本当のご馳走

　先日入院中の友人を見舞った。病院の食事が美味しいと聞いたことはないが、彼女曰く「スープがもう少し温かかったり、パンも熱々の香ばしいトーストだったりすればもっとたべられるんだけど・・・」ということだった。もちろん病院スタッフは忙しいのだから仕方ないのだが、思えば、病気のときこそ、食べたい物をおいしく食べられなければならないのではないかということに気づいた。寒気のするときは極上の握り寿司より、熱々の雑炊のほうがご馳走だろうし、胃もたれのするときは、すき焼きより湯豆腐がありがたい。
　本当のご馳走とは、そのときに食べたいと思う物をおいしく食べられることではないだろうか。病院でも、機内食の原理など応用して、もう少し、温かい物は温かく、冷たい物は冷たく食べられれば、回復の度合いも随分違ってくるように思う。ついでに、飛行機内のように美男美女が、食事サービスしてくれればなお良いような気もするが、これに関しては、退院を拒否する患者が増える可能性もあるので、ちょっと考えものかな・・・

安曇野の楽園から

英国のゲストがご帰還

　一週間滞在された、英国のファミリーが、きょうチェックアウトした。名古屋からここまで、ドライブしてきたのだが、日本の道を、日本語も読めずによく、来られたものと、感心していたら、上高地、高山、乗鞍、など毎日ロングドライブをものともせず、夜も元気いっぱい盛り上がり、すごいエネルギー。
　しかし、さすがに常念岳に登山するのは、止めた。なぜなら、男達の意欲はすごかったのだが、何も知らないレディースは少々お疲れ気味のようだし、「ハイキング」とだまされているようだったから。代わりに白馬栂池をお薦めして事なきを得た。
　折角日本に来たのだから、湯葉や豆腐もたべてもらい、味の好みもだんだんわかってきたせいか、お料理をとても喜んでくれた。とても楽しい素敵な家族だった。

安曇野の楽園から

温泉は脳に良いとか・・

　きょう読んだ雑誌の中に、「温泉と大きい浴槽は脳に良い」という話があった。実験データによると、手足が伸ばせる浴槽につかったときのリラクゼーション効果が大だとか。
　当館のお風呂は貸し切り形式なので、満室でも、交代でゆったりと浴槽につかることができる。お客様もお互い譲り合い、混んでいるときはあまり長風呂にならないようにして下さっているようだし、お風呂の時少し助けが必要な方も、ご家族と気兼ねなく入浴できる。手術痕を気にする方からも喜ばれた、貸し切り形式にして良かった。