ご無沙汰をしております。
年末は、本業のほうが忙しく、ブログの更新が滞っておりましたが、
いよいよ、きょうから再開です。
コメントをくださった速記好きさん、ご指摘をどうもありがとうございます。
今後もご愛読をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、それでは、これからは接続詞や末尾の動詞以外にも着目してまいりたいと思います。
しかし、それを語る前に、その前提となるお話を一つ挟みたいと思います。
コメントへの返信にも書きましたが、この「単語登録」には原点があります。
その答えは「なぜ速く入力しなければならないか」という最初の疑問に戻ります。
私たちは、キーボードを用いて、入力作業をする際には、
「速く入力できたらよい」という希望を持つことはあります。
しかし、それは「絶対に速くなければいけない」というわけではありません。
この考え方の違いは、手法の選択にも大きく影響を及ぼします。
「速いほうがよい」という考え方には制限がありません。
わかりやすく言うならば、自分が満足する速さでよいのです。
逆に、「速くなければならない」という考え方には制限があり、
何かの目安を持つものです。
例えば、私の業務がそうであるように、人が話す速度で入力しなければならないという
定量的な数値化できる目安が存在します。
昔には、パソコンはおろか、録音機なども存在しない時代がありました。
しかし、そんな時代だからといって、記録がないというわけではありません。
それは書物であったり、絵画であったりとさまざまです。
そんな時代に人と人が議論をしたやりとりはどのようにつくられていたのでしょうか。
それは、原始的ではありますが、人の手によって行われていたのです。
その手法が速記というものです。
私たちが日常的に書き物をする際に用いるのは、
平仮名、片仮名、漢字、数字を含む記号です。
これらは、他の文字との違いがわかるように複雑な形をとります。
そのため、スピードを追求するにはいささか不利なものです。
速記とは、画数を減らし、複雑な書き順などをできるだけ簡略化してつくられたものであり、
話す速度に追いつくようにつくられています。
こうして説明をしても、速記に親しみのない方にとってはよく理解が進まないでしょう。
しかし、私たちは、日常生活においても速記の考え方を常に取り入れているのです。
例えば、以下の例を見てみましょう。
【例1】「あの2人は超ラブ×2だよね」
【例2】「あいつはKYだよね」
【例3】「きゃりーのPVは最高」
【例1】では「ラブ×2」に注目してみましょう。
この表記から「ラブ・カケル・ニ」ではなく、「ラブラブ」と読みます。
【例2】では「KY」に注目してみましょう。
これは「ケー・ワイ」と読みますが、本来の意味は「空気読めない(奴)」です。
【例3】では「きゃりー」と「PV」に注目してみまょう。
「きゃりー」とは「きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ」を指し、
「PV」とは「プロモーションビデオ」を指します。
私たちは、それを口にする際も文字にする際も省略化することがあります。
その考えには、全てを書くことや口にすることが面倒であるからです。
もし全ての単語を正式名称で表現しようとすれば、
私は、今より数倍は口と手を動かさなければなりません。
Q、しかし、正式名称を用いることが本当に必要でしょうか?
A、いいのです。結局、伝われば。
これが私たち一般市民の感覚です。
別段、正式名称にこだわることはありません。
相手にその意図を明確に伝えられれば、どんなに省略しようが構いません。
そして、その究極系である速記を用いる者の解答は以下のとおりです。
A、いいのです。結局、自分がわかれば。
相手に伝えるためには、後に私たちにわかる表記で示せばいいだけであり、
とにかく書きとめるということに絞った手法であるというわけです。
速記について詳しく知りたい方は、日本速記協会のホームページをご参考ください。
こちらは、この程度の説明にとどめておきたいと思います。
さて、それでは、この速記の考え方が単語登録にいかに結びついてくるかですが、
そのお話は次回にいたしましょう。
年末は、本業のほうが忙しく、ブログの更新が滞っておりましたが、
いよいよ、きょうから再開です。
コメントをくださった速記好きさん、ご指摘をどうもありがとうございます。
今後もご愛読をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、それでは、これからは接続詞や末尾の動詞以外にも着目してまいりたいと思います。
しかし、それを語る前に、その前提となるお話を一つ挟みたいと思います。
コメントへの返信にも書きましたが、この「単語登録」には原点があります。
その答えは「なぜ速く入力しなければならないか」という最初の疑問に戻ります。
私たちは、キーボードを用いて、入力作業をする際には、
「速く入力できたらよい」という希望を持つことはあります。
しかし、それは「絶対に速くなければいけない」というわけではありません。
この考え方の違いは、手法の選択にも大きく影響を及ぼします。
「速いほうがよい」という考え方には制限がありません。
わかりやすく言うならば、自分が満足する速さでよいのです。
逆に、「速くなければならない」という考え方には制限があり、
何かの目安を持つものです。
例えば、私の業務がそうであるように、人が話す速度で入力しなければならないという
定量的な数値化できる目安が存在します。
昔には、パソコンはおろか、録音機なども存在しない時代がありました。
しかし、そんな時代だからといって、記録がないというわけではありません。
それは書物であったり、絵画であったりとさまざまです。
そんな時代に人と人が議論をしたやりとりはどのようにつくられていたのでしょうか。
それは、原始的ではありますが、人の手によって行われていたのです。
その手法が速記というものです。
私たちが日常的に書き物をする際に用いるのは、
平仮名、片仮名、漢字、数字を含む記号です。
これらは、他の文字との違いがわかるように複雑な形をとります。
そのため、スピードを追求するにはいささか不利なものです。
速記とは、画数を減らし、複雑な書き順などをできるだけ簡略化してつくられたものであり、
話す速度に追いつくようにつくられています。
こうして説明をしても、速記に親しみのない方にとってはよく理解が進まないでしょう。
しかし、私たちは、日常生活においても速記の考え方を常に取り入れているのです。
例えば、以下の例を見てみましょう。
【例1】「あの2人は超ラブ×2だよね」
【例2】「あいつはKYだよね」
【例3】「きゃりーのPVは最高」
【例1】では「ラブ×2」に注目してみましょう。
この表記から「ラブ・カケル・ニ」ではなく、「ラブラブ」と読みます。
【例2】では「KY」に注目してみましょう。
これは「ケー・ワイ」と読みますが、本来の意味は「空気読めない(奴)」です。
【例3】では「きゃりー」と「PV」に注目してみまょう。
「きゃりー」とは「きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ」を指し、
「PV」とは「プロモーションビデオ」を指します。
私たちは、それを口にする際も文字にする際も省略化することがあります。
その考えには、全てを書くことや口にすることが面倒であるからです。
もし全ての単語を正式名称で表現しようとすれば、
私は、今より数倍は口と手を動かさなければなりません。
Q、しかし、正式名称を用いることが本当に必要でしょうか?
A、いいのです。結局、伝われば。
これが私たち一般市民の感覚です。
別段、正式名称にこだわることはありません。
相手にその意図を明確に伝えられれば、どんなに省略しようが構いません。
そして、その究極系である速記を用いる者の解答は以下のとおりです。
A、いいのです。結局、自分がわかれば。
相手に伝えるためには、後に私たちにわかる表記で示せばいいだけであり、
とにかく書きとめるということに絞った手法であるというわけです。
速記について詳しく知りたい方は、日本速記協会のホームページをご参考ください。
こちらは、この程度の説明にとどめておきたいと思います。
さて、それでは、この速記の考え方が単語登録にいかに結びついてくるかですが、
そのお話は次回にいたしましょう。
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