お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

真如堂から「六花」へ

2005年11月30日 21時46分54秒 | 京都で食べること飲むこと
もみじの後は、再び自転車で黒谷さんからの坂道を降り、平安神宮の横手を通り、グリル「小宝」の前でちょっと思案して(ここは近いうちに来よう)神宮道を通り、しかし歩道は人が多いので走りにくいですね。祇園の甘味屋さんに行く前に古川町商店街にある喫茶店の「六花」に寄ることにしました。地下鉄東山駅の直ぐそばから始まる古川町商店街は「錦市場」みたいに細い通りの両側に、地元民のためのあらゆるお店が軒を連ねる商店街です。中ほどに京都の「蕎麦」の3大名店?のひとつである「なかじん」があります。「じん六」「かね井」は行きましたが、「なかじん」はまだ行きそびれています。前を通り過ぎ、しばらく行き、左に曲がると「六花」があります。お母さんと娘さんが切り盛りするかわいい喫茶店です。ここは京都の北部にある美山の里で焙煎している「オオヤコーヒー焙煎所」の豆を使われており、一杯づつ丁寧に淹れられるコーヒーが味わえます。とても、やさしい味わいのコーヒーでした。そして次に目指す甘味屋へ自転車で向かいます。つづく。

真如堂のもみじ

2005年11月29日 22時24分16秒 | 京都観光
去年はまだ「もみじ」を見に行く余裕が無かったんですが、今年は久し振りにミセの休みの日に自転車で紅葉を見てきました。色々候補は有ったんですが、人が少なそうな「真如堂」へ行ってきました。小高い山にあるのでギアつきの自転車でないと登れません。しかし門前はタクシーやらクルマやらで結構混雑しています。平日でこれだから、昨日の日曜なんか大混雑だったと思います。真如堂のいいところは、もみじの時期でも境内は無料です。普段無料のお寺もこの時期は有料になるところが殆どです。整理する人手がかかるから仕方が無いんでしょうが、流石天台宗ですね?。本堂周辺のもみじが今 見ごろです(写真)。しかしどこもかしこも、携帯電話で写真を撮っている人の多いこと。それと本格カメラで紅葉を狙っている人がたくさんいます。紅葉の写真は陽がさすほうの下から狙えば結構きれいに写ります。(その昔、結構写真を撮っていたので薀蓄を始めると長くなるので止めます。)真如堂から会津藩の墓地を抜けて、黒谷さん(金戒光明寺)まで行くと人は少ないです。ここの塔からの夕陽がとてもきれいですが、今日はこの後、甘味とライトアップが待っていますので本日はここまで。

「内藤商店」

2005年11月25日 16時06分59秒 | 京都観光
昨夜お泊りのお客様が洛西にある「善峰寺」に行ってこられました。11月に入りお泊りのお客様がよく行かれるお寺のひとつです。「遊龍の松」と桜が美しいので、花の写真を撮っていた頃に何度か訪れたことが有りますが、なにぶん交通の便が悪いのであまり行く人は少なかったんですが、よくよく聞くと今年のJR東海に紹介されたそうです。(京都に住んでいるとJR東海のCMは、もちろん見れないからどこを紹介しているのか解りません)テレビ等の力はすごいです。平日なのに昨日の善峰寺はスゴイ人で車も大渋滞していたそうです。そりゃそうでしょう、山の中の小さなお寺の駐車場はそんなに大きくないから、まして1本道ですから。明日、明後日は紅葉の人手が最高潮になりますから、善峰さんは避けられたほうが良いかと思います。さて「内藤商店」は三条大橋西詰めにある、棕櫚のほうき等を扱うお店です。スタバの直ぐ隣で昔ながらのお店構えが京都らしいですね。棕櫚のほうきは、¥15000もしますが、小さなほうきや、たわしはお手ごろ価格なので、ちょっと覗いてみてください。実は、開店前の準備中に、うちのお風呂場のマットを内藤商店で購入しました。ご主人に「こんな大きいのは旅館用やで」と言われましたが、民宿を始めるとは言い出せず、「えっ まあ」とか言って分けて貰ったのを覚えています。

「カナカナ」

2005年11月24日 20時38分26秒 | 旅先で
奈良の続きです。法隆寺からバスと近鉄に乗り継いで奈良市内まで来たら、あたりはもう暗くなっています。奈良町を少し歩いて、町家カフェの「カナカナ」に行く予定が大幅に狂いました。(いつものことですが。)折角バスもフリーなので、解らないままに、循環バスに乗りました。適当なところで降りて、地図を見ながら、探しました。暗いので何処かよく解らないんですが、何とか目指す「カナカナ」にたどりつけました。奈良町の少しはなれたところに佇むこのお店は、若い女性が何組か来られていました。僕たちと同じガイド本を持つ女の子もいました。お家に上がってお茶を飲むという感じが良いんでしょうね。写真の紅茶と手作りぽいケーキを美味しく頂きました。ここも「うち」と同じで、冬は寒いだろうなというのが実感です。でも電球のやさしい明かりが、なんとなく暖かく感じられて落ち着けます。そしてなんと、名器ダイヤトーンのスピーカーをドンと置いて、軽くボサノバを流していました。将来、僕も「ミセ」にスピーカーをドンと置きたいと思いつつ、帰りに「もちいどの商店街」を歩きましたが閑散としていました。ところが京都駅に着いて晩御飯でもとお店を、あちこち覗いてみたら、どこもかしこも人で溢れているではありませんか。秋の京都はホント人が多いというのを感じました。駅前ホテルの時よく行った「和利館」という居酒屋ですらも一杯で入れませんでした。あーあーホンマすごいですね。

斑鳩の里「法隆寺」

2005年11月23日 15時36分29秒 | 旅先で
京都のお寺も全て回ったわけでは有りませんが、昨年からお休みの日は、奈良に出かけることが多いです。春は吉野に行ったので、今回は斑鳩の里を訪ねました。京都の地下鉄の駅で見かけた「斑鳩の里フリー切符(多分こんな名前だった)」が、近鉄とバスにも乗れて、¥1600とお得みたいです。うちに何度もお泊り頂いている「K夫妻」が行かれた話を聞いていて、今回は我々も斑鳩に行こうかということになり、法隆寺をまづ訪れました。午前10時に着いて、大体2時間くらいあれば見れると思っていたが、あんなに国宝がいっぱいあるとは思っていなかったで、ゆっくり見てたら、夕方になってしまいました。今回、法隆寺に行って学んだことは懐中電灯を持参するもんだということでした。暗いお堂にある仏様を見るときに瞳孔を広げて、見るものだと、ものの本にありましたが、実際「金堂」の中の釈迦三尊像などは暗くてよく見えないです。上手い具合に懐中電灯持参の観光タクシーのお客様来たので、一緒になって、ついでに運転手さんの説明まで聞いてしまいました。若い女の子でも、ちゃんと懐中電灯持参の方も、ちらほら見かけました。うーん奈良もなかなか奥が深いなーというのが実感でした。

捨てられないもの その3=「近鉄のプレート」

2005年11月19日 21時47分32秒 | その他
11月19日土曜日=いよいよ紅葉のライトアップ本番を迎えました。本日お泊りの方が永観堂のライトアップに行かれたお話しでは、拝観券を買うところから行列が始まり、300人くらいが並んでいたそうです。今夜は結構冷え込んだので、待っている間がとても寒かったそうです。これからライトアップに行かれる方は、使い捨てカイロを準備されたほうが良いようですね。来週の土日がピークになるかと思われますので、清水寺、高台寺方面は、要注意です。さてうちにお泊りになった方はご存知でしょうか?フロントというか帳場の後ろに立てかけてあるこの写真のモノは、電車男の宝物です。他人がみたら、なんやろと思われますが、実は近鉄電車の先頭に掲げていた「行き先表示板」です。今の電車の行き先表示は最も進んでいるものは、LED表示ですから、その昔は、こんな鉄板をその都度ひっくり返していたなんて信じられませんね。これは僕が中学の時に、「丸物」という今は無きデパートで買ったものです。うちに持って帰ったら両親にあきれられましたが、それから30年以上大事にしていたものです。でも他人がみたらこれも・・・ですね。

とんかつ「やまなか」

2005年11月18日 21時59分23秒 | 京都で食べること飲むこと
少し前ですが丸太町通りの御所の東はしを少し上がったところにお昼ご飯を食べに出かけました。掃除を急いで、2時に間に合うように行ったんですが、「本日はご飯も無くなりお昼はお終い」とのこと。こういうのって愕然としますよね。でも自分達も経験が有るので、仕方が無く、どこに行こうかと河原町を夷川まで来て、以前から気になっていた、とんかつの「やまなか」にお邪魔しました。分厚い揚げたての、おいしい、とんかつを食べていたら、午後2時が過ぎました。するとかなりご年配のご主人が、おもむろに自分たちお店の方のお昼ご飯を用意しだしました。既に客席は我々ふたりだけですが、なんとお店のテーブルにお昼ご飯を用意されます。ぬぬ、我々「布屋」のお昼は、いつも台所の片隅で、お客様の隙間を見て、殆ど何時も立って食べていますが、流石ここのご主人は違います。お支払いするときには、お店の方4人全員がテーブルを囲んでお昼ご飯です。みんな結構年配の方々なので別段かまわないのでしょうが、我々も将来こんな風に堂々とお昼が食べれるように年齢を重ねたいですね。

「黒七味」

2005年11月16日 20時11分39秒 | 京都で食べること飲むこと
昨日は比較的暖かかったのに、今日は結構冷えました。ブッシュ大統領が、首脳会談の前に、金閣寺に行かれたそうで、午前8時頃の北大路通りは、通学・通勤時間帯にあたり、市バスがストップしたり、交通大渋滞が起こったりと、大変だったようです。うちの高校2年の息子も、そちら方面に高校があるので、どうなるかなーと言いつつ出かけていきました。ところで本題。寒くなると「鍋」がいいですね。写真は祇園町北側にある「原了郭」(はらりょうかく)の「黒七味」です。昔、学生の頃、確か永六輔の本にあって、祇園町に買いに行きました。以来、お恥ずかしながら読みをずーーっと(げんりょうかく)と呼んでいました。最近になって結構お泊りのお客様が買いに行かれることが多く、お客様が(はらりょうかく)と言っているので、やっと正確なお店の名前が解りました。思い過ごしは怖いもので、ホテル時代も平気で間違った読みをしていたので今頃になってひどく恥ずかしいです。まだまだ読み違いはたくさんあるかと思いますが、お客様から教わることがいっぱいあり過ぎて、日々勉強です。ところで、この「黒七味」は、これからの「鍋」には絶対欠かせませんね。お店の場所は「くずきり」の「鍵善」の直ぐ横です。

錦市場「有次」のシャッター

2005年11月13日 18時58分29秒 | 京都観光
ブッシュ大統領が小泉首相と、御所の中に出来た迎賓館で、日米首脳会談を今月16日に行なうので、ただいま御所の周囲や、市内の関係各所ではエライ騒ぎになっています。(御所がすぐ近くにありますが、我々は休日以外は食品等の買い物に、近くに行くだけで、実体は知らないんですが・・・)でも午前中、部屋の掃除をしている時、やたらヘリコプターが「バタバタ」うちの周辺を飛んでおり、夜23時に消灯の際、玄関に出ると警備の警官が自転車で周回していました。彼の背中の夜間安全帯には「徳島県警」とあり、近畿、四国からも応援の警察官が来ているようです。明日からは市民の憩いの場である「京都御所」の御苑も立ち入り禁止です。自転車で通り抜けをしている人や、通学路の中学生が、かわいそうですね。関係ホテルもお客様の移動等で大変だと聞いています。秋の観光シーズン真っ只中ですから是非は、問われます。前置きが長くなりましたが、先日久しぶりに夜の「錦市場」を通ってきましたが、包丁や鍋で有名な「有次」のシャッターに、包丁の研ぎ方が書かれているのは知られていませんよね。包丁も鍋も砥石も「有次」を使っている、うちの奥さんも、もちろん知りませんでした。僕はホテルの帰りとかに四条の喧騒を避けるために、「錦」を通ることがあり、以前から知っていました。「有次」は社長さん自らが包丁研ぎ教室をされるなど、とても親切なお店です。台所の包丁はぜひ1本くらい本格的なものをと、お考えでしたら「錦」の有次をのぞいてみてください。鍋とか包丁以外に、「湯豆腐すくい」とか「抜き型」とか、見るだけでも楽しいです。

ご近所のお奨め その5 「Flip up!」のパン 

2005年11月08日 21時15分02秒 | 京都で食べること飲むこと
11月に入っても結構昼間は暖かい日が続きます。これでは紅葉が心配ですね。新聞では神護寺は、昨年同様見ごろを迎えつつあるらしいし、永観堂のライトアップが始まり、すこし色づいてきたとありますが、実際行ってみないと解りませんね。やはり今年は全体に遅いような感じです。ライトアップが始まると一番困るのがお風呂の時間が重なることです。二組のお泊りがどちらも22時に帰られると23時までにお済ませいただくお風呂が大変な状況になります。バタバタで入ってもらわないといけないので、出来ればお早めにお戻り下さい。1箇所しかお風呂がない民宿の宿命です。でも他の宿も同じなんでしょうか?誰かご存知でしたら教えてください。さてご近所のお奨めは、今回はパン屋さんです。うちからは少し離れていますが(歩いて15分かな=近所ではないかな=いつも自転車で行くから近所と思います)押小路室町東入るにあり、烏丸方面に行くとついつい寄ってしまいます。「フリップ アップ」一押しの「クロワッサンのバナナ仕立て~そしてメープルシロップたっぷり~」(長い名前やなー)と「パンべルデュ」をいつも購入します。うわさではご主人と「ホホエミ」のご主人は友人らしいです。だから「ホホエミ」と感じが似ていると思います。看板もお店もいい感じです。「パン屋めぐり」の方は是非行ってみてください。