ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

タコとおいちゃん

2021-12-26 | 心の旅・追想

えらいこっちゃ 吞んべぇおやじにとっ捕まってしもた 茹タコにして焼酎のつまみにされるでぇ
わての好きなエビもどきで騙しやがって お~ぃ こ~ら~ぁ おやじ~ぃ
しぇからしかぁ~ガタガタ言うんじゃねぇ おめぇなんか釣る気はなかったんや
イカが釣れんからおめえを釣っただけや 文句を言うならイカに言え イカにぃ~

一人でぶつぶつしゃべっとる タコがどうとかイカに文句言えとか おいちゃん気は確かかぁ
お前はタコの回し者か お~~こらぁ
こりゃもう収拾がつかんでぇ おいらぁしらねぇ~ 
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ジャンキーのクリスマス

2021-12-20 | 心の旅・追想


 デリー中央精神病院  1995年

 夕方、シスターが笑顔でぼくの病室に入ってきた。何かあったのか、いつもとちよっと違う雰囲気が彼女の周りに漂っている。彼女はぼくの目を見ていたが悪戯っ子が我慢できないといった感じで
「ハッピー、パッピークリスマス」
と楽しそうに弾んだ声で笑った。
「パッピークリスマス」
彼女につられてぼくもつい、そう言ってしまった。ぼくはあまりハッピーな状態ではないが、彼女のからっとした明るさがそう言わせた。彼女はクリスマスの飾り付けをぼくに見せたかったのだろう、どうしても見に来てくれと言ってぼくの傍を離れない。インドはヒンズー教の国だからクリスマスに関心を示さない、この病院で誘えるのはぼくしかいない。
外には点滅する照明で飾られたクリスマス・ツリーがあった。シスター達がそれを囲んで楽しそうだ
「綺麗でしょう」
「うん、とても綺麗だ」
東京で見た飾りとはあまりにも細やかな灯りであるが、ぼくには彼女達の清らかな心の灯火のように見えた。事務室には手作りの色紙で飾らていた。1995年のクリスマス・イブは、彼女達の思い出に大切に記憶されていくのだろう、ハッピー・クリスマス。

ジャンキー達へ ハッピー・クリスマス

おいちゃんこの文章ねぇ以前 掲示したとやなかねぇ・・・
う う う・・・・・え~え・・・??? どないしたとねぇ おいちゃ~ん 
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