電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

クセになる「葉っぱ」

2006年01月29日 | 写真でヒトコト
葉っぱ
ネパール・インドなど街中を歩いていると、ある男が近づいてきて
「ハッパ」とか「チョコ」などと耳元でささやいてくることがある。
別名そう呼ばれているが、彼らは、つまりマリファナ(大麻)を売っているのだ。
沢木耕太郎著「深夜特急」では、「ガンジャ(葉)」「ハシシ(樹脂)」としてよく登場する。
それらの国においてマリファナが合法か非合法かは知らないが、
アジアを旅するバックパッカーなら路上で何度か耳にしたことがあるだろう。

安宿などで、時々この「ハッパ」を購入した日本人などに会うことがある。
「あそこの町のハッパは安かった」とか「あそこは質が良かった」とか。
いろいろ「武勇伝」を聞かされることがある。

実際 旅先で会った日本人と同室に泊まった際に、隣で吸っていたのを見たこともある。
紙巻タバコと同じ要領で、茶色いハッパを白い紙で包み 火を付けて吸う。
アジアのハッパは安い、
質の良し悪しはあるだろうが その快感はクセになる人もいるようだ。


インド コルカタ
バンコクに発つのを翌日に控えたインド・コルカタ最後の夜。
僕は、独り迷っていた。
チベット・ネパール・インド…それまで通ってきた国々で人々が嗜んでいるのを見てきた。
バンコクに行ったら もう手に入らないかもしれない…。
日本では尚更だ、もし手に入ったとしても高価であろう…。
インド…、ここは産地として有名だ。

そうだ やはり今 買うしかない。

思い立った僕は、小雨の降る中、同室の日本人と一緒に売り場へと向かった。
キョロキョロとしている僕を見かけて何人かのインド人が声をかけてくる。
案内された店は、何種類かの葉っぱを売っていた。
一応 ランクがあるらしく四種類の中の上から二番目に高いものを量り売りで購入。
小さな透明なビニールの袋に入れてもらう。ちゃんと熱で袋を軽く溶かし密閉してくれた。
しかしこれでは まさしくニュースなどで観る「空港で押収された大麻」である…。
日本に入国する際に、変に怪しまれないように、黄色いカレー粉も同様の袋につめてもらい購入。
抱き合わせるようにして新聞紙に包みカバンの奥に詰め込んだ。

心配していた日本の空港では、それらを入れたカバンを開けず、ジャージなどをつめた袋だけを開けさせられただけ。
なんともあっけない。そんなんでいいのかよ。

帰国してから数日後、僕の誕生日だった。
祝うというほどでもないが、今でも親は家族の誕生日にはケーキを買って一緒に食べることになっている。
ここで、僕はインドで葉っぱを買ってきたことを家族にカミングアウトする。

今まで行った国々で作り方を見てきた。そしてインターネットでも予習もした。
不思議そうに見る家族をよそに台所へ。
鍋でお湯を沸かし、タイミングを見計らい葉っぱと牛乳を投入。
小さ目のグラスに注ぐと雰囲気がでる。

あぁ~ 美味しかったインド風ミルクティー「チャイ」
カルダモンとかジンジャーとか入れてもいいみたい。

この味、クセになります。

エリアBR74

2006年01月24日 | 写真でヒトコト
インドのバラナシでは、僕達日本人には考えられない光景にでくわした。

バラナシ 牛
なんで普通に路地を牛が歩いてるの?

バラナシ 地面に沈んでる
失われた文明かよ

バラナシ 沈んでる建物
建物が沈んでる…

バラナシ 沈んでる塔
ウォーターワールドかよ

水面に立っているおっさん
なんでおっさん水面に立ってるの?

ボートをおっかけてくる子供
追っかけてくる~

不思議なことが 起こっても こう思う…
まあいいや、どうせインドだし…

バラナシ ボート
夕暮れ時、ボートを含めて ある写真を撮った。

バラナシ ボート
人が動いたので、もう一枚カシャッ
このときには気付かなかったけど、現像してみると何かが写っている。
ボートに乗っている人のずーと上の空に…なにやら茶色い点が…!?

数秒前の写真には無かったので、レンズについたゴミとは考えられない…
拡大すると…

バラナシ 未確認飛行物体?


え~と・・・考えられるのは3つ

1. 鳥がちょうど翼を閉じた瞬間
2. 宇宙人の乗ったUFO
3. インド人の乗ったUFO

どれだろ…?


[インド・バラナシ]

ステキな笑顔の狭間で

2006年01月23日 | 世界の子供
バラナシ 赤い服の子供
フレンズGHの裏手にガート(沐浴場)があり、そこへ向かう途中
ターゲット(被写体) 発見!

バラナシ 赤い服の子供
僕のレンズの焦点距離は15-30mm。最望遠にしても30mm(35mm換算で48mm)にしかなりません。
だから、この写真は かなり近寄って撮影しています。
この子にとっては外国人である自分…
とくに警戒もなく この距離で撮影させてもらえるのは、先人達(今までここを訪れた旅人)のおかげ。
感謝。

バラナシ 赤い服の子供
夢中でカメラを向ける

バラナシ 赤い服の子供
アングルや距離を変えながら撮影。

バラナシ 座りおっさん
サブリミナル

バラナシ 赤い服の子供
何も注文する訳ではないが、子供もそれに合わせいろいろ動いてくれる。

バラナシ 赤い服の子供
いい笑顔だ。楽しい時間をありがとネ!



この子を撮ったのは9枚。
撮影中、近くにいたおっさんが「オレもオレも」とジェスチャーするので
反射的に撮ってしまったが、おしっこ中だった…。

僕のカメラはそんなものを撮る為のものじゃないぞ…あぁ・・・(´Д⊂グスン


[インド・バラナシ]

そんな当たり前のコト

2006年01月15日 | 世界の子供
フレンズGH ガンガーを見る子供

日本を離れて2ヶ月…やっとたどり着いた憧れの聖なる河ガンガー…

でも君にとっては 生まれた時から「そこに在るモノ」
当たり前のモノなんだよね

僕が生まれた時から「そこに在るモノ」でも、君にとっては「そこに無いモノ」

君にとっては当たり前のモノでも、僕にとってはそうではナイ
僕にとっては当たり前のモノでも、君にとってはそうではナイ

そんな当たり前のコト 旅に出て気が付いた


[インド・バラナシ]

FRIEND'S GUEST HOUSE ~友達の宿~

2006年01月10日 | 写真でヒトコト
フレンズGH入口
子供や犬の写真ばかりで、全然 旅先での観光地などを紹介しないこのブログ。
たまには 宿泊したホテルを紹介したいと思います。

バラナシにあるゲストハウス(安宿)「FRIEND'S GUEST HOUSE」。
初めてバラナシにきた自分は、地図を見てもココへの道がわからず、辺りをキョロキョロしていると、案の定 自称ガイドのような おせっかいインド人が沢山まとわり付いてくる。もちろん案内のあとチップを要求されたりするだろうから、無視して探すが分からない。しかたがないので子供にこっそり耳打ちし案内してもらう(後で絵葉書を買ってあげた)。
写真はゲストハウスに通じる道の入り口。こんな感じで普通に牛がいます。

フレンズGH入口
一枚目の写真より、少し手前の壁に描かれたペイント。
「友達の宿」と日本語で描かれていることからもココが日本人宿と化しているのが分かります。また牛がいますね。

この宿、オーナーのラジャ曰く、昔はロンリープラネット(英語で書かれたガイドブック、ヨーロピアンは皆これ持っている)にこの宿が紹介されていて、ヨーロッパ人などが泊まっていたが、ハッパ(マリファナ)をやる人達が多く、マナーが悪かったので、今ではロンリープラネットには紹介させていないらしい。
地球の歩き方には紹介されていて、日本人と韓国人くらいしか泊まってません。

フレンズGHドミトリー
ここがドミトリー(相部屋)。奥に見えるのが入り口です。
この部屋を通ると…↓

フレンズGHドミトリー
ここもドミトリー。アジアで幾つかドミトリー泊まったけど、床に直接布団を敷くタイプは初めて。
ドミトリー一泊50Rs(約120円)。
ここの窓からバラナシが見え、ぼ~と沐浴する人々などを眺めているだけで時間が過ぎていきます。
窓際に何かモノを置いておくと猿に取られますので注意。

ちなみに、バラナシは、9AM~3PMくらいまで計画停電(わざと町全体で電気を使用できなくする)します。これ以外の時間もよく停電します。
僕がバラナシにいたのは7月末…、他の時期は知りませんが、とにかく暑かったです。
天井に扇風機がついていてそれが周っている時は問題ありませんが、停電で止まってしまうと ちょっと辛い…。
電気が回復して扇風機が回りだすと、ドミトリーの皆から「ウォ~」と歓声が上がります。

フレンズGH屋上からの眺め
実はドミトリーは別館になっていて、宿主がいるところは5階建て(?)の建物でツインベッドルームなどがあります。
ここはその屋上からの眺め。洗濯物を干すスペースになっています。
このようにバラナシの町は建物が密集しています。

フレンズGH入口
屋上からドミトリーの入り口を撮ったのがコレ。
実は、何回か前の記事「後戻りできないなら」は、このフレンズGHの入り口だったわけです。

フレンズGHのラジャ
彼がこの宿のオーナー(?)のラジャ。27歳らしいが そうは見えないぞ。
日本が好きで何回か日本に旅行に行ってます。僕がこの宿に泊まった数週間前にも(2週間ほど)日本に行っていて、その間、偶然ここに泊まったことある日本人(3人か4人)に町や地下鉄で会ったほどの運の持ち主。
親切にしてくるインド人は、ほとんどの人間を信用してはいけないがこの人なら大丈夫だと思います。頼めば少し手数料取られますが、列車のチケットを買ってきてくれます。

フレンズGHのラジャのパパ
彼がラジャのパパ。手に持っているのはインド風 歯ブラシ(木の枝)。
手前がここのペットのティキ。
相変わらずインドの犬は、頼みもしないのにベストなポージング(このページ参照→ココ)。
ティキGJ!!

●ここフレンズGHについては、いつも読ませてもらっているブログ「三日月写真館 ~LOMOと一緒にでかけよう」の記事
バナーラスの居心地の良い宿:インド
宿に来たお客さま:インド
でも紹介されています。

フレンズGHのオフィシャルホームページ
画面上に猿が飛びまくってうっとおしい…


[インド・バラナシ]

初夢は「妖怪カラマンシー」

2006年01月05日 | その他
妖怪カラマンシー
ブログ「哲的小道を心に」の昨年11月15日の記事「ゲゲゲ」(→コチラ)において、
このブログの作者 紗吏さんが、鳥取県境港市にある水木しげる博物館を紹介されています。
そこで売られていた鬼太郎のイラストが描かれた缶ジュース「妖怪汁 カラマンシー&シークワーサー」という写真をUPしています。

僕がその記事に ↓こうコメントしました。

「飲むのがもったいないんですよね~!
もったいないっていうより 飲みたくないです…汁…
シークワーサーは 分かるけど カラマンシーって 僕の知らない妖怪に違いない。」

これは、カラマンシーという果物(?)のことを僕は知らなかったし、その言葉の響きから、妖怪に違いないと冗談で書いたのです。

そしたら、そのコメントに対する紗吏さんの返事

「ぐふふ・・・妖怪カラマンシーですよ。
お酒を飲むと誰にでもからむんですよ。(笑)」

ここで 何気なく書いた「妖怪カラマンシー」に「誰とでもからむ」という「特性」が書かれたいたものだから、僕のなかの「カラマンシー像」がふくらみ、この記事以来 夜寝る前には僕の頭の中に 必ず上記の絵のような場面が浮かんでいました。

このままだと 初夢にでてきてしまうので、その前に イラストに具現化し、成仏(?)してもらいます。

犬嫌ぁ

2006年01月01日 | イヌ・ネコ写真
2006年 年賀状

今年も残すところ あと364日となりましたね。早いものです。

2004年の11月に始めたこのブログ、
だらだらと更新しながら、いつのまにか1年も続きました。
いつもコメントくださる方、ありがとうございます、更新の励みになっております。
一週間に1、2回くらいしかUPしてませんが、飽きずに更新チェックしにきてくださる方、ありがとうございます。

上の写真は、今年の年賀状に使用した写真です。
中国の上海近郊の周荘という町です。
この年賀状を作ったときは12月の中旬…実は、今年が戌年ということを知らずに作ってました。
ちょっとこのまったりとした写真が気に入り年賀状の絵柄にしようと 偶然「犬」になっただけ。

2005年は、5月末から70日間の中国・ネパール・インドの旅をすることができました。
比較的短い期間でしたが、さまざまな思い出ができました。

チベットの聖地カイラスでは、4匹の野犬に襲われるというプチトラウマ。
ネパールでは、そこらじゅうで見かけた「ぐったり犬」を撮りまくる。
インドでは、ぐったり犬と思って近づいたら「へんじがない ただのしかばねのようだ」だったり。

ある意味 去年の2005年が僕にとっては戌年だったのではないかと。

今年は、どこにいこうかなぁ とガイドブックのページにドッグイヤーをつけながら、あれこれ妄想しています。

それでは2006年も宜しくお願いします。