文章には、始まりがあり、終わりがあります。
話し始め、文頭は、主語や時節、そして、前回に話した接続詞が多く用いられます。
「まず初めに、……。そして、……。次に、……。最後に、……。」
マザーキーという概念があるように、文章にもマザー語句なるものがあります。
そこでのつまずきを防ぐ意味でも、接続詞の単語登録はとても重要です。
今回考えたいのは、文末です。
私たちが会話を行うとき、その種類は幾つかに分けられます。
まずは、「ある」「なる」「いる(おる)」を用いて、事実を伝えます。
そして、「思う」「考える」「気がつく」「感じる」などを用いて、感情を伝えます。
例えば、事実を伝える文章には以下のような例文が挙げられます。
①彼の家には2匹の犬がいます。
②この学校は5クラス編成になります。
③家には台所があります。
こうした文末は、過去、現在、未来などの時節で活用しますし、
話す相手との関係も関係してきます。
①彼の家には2匹の犬がおりました。(過去形)
②この学校は5クラス編成になりますか。(疑問形)
③家には台所がございました。(謙譲語)
「ある」+「ます(丁寧語)」を組み合わせ「あります」ができます。
同様に、「なる」+「ます」+「か(疑問形)」で「なりますか」ができます。
さらに、「あります」の謙譲語「ございます」を過去形にして「ございました」ができます。
事実を伝える文末は、こうした語句で締めくくられるため、
こうした語句を登録しておくこともとても重要です。
・「あります」
あります → 「あり」+「ます」 → あま
ありまして → 「あり」+「まして」 → あまて or あて
ありました → 「あり」+「ました」 → あまた or あた
ありません → 「あり」+「ません」 → あせん or あまん
このように、[語句の初めの文字]+[語句の初めの文字]+[活用する部分]という法則をつくります。
スピードを重視すれば、「ありました」は「あまた」でも構いません。
しかし、「あまた」には「数多」という語句が既に存在しているため、
誤変換を避けるため、「あた」のほうが望ましいでしょう。
また、「ありまして」は「あて」にすると、「当て」「宛て」という語句が既に存在するため、
「ありまして」は「あまて」のほうが都合がよいのです。
私の場合、既に数千回、数万回と入力をしているため、法則を思い出すよりも先に指が動いてしまいます。
そうなる前は、まずは法則を重視して覚えることが必要かもしれません。
それでは、この法則を用いて、「なります」「います」「おります」「ございます」も登録してみましょう。
・「なります」
なります → 「なる」+「ます」 → なま or なす
なりまして → 「なる」+「まして」 → なまて
なりました → 「なる」+「ました」 → なまた or なた
なりません → 「なる」+「ません」 → なせん or なまん
・「います」
います → 「いる」+「ます」 → 短いため、単語登録の必要なし
いまして → 「いる」+「まして」 → いまて
いました → 「いる」+「ました」 → いまた
いません → 「いる」+「ません」 → いせん
・「おります」
おります → 「おる」+「ます」 → おま
おりまして → 「おる」+「まして」 → おまて or おて
おりました → 「おる」+「ました」 → おまた or おた
おりません → 「おる」+「ません」 → おせん or おまん
・「ございます」
ございます → 「ござる」+「ます」 → こま or こま
ございまして → 「ござる」+「まして」 → こまて or こて
ございました → 「ござる」+「ました」 → こまた or こた
ございません → 「ござる」+「ません」 → こせん or こまん
「なります」は「なま」にすると、「生」があります。
ただ、「なす」しても、「ナス」「成す」などがあるため、どちらつかずです。
「ございます」の場合、「ご」の濁点をどう考えるかはとても微妙です。
しかし、濁点というのは、日本語キーではとても遠くにあるため、面倒なのが実情です。
私は、このような文末語句など、常に使うものについては省いておりますが、
初めのうちは法則の暗記のためと思って、用いても構いません。
それでは、前回と今回の単語登録でどれだけ文書作成が楽になるかを実際に見てみましょう。
(本文)
まず初めに、おじいさんがおりました。
(入力キー)
まずは おじいさんが おた。
(本文)
それでは、次の話となります。
(入力キー)
そは つぎのはなしと なす。
(本文)
要するに、駅でございます。
(入力キー)
よすに えきで こま。
上記のように、文頭と文末の単語登録のおかけで随分と楽になりました。
特に、文末は、文書全体の約半分ほどが今回示した単語で終わります。
わざわざ数万回と同じキーをたたくのは無駄ですし、疲れる作業です。
こうしたところは、手を抜く絶好のポイントとなることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
話し始め、文頭は、主語や時節、そして、前回に話した接続詞が多く用いられます。
「まず初めに、……。そして、……。次に、……。最後に、……。」
マザーキーという概念があるように、文章にもマザー語句なるものがあります。
そこでのつまずきを防ぐ意味でも、接続詞の単語登録はとても重要です。
今回考えたいのは、文末です。
私たちが会話を行うとき、その種類は幾つかに分けられます。
まずは、「ある」「なる」「いる(おる)」を用いて、事実を伝えます。
そして、「思う」「考える」「気がつく」「感じる」などを用いて、感情を伝えます。
例えば、事実を伝える文章には以下のような例文が挙げられます。
①彼の家には2匹の犬がいます。
②この学校は5クラス編成になります。
③家には台所があります。
こうした文末は、過去、現在、未来などの時節で活用しますし、
話す相手との関係も関係してきます。
①彼の家には2匹の犬がおりました。(過去形)
②この学校は5クラス編成になりますか。(疑問形)
③家には台所がございました。(謙譲語)
「ある」+「ます(丁寧語)」を組み合わせ「あります」ができます。
同様に、「なる」+「ます」+「か(疑問形)」で「なりますか」ができます。
さらに、「あります」の謙譲語「ございます」を過去形にして「ございました」ができます。
事実を伝える文末は、こうした語句で締めくくられるため、
こうした語句を登録しておくこともとても重要です。
・「あります」
あります → 「あり」+「ます」 → あま
ありまして → 「あり」+「まして」 → あまて or あて
ありました → 「あり」+「ました」 → あまた or あた
ありません → 「あり」+「ません」 → あせん or あまん
このように、[語句の初めの文字]+[語句の初めの文字]+[活用する部分]という法則をつくります。
スピードを重視すれば、「ありました」は「あまた」でも構いません。
しかし、「あまた」には「数多」という語句が既に存在しているため、
誤変換を避けるため、「あた」のほうが望ましいでしょう。
また、「ありまして」は「あて」にすると、「当て」「宛て」という語句が既に存在するため、
「ありまして」は「あまて」のほうが都合がよいのです。
私の場合、既に数千回、数万回と入力をしているため、法則を思い出すよりも先に指が動いてしまいます。
そうなる前は、まずは法則を重視して覚えることが必要かもしれません。
それでは、この法則を用いて、「なります」「います」「おります」「ございます」も登録してみましょう。
・「なります」
なります → 「なる」+「ます」 → なま or なす
なりまして → 「なる」+「まして」 → なまて
なりました → 「なる」+「ました」 → なまた or なた
なりません → 「なる」+「ません」 → なせん or なまん
・「います」
います → 「いる」+「ます」 → 短いため、単語登録の必要なし
いまして → 「いる」+「まして」 → いまて
いました → 「いる」+「ました」 → いまた
いません → 「いる」+「ません」 → いせん
・「おります」
おります → 「おる」+「ます」 → おま
おりまして → 「おる」+「まして」 → おまて or おて
おりました → 「おる」+「ました」 → おまた or おた
おりません → 「おる」+「ません」 → おせん or おまん
・「ございます」
ございます → 「ござる」+「ます」 → こま or こま
ございまして → 「ござる」+「まして」 → こまて or こて
ございました → 「ござる」+「ました」 → こまた or こた
ございません → 「ござる」+「ません」 → こせん or こまん
「なります」は「なま」にすると、「生」があります。
ただ、「なす」しても、「ナス」「成す」などがあるため、どちらつかずです。
「ございます」の場合、「ご」の濁点をどう考えるかはとても微妙です。
しかし、濁点というのは、日本語キーではとても遠くにあるため、面倒なのが実情です。
私は、このような文末語句など、常に使うものについては省いておりますが、
初めのうちは法則の暗記のためと思って、用いても構いません。
それでは、前回と今回の単語登録でどれだけ文書作成が楽になるかを実際に見てみましょう。
(本文)
まず初めに、おじいさんがおりました。
(入力キー)
まずは おじいさんが おた。
(本文)
それでは、次の話となります。
(入力キー)
そは つぎのはなしと なす。
(本文)
要するに、駅でございます。
(入力キー)
よすに えきで こま。
上記のように、文頭と文末の単語登録のおかけで随分と楽になりました。
特に、文末は、文書全体の約半分ほどが今回示した単語で終わります。
わざわざ数万回と同じキーをたたくのは無駄ですし、疲れる作業です。
こうしたところは、手を抜く絶好のポイントとなることがおわかりいただけたのではないでしょうか。