虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

核実験のフォールアウトはガンを増加させなかったのか?-その2

2011-11-11 12:01:58 | 社会
日々気温が下がり、いつが降ってもおかしくない今日この頃です。昨日、今日はですが、外は寒いです。
地回りの巨大猫キレ君も、何故か家の中でヌクヌクすることが多くなりました。冬はもうそこまで来ているようです。

前回は核実験によるフォールアウトが人体に影響しなかったという意見のブログを批判的に検討しながら、実際どうだったかを考えてみました。

今回は、まず、週刊ポストの記事を批判したブログを紹介します。
maachangの日記です。

http://d.hatena.ne.jp/maachang/20110711/1310351225(「気になることをずらずらと」maachangの日記)

最初、このブログをみた時、週刊ポスト記事の拡散か!と思った-実はそういうブログがたくさんある-のですが、読んでみると記事を紹介して批判しているというものでした。
残念なのは、週刊ポストの記事に対する具体的な反論になっていないということでしょう。
週刊ポストの記事では、フォールアウトによるガンの増加はなかったとして、40歳代前半のガン罹患率推移を示しています。
また、奇形児の出生率が原爆地(広島・長崎)とその他の地方(東京)で変化がないというデータをだしています。
これについての批判的検討はとりあえず置いときます。

もう一つ、週刊ポストの記事を検討しているブログをみつけました。
これです。

http://m1se.blog.fc2.com/blog-entry-22.html(「週刊ポストの線量評価について」カクリ論)

科学的態度を堅持するという点は評価できますが、何せ、信用してる相手が悪いw。
原子力・放射線の悪名高き御用学者を信用してるようで、どうしても原子力・放射線に対する評価も甘くなるようです。
但し、下のHPで”カクリ論”氏を知ったのですが、寄稿の内容はともかく、間違いがあれば訂正していくという態度をみると人間的にはまともだと思います。

http://smc-japan.org/?p=1428(「【寄稿】核実験フォールアウトとの比較:一瀬昌嗣・神戸高専准教授」サイエンス・メディア・センター)

さてはて、ところでガンを発症する原因は、何でしょう?
今の医学界のいわゆる”定説”はこうです。

http://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause/factor.html(「人のがんにかかわる要因」がん情報サービス)

”定説”を具体的に示すと以下の通りです。

表1 米国人のがんの原因-確立したがんの要因のがん死亡への推定寄与割合(%)-要因・寄与割合

喫煙 (Tobacco)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30%

成人期の食事・肥満 (Adult diet/obesity)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30%

座業の生活様式 (Sedentary lifestyle)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5%

職業要因 (Occupational factors)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5%

がんの家族歴 (Family history of cancer)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5%

ウイルス・他の生物因子 (Viruses/other biologic agents)・・・・・・・・・・・・ 5%

周産期要因・成長 (Perinatal factors/growth)・・・・・・・・・・・・・・・・・・5%

生殖要因 (Reproductive factors)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5%

飲酒 (Alcohol)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5%

社会経済的状況 (Socioeconomic status)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3%

環境汚染 (Environmental pollution)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2%

電離放射線・紫外線 (Ionizing/ultraviolet radiation)・・・・・・・・・・・・・・2%

医薬品・医療行為 (Prescription drug/medical procedures)・・・・・・・・・・・・1%

塩蔵品・他の食品添加物・汚染物 (Salt/other food additives/contaminants)・・・・1%

あれ、これっておかしくないですか?
この内容は、例えば、サッカーの選手とサポーターをごっちゃにしてるのと似てます。
”得点を入れられたのはサポーターの皆様の応援のお蔭です!”と選手はいいますが、実際に点をあげるのは選手ですね。
どの要因がサポーターにあたるか、皆さん、自分で考えて下さいね

第1位のタバコが30%というのも相当”嘘”くさいですね。
確か、イギリスの調査だったと思いますが、古い年代とその調査年の喫煙率が同じなのに、肺がんが増加しているのはタバコのせいではなく大気汚染が原因だと結論づけていました。
無論、タバコも肺がんになる要因の一つでしょうが、このデータはタバコ犯人説を強調することによって、ほかの要因を隠す材料にしているのです。
例えば、自動車産業とタバコ産業ではどちらが巨大でしょうか?
何故、自動車の排気ガスが肺がんに寄与してないとされるのでしょうか?
何故、「食事や肥満」でがんになるのでしょうか?
「食事や肥満」はがんを引き起こす肉体的環境を作り出す要素でしょうが、がんそのものを引き起こす原因ではありませんね。
つまり、がん要因の補完的な要素であって、原因ではありませんから、それが30%を占めるというのは誤魔化しでしかありません。

お分かりでしょか? この”定説”は本当の原因を隠そうとして作られたものです。

こんなことを言うと、何か陰謀説のように言われかねませんが、案外、世の中とはそういうものなんです。
科学の名による欺瞞が渦巻いているのです。
そいういものを一つ一つ突き崩さないと”真実”が見えてこないというのが、現代の”科学的”情報の中身なのです。

そこで、がんについての基礎的知識をウィキペディアでみておきましょう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E6%80%A7%E8%85%AB%E7%98%8D(悪性腫瘍)

「発生機序について、どの説明でもほぼ共通して言及されている内容というのは、何らかの遺伝子の変化と細胞の増殖の関係である。」とウィキペディアでは述べています。
つまり、がんを引き起こす原因として、細胞・遺伝子レベルで影響を与える物質やウイルスを想定するのが正しいのではないでしょうか?
無論、遺伝的要素もあるでしょう。
例えば、肥満が要因の一つに挙げられていますが、肥満になる食物に”添加されているもの”を研究すべきです。
薬漬けのブタや鶏、牛といった肉がどのような影響を肉体に与えているか・・・その辺に真の原因があるのではないでしょうか?
何となく、タバコや食生活・肥満(これで60%を占める!)に原因があるような”定説”は”個々人の生活態度が悪いからなるんだ!”と個人の問題にすり替えていることは確かです。
こうしたすり替えをする”定説”は明らかな虚構です。
信用しないのが一番ですが、タバコを吸うのをお勧めしているわけではありませんよw
タバコを製造する過程で、タップリと発がん物質が入れられるそうです

フォールアウトをガンの関係を調べていくと、だんだんと深みにハマっていくようです。
長くなるので、続きは次回にしましょう。

では、またお会いしましょう


一刀斎は、全ての原発の即時停止と全廃を支持します!
TPP参加を阻止し、TPP参加を支持する売国奴・国会議員を次回選挙で落選させよう!


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