デジカメ競馬日記(重賞プレイバック)

私が撮影した競馬のレース写真を紹介しながら、過去のレースを振り返ります。たまに予想も。

ペガサスジャンプステークス速報(テンジンムサシ)

2008年03月29日 19時10分22秒 | 中山競馬場

平地オープンのテンジンムサシが障害2勝目。
今年も来日中のカラジ(豪・13歳)が27日に屈腱炎発症→引退はとても残念。
ぜひ日本(中山グランドジャンプ当日)で引退式を!

2008年3月29日 中山競馬場 第8R
ペガサスジャンプステークス(障害オープン・国際)芝3350m 良 12頭
1着4テンジンムサシ 牡7(60浜野谷)3:45.7 3人気
2着3コスモラバンジン 牡5(60宗像)1/2馬身 1人気
3着2トウカイマジック セン6(60蓑島)2馬身 6人気
4着6オートゼウス 牡9(60山本)1馬身1/2 7人気
5着5バローネフォンテン 牡8(60柴田未)3馬身 8人気
単勝410 馬連570 3連複1,540


皐月賞メモリアル(テイエムオペラオー)

2007年04月14日 23時03分16秒 | 中山競馬場

G1×7勝のテイエムオペラオーの初G1はこの皐月賞。
クラシック追加登録料200万円を払っての出走でした。

1999年 4月18日 中山競馬場 11R
第59回 皐月賞(G1)芝2000m 良 17頭
1着12テイエムオペラオー 牡4(57和田)2:00.7 5人気 35.2
2着11オースミブライト 牡4(57蛯名)クビ 6人気 35.4
3着8ナリタトップロード 牡4(57渡辺)ハナ 2人気 35.2
4着16マイネルタンゴ 牡4(57柴田善)1馬身 14人気 36.1
5着5マイネルシアター 牡4(57江田照)2馬身 11人気 36.3
単勝1,110 馬連6,730

アドマイヤベガ、ナリタトップロードと弥生賞上位組が1、2人気。3人気は若葉ステークス(当時中山2000m)を勝ったマイネルプラチナム、関西の秘密兵器ニシノセイリュウ(若駒S勝ち)が4人気。

毎日杯勝ちのテイエムオペラオーと京成杯勝ちのオースミブライトは人気的にはその次でした。午後から雨が降るあいにくの天気。1人気のアドマイヤベガは前走から体重マイナス12キロで波乱の予感。

アドマイヤラック、トウカイダンディが引っぱるよどみない流れにオースミブライトが直線早めに進出、その後ナリタトップロード、さらに大外からテイエムオペラオーゴール寸前急追。カメラもゴール寸前の大逆転劇にピントが追いつきませんでした。

毎日杯を4馬身差で圧勝したテイエムオペラオーが皐月賞挑戦のためクラシック追加登録料200万円を支払って出走。「参加することに意義」というのはオリンピックの話。それなりの勝算あっての陣営のヤル気に、見事馬が応えた形となりました。

テイエムオペラオー 牡 1996年 3月13日生 栗毛 岩元市三厩舎
父:オペラハウス
母:ワンスウエド(母父:ブラッシンググルーム)
26戦14勝
主な勝ち鞍:
1999年=
 毎日杯(G3)
 皐月賞(G1)
2000年=
 京都記念(G2)
 阪神大賞典(G2)
 天皇賞・春(G1)
 宝塚記念(G1)
 京都大賞典(G2)
 天皇賞・秋(G1)
 ジャパンカップ(G1)
 有馬記念(G1)
2001年=
 天皇賞・春(G1)
 京都大賞典(G2)


当ブログ内関連リンク
皐月賞メモリアル(2001年=ノーリーズン)2005年04月16日掲載
皐月賞メモリアル(1998年=セイウンスカイ)2006年04月13日掲載
皐月賞メモリアル(1997年=サニーブライアン)2005年04月16日掲載


ダービー卿チャレンジトロフィーメモリアル(フサイチエアデール)

2007年03月30日 00時37分26秒 | 中山競馬場

牝馬フサイチエアデールが牡馬のオープン大将2頭を差し切り勝ち。
今週のドバイにエアデールの仔、フサイチリシャールが出走します。

2000年 4月 2日 中山競馬場 11R
第32回 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)芝1600m 良 15頭
1着13フサイチエアデール 牝5(56武豊)1:33.0 3人気 34.4
2着11シンコウエドワード 牡6(57田中勝)クビ 8人気 34.2
3着7タイキブライドル 牡6(57岡部)クビ 1人気 34.6
4着10アンブラスモア 牡7(58須貝)2馬身1/2 4人気 35.3
5着3シンコウスプレンダ 牡7(57横山典)1/2馬身 2人気 34.4
単勝550 馬連4,700

1人気は前哨戦のオーシャンS(当時はオープン特別)を休み明けで勝ったタイキブライドル。2人気は前走ダートの銀嶺Sを叩いたシンコウスプレンダ、3人気が前年クラシック上位を賑わせたフサイチエアデールでした。

砂煙が舞う直線、外のほうが伸び脚がよく、最後は叩き合いになりましたが、牝馬フサイチエアデールがシンコウエドワード、タイキブライドルというオープン大将2頭を貫禄で差し切り勝ち。

マーメイドS勝ちの後はエリザベス女王杯でG1制覇に挑みますが、引退するファレノプシスに差され惜しくも2着で2年連続。次走の阪神牝馬特別(5着)で引退しましたが、エリザベス女王杯2年連続2着のほかに、牡馬相手の重賞2勝は立派です。

今週のドバイゴドルフィンマイルに出走するフサイチリシャールはフサイチエアデールの仔。お母さんも桜花賞2着などこの時期に強い競馬をした馬。リシャールにも頑張ってほしいものです。

フサイチエアデール 牝 1996年 3月26日生 黒鹿毛 松田国英厩舎
父:サンデーサイレンス
母:ラスティックベル(母父:ミスタープロスペクター)
21戦5勝
主な勝ち鞍:報知杯4歳牝馬特別(G2=1999年)、シンザン記念(G3=1999年)、ダービー卿チャレンジトロフィー(G3=2000年)、マーメイドS(G3=2000年)

当ブログ内関連リンク
ダービー卿チャレンジトロフィーメモリアル(ブラックホーク)2006年03月30日掲載
大阪杯メモリアル(マーベラスサンデー)2005年03月29日掲載
大阪杯メモリアル(番外編=ストで開催中止)2005年03月30日掲載
大阪杯メモリアル(サイレントハンター)2005年03月30日掲載
大阪杯メモリアル(トーホウドリーム)2006年03月30日掲載
大阪杯速報(サンライズペガサス)2005年04月04日掲載


日経賞メモリアル(テンジンショウグン)

2007年03月25日 01時11分44秒 | 中山競馬場

単勝355倍の最低人気、テンジンショウグンが記憶に新しい大波乱。
競馬にはたまに「誰にも説明できない大番狂わせ」があるのが面白い?

1998年 3月29日 中山競馬場 11R
第46回 日経賞(G2)芝2500m 良 12頭
1着1テンジンショウグン 牡9(57江田照)2:34.4 12人気 34.8
2着8シグナスヒーロー 牡7(57加藤和)1馬身1/4 7人気 34.7
3着6ローゼンカバリー 牡6(58横山典)クビ 1人気 35.3
4着10ステイゴールド 牡5(56熊沢)1馬身1/2 5人気 35.3
5着5マウンテンストーン 牡6(57田中勝)ハナ 6人気 35.6
単勝35,570 馬連213,370

単勝ダントツ最低人気の355倍。障害帰りの9歳馬、テンジンショウグン。前走は「阪神障害ステークス・春で9着」では新聞も上から下まで無印も当然の話。予想するうえでも、まず最初に切る1頭が当然の見解でしょう。

しかし、そんな軽視をあざ笑うかのように、脂の乗り切った6歳、7歳馬を差し切るんですから見ていて驚きました。デビューは1992年の9歳馬、47戦目での重賞初勝利。複勝も4,700円。馬連も21万で、3連単馬券がない当時としては大波乱で記憶に新しい。3連単があったらいくらついていたのか?

1人気のローゼンカバリーが伸びきれず情けない競馬。4着のステイゴールドもここの敗戦で人気を落とし、次の天皇賞・春では10人気で2着しました。

テンジンショウグン 牡 1990年 4月14日生 黒鹿毛 矢野照正厩舎
父:ノーアテンション
母:シュアンス(母父:ダンディルート)
51戦8勝
主な勝ち鞍:日経賞(G2=1998年)、障害400万、障害未勝利戦

当ブログ内関連リンク
日経賞メモリアル(セイウンスカイ)2005年03月25日掲載
日経賞メモリアル(メイショウドトウ)2005年03月25日掲載


スプリングステークスメモリアル(ワンダーファング)

2007年03月17日 22時37分51秒 | 中山競馬場

大外ワンダーファングが強引に先手を取って逃げ切り。
フジテレビ賞で枠連「8-8」の決着は出来すぎでした。

1999年 3月21日 中山競馬場 11R
第48回 スプリングステークス(G2)芝1800m 不良 16頭
1着16ワンダーファング 牡4(56幸)1:51.2 11人気
2着15タイクラッシャー 牡4(56和田)2馬身1/2 3人気
3着11シルクガーディアン 牡4(56横山典)3馬身1/2 5人気
4着6モンテカルロ 牡4(56岡部)アタマ 1人気
5着フライングキッド 牡4(56二本柳)1/2馬身 15人気
単勝2,220 馬連6,420

1人気はダートの500万を圧勝した松山厩舎のモンテカルロでしたが、シルクガーディアンにアタマ差で4着、皐月賞出走権を逃がしました。

2人気は京成杯勝ちのオースミブライト、3人気はアーリントンカップ繰り上がり3着のタイクラッシャー、勝ったワンダーファングは11人気。アーリントンカップ9着でそれほど目立った存在ではありませんでした。

1コーナーまで先行争いが激しく、大外16番枠のワンダーファングが先手を取ったため、内で数頭がゴチャつき、シルクガーディアンが立ち上がるような大きな不利。ワンダーファングは結局不良馬場も味方につけ逃げ切り、シルクガーディアンは追い込みましたが3着まで、1コーナーまでが明暗を分けました。

レース終了後も長い審議が続き、「スーパー競馬」の放送時間内に確定せず、という珍しい事態に。せっかくの社杯「フジテレビ賞」もヒーローの幸騎手のインタビューがお伝えできず、ということにもなりました。幸騎手も先手を取るために強引に斜行した加害馬なので、あまり手放しで喜べなかったのかもしれません。

レース中に故障で命を落とした全姉ワンダーパヒュームも雨で重馬場だった桜花賞を制したように、雨に強いところを見せてくれました。

ちなみに配当の馬連15-16は6,420円に対して枠連の8-8は6,290円。「フジテレビ賞=8チャンネル」ということで枠の8-8がいかに売れていたかがわかります。

皐月賞では1番枠を引き当てたワンダーファングは先行脚質が面白いと穴馬として注目していましたが、発走直前で故障が判明し競走除外となってしまい残念です。

この年のように雨で馬場が渋ったときは小波乱ですが、晴れて良馬場になれば力勝負になり、近年でもナリタブラインをはじめ、タニノギムレット、ネオユニヴァース、昨年のメイショウサムソンとここを勝ってダービー馬になるステップの王道として注目されるようになりました。

ワンダーファング 牡 1996年 3月11日生 領家政蔵厩舎
父:フォティテン
母:ラブリースター(母父:トウショウボーイ)
17戦4勝
主な勝ち鞍:スプリングS(G2=1999年)、こぶし賞(500万)、障害未勝利戦

当ブログ内関連リンク
スプリングステークス速報(メイショウサムソン)2006年03月19日掲載
スプリングステークス速報(ダンスインザモア)2005年03月20日掲載
スプリングステークスメモリアル(タニノギムレット)2006年03月18日掲載
スプリングステークスメモリアル(バブルガムフェロー)2005年03月18日掲載
阪神大賞典メモリアル(メジロブライト)2005年03月18日掲載
フラワーカップメモリアル(ダンスインザムード)2005年03月15日掲載


中山牝馬ステークスメモリアル(メジロランバダ)

2007年03月11日 13時33分53秒 | 中山競馬場

日曜日の雪で中止、順延になった翌月曜日の代替開催。
力の要る馬場をメジロランバダが差し切り勝ち。

1998年 3月 2日 中山競馬場 第11R
第16回 中山牝馬ステークス(G3)芝1800m 重 12頭
1着6メジロランバダ 牝6(56横山典)1:49.8 3人気 35.6
2着11ランフォザドリーム 牝5(52河内)1馬身1/4 2人気 36.4
3着8クロカミ 牝6(56.5岡部)ハナ 1人気 36.4
4着7オレンジピール 牝5(55田中勝)1馬身3/4 7人気 36.4
5着4ヒシナイル 牝5(51小野)3/4馬身 10人気 36.0
単勝770 馬連1,200

馬場の角にはまだ雪が残っていた月曜日の代替開催。なぜか?ちょうど?会社もお休みだったので、急でしたが競馬場参戦を決めました。

条件戦を3連勝でオープン昇格。重賞初挑戦の97年日経新春杯で鮮烈な勝ち方をした6戦5勝の上がり馬メジロランバダ。阪神大賞典~天皇賞・春と牡馬の長距離路線にコマを進めますが、阪神大賞典では4着、天皇賞では9着、牡馬一線級相手に苦戦しました。

秋のエリザベス女王杯8着以降、オープン特別(ディセンバーS)、ダート交流重賞(TCK女王杯)と路線を転々とするも3着で勝ちきれず、結局1年間勝ち星なし。人気を裏切り続けて「もう終わったか?」と思われた中山牝馬ステークス。

クロカミの次位ハンデ56キロで評価が微妙でしたが、雪の降った重馬場での力勝負になり、先行したクロカミ、ランフォザドリームを見事な差し切り。「ランバダ(踊り)を忘れるな~!」とばかりの差し切りには、6歳で早めに見限ってしまった悔しさも残りました。

メジロランバダ 牝 1993年 4月 8日生 鹿毛 池江泰郎厩舎
父:テリオス
母:メジロマリーン(母父:モガミ)
22戦6勝(地方4戦0勝含む)
主な勝ち鞍:日経新春杯(G2=97年)、中山牝馬S(G3=98年)

当ブログ内関連リンク
中山牝馬Sメモリアル(ショウリノメガミ)2005年03月10日掲載


弥生賞メモリアル(ダンスインザダーク)

2007年02月28日 23時37分13秒 | 中山競馬場

クラシックの王道だけあって武豊騎手との相性抜群の弥生賞。
今年はアドマイヤオーラで3連覇がかかります。

1996年 3月 3日 中山競馬場 11R
第33回 弥生賞(G2)芝2000m 良 13頭
1着5ダンスインザダーク 牡4(55武豊)2:02.7 2人気 35.1
2着13ツクバシンフォニー 牡4(55横山典)1馬身 3人気 35.7
3着11イシノサンデー 牡4(55四位)ハナ 1人気 1人気 35.5
4着6ダイイチキャプテン 牡4(55蛯名正)1馬身3/4 5人気 35.7
5着7キャッシュラボーラ 牡4(55岡部)1馬身3/4 6人気 35.8
単勝210 馬連1,090

口を割りながら圧勝した前年の弥生賞馬、フジキセキが脱落してもジェニュイン、タヤスツヨシが皐月賞、ダービーでワンツーを飾った、いわゆる「サンデー旋風」。産駒2年目のこの年も勢いは止まらず。

ダート変更になった東京のジュニアカップを圧勝したイシノサンデーが1人気、きさらぎ賞でロイヤルタッチの2着になったダンスパートナーの弟、ダンスインザダークが2人気でした。

他には葉牡丹賞を勝っているタイキフォーチュン、暮れのホープフル2着からセントポーリア賞勝ちのツクバシンフォニーと、後の第1回G1、NHKマイルカップの1、2着馬も出走していました。ツクバシンフォニーはこの頃から強い相手に2着していたんですね。

馬券的にはイシノサンデー、ダンスインザダークの一騎打ちの様相でしたが、先に抜けたイシノサンデー、ツクバシンフォニーを外から長くいい脚を使ったダンスインザダークが差し切り。

これがまだ2勝目ながら、一躍、皐月賞の最有力候補に浮上しましたが、直前の熱発で回避。その皐月賞では弥生賞3着のイシノサンデーが巻き返して優勝。サニーブライアン、セイウンスカイ、エアシャカールなどもそうでしたが、弥生賞で人気で敗れたとしても、皐月賞までは目が離せませんね。

ダンスインザダークは直前の熱発で回避した皐月賞、フサイチコンコルドの強襲に遇ったダービーの無念を晴らすべく、菊花賞は絶望的な位置取りからの追い込みには、現地で見ていてもしびれました!

この96年以降、扁桃腺でダウンした04年のコスモバルク以外は毎年競馬場に足を運んでいる弥生賞。今年もメインギリギリの到着になりそうですが、現地で観戦予定です。

ダンスインザダーク 牡 1993年 6月 5日生 鹿毛 橋口弘次郎厩舎
父:サンデーサイレンス
母:ダンシングキイ(母父:ニジンスキー)
8戦5勝
主な勝ち鞍:菊花賞(G1=1996年)、京都新聞杯(G2=1996年)、弥生賞(G2=1996年)、プリンシパルS(OP)

当ブログ内関連リンク(弥生賞&ダンスインザダーク)

写真速報(弥生賞=アドマイヤムーン=2006年)2006年03月07日掲載
弥生賞速報(ディープインパクト=2005年)2005年03月06日
弥生賞メモリアル(アグネスタキオン=2001年)2005年03月02日掲載
弥生賞メモリアル(スペシャルウィーク=1998年)2006年02月28日
弥生賞メモリアル(ナリタトップロード=1999年)追悼号外 2005年11月09日掲載
菊花賞メモリアル(ダンスインザダーク=1997年)2005年10月21日掲載


中山記念メモリアル(キングヘイロー=1999年)

2007年02月25日 11時22分26秒 | 中山競馬場

クラシックでは伸び悩んでいたキングヘイローが重賞2連勝。
高松宮記念といい、柴田善騎手といちばん手が合うのかも?

1999年 3月14日 中山競馬場 11R
第73回 中山記念(G2)芝1800m 良 12頭
1着5キングヘイロー 牡5(57柴田善)1:47.5 1人気 36.2
2着7ダイワテキサス 牡7(57蛯名)1馬身3/4 4人気 36.0
3着1サンプレイス 牡5(56中舘)アタマ 5人気 36.3
4着10サイレントハンター 牡7(58吉田豊)1馬身3/4 2人気 38.7
5着5ブラボーグリーン 牡6(57横山典)1/2馬身 3人気 36.7
単勝180 馬連650

中山ではしばし見られたサイレントハンターの大逃げでしたが、さすがに前半1000mを57秒4では飛ばしすぎ。坂下で失速すると、3番手にいたキングヘイローが力強く抜け出し、東京新聞杯に続き重賞2連勝。

母の血統の良さから評判が高かったキングヘイロー。クラシックでは期待されながら未勝利に終わりましたが、古馬になって一皮むけた印象でした。

少し間が空いた安田記念では2人気ながらも11着大敗しましたが、秋になってからレースぶりがよくなって、マイルCS2着、スプリンターズS3着と末脚に磨きがかかってきました。

意外とも思えたダートのフェブラリーS参戦でしたが、血統の良さが買われて1人気になりますが13着。適性を模索している中で芝の短距離、高松宮記念にコマを進め、前走大敗の影響もなく、素晴らしい追い込みをみせて待望のG1勝利でした。

一時期、福永騎手に手綱が戻った時もありましたが、古馬で挙げた3勝はいずれも柴田善騎手の手綱。神戸新聞杯を岡部騎手に頼むあたり、気性が激しく、乗り難しいとされてきましたが、一番手があったのは柴田善騎手なのかも?

キングヘイロー 牡 1995年 4月28日生 鹿毛 坂口正大厩舎
父:ダンシングブレーヴ
母:グッバイヘイロー(母父:ヘイロー)
27戦6勝
主な勝ち鞍:高松宮記念(2000年=G1)、中山記念(1999年=G2)、東京新聞杯(1999年=G3)、東京スポーツ杯3歳S(1997年=G3)

当ブログ内関連リンク

中山記念メモリアル(1996年=サクラローレル=1、2)2006年02月23日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/bcbc25955689f1eb9c0e65e5f4e38e31
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/3ae8a227fb9271cf5a02a7852d116c35

中山記念メモリアル(1998年=サイレンススズカ)2005年02月24日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/d4f2ad863492ebbad8f8adbb583d9686

阪急杯メモリアル(1997年=シンコウフォレスト)2005年02月24日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/4363ff11c6415e0e6e035370b8e75a18


アメリカジョッキークラブカップメモリアル(スペシャルウィーク)

2007年01月17日 21時18分06秒 | 中山競馬場

2か月ぶりで「死角アリ」とされたダービー馬、スペシャルウィーク。
フタを空けてみれば圧勝!さすがにこのメンバーでは格が違ったか?

1999年 1月24日 中山競馬場 11R
第40回 アメリカジョッキークラブカップ(G2)芝2200m 良 11頭
1着4スペシャルウィーク 牡5(58ペリエ)2:16.8 1人気
2着10サイレントハンター 牡8(58柴田善)3馬身 3人気
3着1メジロスティード 牡7(57後藤)3/4馬身 7人気
4着7メジロランバート 牡5(56吉田豊)3/4馬身 2人気
5着3コスモブレイザー 牡5(56田中勝)クビ 6人気
単勝200 馬連380

岡部騎手を背に挑んだジャパンカップ3着以来2か月ぶり、ダービー馬スペシャルウィークが初陣、とあれば断然人気かと思いきや、今年初戦で調教も併せ馬で遅れたり(たしか)、「状態もイマイチ」という報道もあり、単勝は2.0倍の1人気と推されながら、一方では「死角アリ」という下馬評でした。

雨が降る寒い1月の日曜日、2か月ぶりで体重もマイナス4キロ。写真のとおり馬体も寂しく見え、実際馬を見た穴党は、切ってしまった方もいるのではないでしょうか?しかし、フタを空けてみれば、先行したサイレントハンターをキッチリ差し切り、3馬身の圧勝!

「格が違う」とはこのことで、軽視していたのが申し訳なくなるくらいの実力を示してくれました。この後は阪神大賞典、天皇賞と3連勝。秋も天皇賞、ジャパンカップを連勝、状態うんぬんで、この相手に負ける器ではありませんでした。

スペシャルウィーク 牡 1995年 5月 2日生 黒鹿毛 白井寿昭厩舎
父:サンデーサイレンス
母:キャンペーンガール(母父:マルゼンスキー)
17戦10勝
主な勝ち鞍:
1998年 きさらぎ賞(G3)、弥生賞(G2)、日本ダービー(G1)、京都新聞杯(G2)
1999年 アメリカJCC(G2)、阪神大賞典(G2)、天皇賞・春(G1)、天皇賞・秋(G1)、ジャパンカップ(G1)

当ブログ内関連リンク

アメリカジョッキークラブカップメモリアル(カネツクロス)2006年01月21日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/a7f793480b0ebac3ccc19addd5b3c052

天皇賞・秋メモリアル(スペシャルウィーク)2005年10月29日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/5aa8c9483d18f4bc8a98263895af0d97

弥生賞メモリアル(スペシャルウィーク)2006年02月28日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/2e0665ab5053bd54fc1fe3ebea69cf5b


京成杯メモリアル(マイネルビンテージ)

2007年01月14日 08時56分00秒 | 中山競馬場

マイネルビンテージがスローに落として逃げ切り。
しかし2着イーグルカフェ、3着フェリシタルの末脚が目立っていました。

2000年 1月16日 中山競馬場 11R
第40回 京成杯(G3)芝2000m 良 13頭
1着11マイネルビンテージ 牡4(55柴田善)2:04.0 2人気
2着2イーグルカフェ 牡4(55岡部)アタマ 9人気
3着3フェリシタル 牡4(55高橋亮)ハナ 3人気
4着8マイネルコンドル 牡4(55伊藤直)1馬身1/2 5人気
5着6ミスターメガロ 牡4(55ロバーツ)1馬身1/4 12人気
単勝440 馬連5,410

1600mだった京成杯が2000mに距離が変わって2回目。それまで2000mだったジュニアカップが1600mに短縮され、条件が入れ替わった感じ。4月のクラシック、皐月賞と同じ条件。2000mのジュニアカップを勝ったサニーブライアン(97年)が皐月賞を11人気で勝ったり、前回(99年)はここを勝ったオースミブライトが皐月賞2着と好走、この距離の経験が直結する例もあり、ステップとして注目していました。

折り返しの新馬戦(芝1600m)、葉牡丹賞(芝2000m)を連勝中のノーザンテースト産駒シティスケイプが1人気。京都3歳S(ヤマニンリスペクト)、エリカ賞(ヒダカブライアン)で連続2着のマイネルビンテージが2人気、良血で注目されながら未勝利脱出に7戦を要したフェリシタルが3人気。他では中山(芙蓉S)でオープン勝ちのあるトッププロテクター、札幌3歳Sの勝ち馬マイネルコンドルが人気を集めていました。

押し出されるように逃げたマイネルビンテージが向正面で13秒台を刻むスローの逃げ切り。3角で脚を使わせた2番手グループは伸びきれず、後方から脚を伸ばしたイーグルカフェ、フェリシタルが3頭並んでゴールイン。

写真ではフェリシタルの奥にいる黒い帽子、2着イーグルカフェは前走初の芝で未勝利勝ちでしたが、父ガルチという血統から2000mの距離も微妙、ダート向きと嫌われたか9人気でしたが内をきれいに回ってゴール前はいい脚を使っていました。古馬になってからはダートのイメージですが、この後は共同通信杯、NHKマイルC1着を勝つなど、このレースの出走馬の中では出世頭。当時の表記で4歳時は芝で活躍していました。

トニービン産駒フェリシタルは、母ツィンクルブライドの仔で注目されましたが、レース中終始アタマが高い走法で集中力を欠く走り、最後は大外から伸びてきただけに気性の悪さが課題で、この後も500万で4戦連続1人気になりながら2着と期待を裏切り、伸び悩んでいました。

マイネルビンテージは弥生賞10着のあとは春のG1は不出走。菊花賞は16着など中央で勝利はなく、南関、高知、佐賀と移籍を繰り返し、佐賀で8連勝するなど2005年11月まで現役で走り続けました。

マイネルビンテージ 牡 1997年 4月 6日生 佐々木晶三厩舎
父:スターオブコジーン
母:マイネセラヴィ
22戦2勝(地方46戦11勝)
主な勝ち鞍:京成杯(2000年=G3)

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京成杯メモリアル(ヤマニンセラフィム、ローマンエンパイア同着)2006年01月13日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/f9d7daf594f794850032c6e84c0ba623