虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

歴史的幻視からの離脱を目指して!(その4)-価値感の相克(2)-

2013-03-18 15:34:34 | 社会
今日は小日よりです。急激に雪が融けるでしょう。
春へ一歩、一歩近づいているようです。


このシリーズで「宗教の本質を知らずして」と言いながら、宗教の本質について語っていませんね。
概ね、私のブログで書いてきましたので省いたのですけど、羊頭狗肉になりそうなので、ダイジェスト的に書いておきます。

①あの世はあります!

この世しかないという人が多くなりましたが、残念ながらあの世はあります。
じゃ、証明しなさい!という人がいるでしょうが、現代の科学レベルで証明は無理ですね。
私は社会科学系の仕事をしていましたから、ある程度の類似証言があれば、一括(くく)りして、その存在を認めても間違いないと考えています。
理科系の科学では再現性について証明云々というでしょうが、どうしても証明したいならモンロー研究所のプログラムにでも参加して確かめるといいでしょう。
それは個人的体験として証明されるでしょうが、他の人が同じものを体験するとは限りません。
同じものでないから科学的に証明されたといえない!ともし貴方が考えるなら、ほとんどドグマに毒された非科学的思考をしており、科学者なら即引退をお勧めします。昔からニセ科学者は多いですから・・・。
あちらの世界はいわば精神(心)の世界ですから、貴方自身の思考があちらの世界でも反映します。ですから、他の人が同じ世界をみることは余りないといえるでしょう。
同じ宗教に属する人ならば、同じような宗教感の世界をみれるかもしれませんね。

②あの世は何層かに分かれている!

一般にあの世を”霊界”といいますけど、その”霊界”は何層かに分かれているようです。
キリスト教では天国には10の天国があると言ってたと思いますが、その下(?)に煉獄やら地獄があるらしいですね。
人によっては、たくさんの階層にわける人もいますし、3~5層くらいにわける人もいます。
私は、オブラートのような薄い層の中に宇宙が1個はいるほどの広さがあり、それが緻密に層化されて1ブロックとして存在し、そのブロックが何層かに分かれる感じで考えています。
大まかにみて、<この世と並行して存在する霊界>、<それより緻密な霊界>、そして<超緻密な霊界>というな構造ではないかと思います。
そしてその霊界の向こうに、どうも創造主(神)がいるらしいのです。
それらの世界をどう言うかは個々人で色々読み名がありますので、お好きなように。
地獄のような世界(一刀斎流に言えば天国ですがw)は<この世と並行して存在する霊界>に存在し、それ故に、この世に地獄のような事態が生じる=反映すると考えることができます。
ですから、この世の”地獄”をなくすと、並行世界の地獄もなくなることに留意してください。
私たちは、宗教の教えであの世で天使と悪魔が戦うと聞かされていますが、それは正反対で、この世の悪をなくすと並行世界でも悪がなくなると理解するのが正しいのだと思います。
そもそも、霊界は神の世界ですから、天使が勝つに決まってます。そんな馬鹿な戦いが起きると夢想するところに、現実を回避した宗教家たちの欺瞞があるのです。
宗教家は、この世をスッキリと”悪”のない世界にするよう頑張ってほしいですね。
でも、実際は悪に加担ばかりしてきたのが既存宗教家ですけど・・・。

③宗教とは”あの世”を前提とした教えなどを言います!

宗教とは何か?について私は考えてきましたが、要するに、”あの世”という世界を前提としていなければ”宗教”は成立しないと言えましょう。
仏教の経典にも、何やら俗っぽい神々が登場しますから、当然、あの世を前提として教えを説いているのです。
解脱して輪廻転生しないとは、つまり、”あの世に居残る”ということになりますよね
最近は”スピリチュアリティ”なるものは流行っているようですが、これは立派は宗教行為・活動です。
どうも”宗教”という言葉に抵抗があるようですが、いわば、現代版シャーマニズムがスピリチュアリティの本質だと思います。
自分たちは”宗教”ではないなどと言うのは詐欺行為に当たるので、そのような表現はやめたほうがいいと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3(スピリチュアリティ)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0(シャーマニズム)

④あの世は多情報世界である!

変な表題になりましたけど、あの世から発せられる情報は多々・奇怪な情報が多いので、一つの情報源をもってそれが唯一正しいとするのは危険です。
前述したとおり、あの世は多層・広大な世界なので、そこの住民も多分、地球の人口の比ではないでしょう。
そこから、この地球の特定の人々へ情報が提示されるわけですが、それが正しい情報であり続けるとは限りません。
最初は正しい情報を与え、信用すると後から情報提供者にとって都合の良い情報へ持っていくこともあり得ます。
特に、現界と並行に存在する霊界から発せられる情報は要注意でしょう。
余程、霊性の高い人でなければ、真実の情報は得られませんから、流行りのシャーマンに騙されないようにして下さいね。
そういう訳なので、一刀斎は、あれが良いとかこれが良いということはお勧めいたしません。

⑤信仰の有無に関わらず、私たちはあの世に逝く!

神を信じない者は地獄行きのようなことを宗教者は考えるようですが、神を信じようが、信じまいが私たちはあの世へ逝きます。
モンローの事例からみると、宗教に入信して神を信じなければいけないということは無いようです。
無信仰であっても、必然的にあの世へ逝くわけですから、神を信じる、信じないは関係ないでしょう。
むしろ、この世での生き方、考え方などが”あの世での上昇(=上位の世界に行く)”に影響を与えると考えたほうがよさそうです。
つまり、どの宗教が正しいとか言い争うのはくだらないことなのです。
せいぜい、あの世があることだけは知っておいたほうが、あの世で道に迷わないといえるのではないでしょうか?

宗教についてのダイジェストはこのくらいにしておきましょう。


さてさて、本題にはいりますが、今日は”個人主義”と”利己主義”について考えてみたいと思います。
個人主義というのは近代西洋思想だと皆さんは考えるでしょうが、実は仏教の根本思想は”個人主義”にあります。
”そんな話は聞いたことがない!”と皆さんは言うでしょうが、古い仏典を読んでみると、明らかに”個”の解脱を説いてます。
みんなで渡れば怖くない!という大乗的発想は、正しいようで、実は正しくないのです。
烏合(うごう)の衆がいくら集まっても、集団的解脱は起こりえません。
むしろ、そこから宗教の腐敗が進むのです。
一般的な大衆化、共同化はものごとの質を低下させます。
「悪貨は良貨を駆逐する」のです。

まず、”個人主義”そのものが悪いわけではありません。
個人主義に利己主義が結びつくと、他人を蹴落としても自分だけがよければよいという風潮を生みます。
利己主義というのは、多分、母系制社会から父系制社会へと移行する過程で生じた最も古い欲望ではないかと思います。
近代の個人主義は、多分に共同体的社会の解体過程から、経済の必然性-資本主義は基本的に個人主義的な社会を形成する-や旧支配(王政や貴族、既存宗教)からの解放・離脱という歴史的な意味を含んでいます。

私はこの個人主義を徹底し、個人の精神的確立を図らなければ、新な共同体をつくることに失敗するのではないかと思っています。

人類の社会的発展の過程は、遅遅として進まず、漸(ようや)く、奴隷制社会から個としての人間を認めようをいう段階にきたばかりです。
それでも、NWOのように、全人類を再び奴隷にしょうとする愚かな人間達がこの世に跋扈(ばっこ)しているのです。
私たちは欲望に基づいた利己主義と個人主義の違いをハッキリと認め、利己主義を排除しつつ、個人の精神向上を図るような教育が必要なのだといえましょう。
新な共同体形成過程には、こうした基本がなければ堕落・腐敗した共同体となりNWOに簡単に絡め取られるでしょう。
民主主義という制度が何故簡単に崩壊するか? という答えは実に”個人精神の確立”が不十分なためだと思うのです。
現在の歴史は、疑似的な民主主義が崩壊過程に入っており、この日本においてもほとんど<官・政・財・学>といった支配のトライアングルによって疑似的な形態ですら民主主義は失われてきています。
そこに現れているのは、露骨な欺瞞による国民支配の構図です。
選挙ですら露骨な不正が行われており、裁判は証拠が無くても裁判官の心証で有罪になる世界です。法の正義すらないのがこの日本という国の現実なのです。
全ての制度を廃棄し直さなければならないドンズマリの中で、新たな社会制度の確立を、どのような基盤により立ち上げるかが、もう既に目前の課題になっているのでしょう。
私たち自身が、個々人としてよくよく考え、そして発言し、行動しなければ新たな社会は創り出すことができません。

長くなりましたので、次回へまた続けます


一刀斎は、国際資本の奴隷にされるTPP参加に断固反対します!




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2 コメント

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平和のカギの文でした。 (花水木)
2013-03-19 00:09:25
>個人主義に利己主義が結び付くと、他人を蹴落としても自分がよければ良いと風潮を生みます。

激しく同意!!!!!

私も昼間洗濯干してて、霊を見たものですから、否定できないのです。不思議いっぱいです。

一度も夢に出てこなかった祖父が清々した顔で出てきたりとっても嬉しかったです。祖父は誰よりも私を愛してくれてたんだって最近わかりましたから

宮沢賢治なんですが、「アメニモマケズ」は宣教師さんがモデルだったんですか!!マッタク知りませんでした(汗)
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transmigration (noga)
2013-03-20 18:33:12
文章があれば意味もある。文章に矛盾がなければ筋も通る。
特殊アジア三国 (日本・中国・韓国) の言語には時制がない。未来時制・過去時制の文章ができない。
現世は語ることができても、前世・来世は語れない。前世・来世に関する内容の矛盾も指摘できない。
インド哲学など、印欧語族の時制のある言語の内容を特亜三国の言葉に翻訳することは難しい。
‘怪力乱神を語らず’ ということである。



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