1日1時間の贈り物

お勉強blog!

雨の朝

2019-04-25 | 日記
小雨が窓を叩く朝は登校の準備が少しだけゆっくりになる。
起きる時間も朝食の時間も髪を整える時間も制服に着替える時間も
誰にも気づかれないほどだがどの動作もほんの少しづつだけいつもより時間をかける。
最寄りの駅の出発ホームまで家から5分
電車が動き出せば3分で長女の高校の真横の駅に着く。
朝の始業に間に合う電車に乗るための出発のデッドラインは8時で決してそこを超えてはいけない。
でも雨の朝はそんなゆっくりの時間が少しずつ合わさって
だいたい8:00を30秒から1分を超えるあたりでようやくすべてが整う。
そして食卓で新聞を読んでいる僕のそばに猫のように忍び寄ってきて
前髪のかかる目を上目にしながら小さな小さな声で
「送ってほしいことある…」とわざとらしい赤ちゃん言葉で甘えてくる。
(車で送ると渋滞の中往復30分近くの道のりとなる)
僕は子供達が「勉強しよう」と言ってきたときはその瞬間に気分を切り替えてきたが
長女にそう頼まれた時も一瞬で「いいよ!」と答えて気分を切り替える。
あと1年もして長女が大学に行ってしまえばもう僕が送ってやることも叶わない。
そう思えば朝の車中の長女とのたわいない話もたまらなく愛おしく思える。
今僕が長女にできる応援はとても限られる。
雨の朝は僕ができるささやかな応援をしようと
僕も長女に気づかれないようにそっと心の準備をする。

次女のお勉強の方は文単2級が30/100くらいのところを進行中。
長女と同じで中3までに1級が取れればいいやと思うのでもう焦らない。
簡単なことを確実に消化していこう。
ビジュアル英文解釈は文が平易なので
各構文テーマを確認しながら1日1章を確実に消化中。
英頻はまもなくパート1が終わるところ。
パート2はしばらく棚上げでパート1の反復に重きをおく。
数学はハイクラス徹底問題集の2周目で2次関数を攻略中。

昨日はボヘミアンラプソディーのブルーレイを買ってきて夕方に次女と鑑賞した。
次女はQueenの歌はよく知っているが映画を見るのは初めてだ。
男性同士の接吻に「うぎゃー」と叫んでいたが
世の中は自分の目線では解釈不能な多様な人間や価値観で構成されているものだ。
社会で暮らしていくための善悪についてはもう判断がつくだろうが
世の中のほとんどのことはそんな単純な道徳律で判別することはできない。
何をオブラートに包もうともその世の中の方がどんどん次女の方に近づいてくる以上
いつまでも温室の中でファンタジーだけを見せ続けることなどできない。
清も濁も合わせ飲まねば我々は生きていけない。
5年生とはそんな社会へのゲートを開けるにはちょうど良いタイミングだと思う。
もう読みたければどんな本を読んでも構わない。
見たければどんなvideoプログラムを見ても構わない。
あらゆるものを呑み込んで自分にとっての清を判断する力をつけていくんだ。