していますから7f月始め頃までかかるかもしれません。「鮮度」が落ちますね。
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