諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

いわき市を旅して来た。【暮らし編】

2017年08月19日 10時14分28秒 | 旅行

すいません、チョット番外編です。いわき市を久々に旅しての街の印象・実感を書きたいと思います。

先ず感じた事は「さすが日本一の大都市だった事はあるな」です。勿論、面積が元日本一ですけど。

兎に角、広い。移動に時間が掛かる。それと集落が点在している。人口密集地が少ない。一軒、一軒が離れているし、どの家も敷地が広い。100坪以上の家が当たり前にある。

今は静岡県の高山市が日本一で、いわき市は11位に後退した様です。どこもかしこも合併と言う裏技を使って大きくなったみたいですね。所謂、平成の大合併ってヤツです。

私が現在住んでいる場所も以前は宮城県泉市でした。仙台市に吸収合併して仙台市泉区になってしまった。これって良い事もあるし、悪い事もある。しょうがないのかな。国の負担を抑える為には。

福島県の矢祭町は「合併しない宣言」してますが、どんなものなのでしょ。羨ましいような、チョットずるい様な。まっ、いいですけど。

それはそうと以前は平駅だった、いわき市駅前をプラブラと車で流して思ったのですが、いわき市の中心部は狭いですねぇー。元々は「いわき市平」と言う町だったのですが、こんなに小さい町だと退屈。娯楽も少ないですし。これは暮すの大変だ。

いわき市は農家も多いし、小名浜中心に大企業の工場も多い。働く場は仙台より良いのかも。しかし、娯楽が無い。これはキツイなぁー。

だからだと思うが、いわき市の店はお酒ばっかり売っている。酒しか楽しみが無いのかなぁー。そえなるだろうなぁー。

それと、いわき市には高級車が多い。ベンツやBMWが当たり前の様に走っている。国産車も新車や高級車ばかり。私の様に古いアリオンなんかに乗っている者は少ない。

多分、「娯楽が無いから良いクルマにでも乗ってやろうか」と考えているのでしょう。しかも工場勤務だと仕事も詰まらない(失礼ながら)。尚更クルマに逃げるのではないかな。

私は運転が下手で高級車や新車なんて怖くて乗れない。運転すると緊張する。ノイローゼになる。ボロいのがいいや。気が楽で。

それと道の駅で食べる食料を買おうと、いわき市駅前のイトーヨーカドーに寄ったが、何時までも立ち話をしているオバちゃん集団ばかり目立った。

私は安物を探して右往左往していたが、何時までも話をしている。この御喋りが趣味であり娯楽みたい。だから宴会も好きで、お酒も売れるのではないかな。

そう言えば私の親父も或る事無い事は話す御喋り好きだが、こんな娯楽の無い町は御喋りするとが少ない楽しみなのだろう。それが仲間意識に繫がる。その感覚で仙台人と付き合い、馬鹿にされて騙されるのだな親父は。

それと結婚が早い。私の亡くなった従兄弟は男三人兄弟の長男だったが、二人の弟は共に10代で結婚している。次男は私より一つ年上なのに随分前に孫も産まれている。娯楽が無いから「やる事無いから結婚でもすっか」となるのだろうか。うーん、複雑。

私も仙台に引っ越さず、いわき市で暮していたらどっかの工場に勤務し結婚していた可能性があるなぁー。

否、私は飽きっぽいし、動きもスローモー。手先も不器用だから工事用勤務は無理か。そうなるとホテル勤務か。それも飽きそうだなぁー。

そうなるとやっぱり東京に出て書く仕事をしていたと思う。やっぱり私は東京から戻るべきではなかった。何度も倒産、廃刊を経験したが、野垂れ死んだとしても東京に残っているべきだった。未だに悔やむ。

東京は楽しい。そして地方出身者が多いから田舎から出て来た仲間同士で仲も良くなる。これは断言出来るが、仙台人よりも東京人の方が絶対に人が良い。やっぱり私は仙台では暮らしづらいな。

今の悩みは人の悪い仙台人が関係する。そして人を信じやすい「いわき人」の親が騙されてトラブルに遭う。それを解決しようとする心配性の私。最後は私がやらなくてはならない。辛い。親が敵側に付くし。

いわき市の現在を見ると、もう戻れないのは判る。戻るとしたら東京。でも50を越えている。東京に出ても野たれ死ぬ。

それでも良いのかも知れない。人は長生きすると迷惑がかかるもの。60歳で死ぬのが国にとっても理想ではないか。だったら野垂れ死ぬのも上等じゃないか。

何かそんな事を考えながらクルマを流していました。刻の涙を流しながら。

あっ、それともう一つ。いわき市は物価が高い。何だあの弁当の高さは。小さな幕の内弁当が680円。鱧弁当が750円。焼肉弁当が850円ってバカにしているのか。半額になるのを待ったが、それでも高いぞ。明らかに仙台や浦安よりも高い。ホテルも高い。大抵1万円オーバーばかり。そんな宿に泊まれるか。

震災前、原発の町である大熊町の平均年収は500万円オーバー。480万円の東京よりも高い。宮城県なんて今、250万円らしいぞ。多分いわき市は原発の影響で所得が増えているのではないのか。だからデフレに成功しているのか。アベノミクス以上だな、福島の原発事故の特需は。

現在、いわき市の土地の価格はとんでもない事になっている。何で田舎のこんな古い中古住宅が5000万円近いのかと驚く。こりゃ仙台よりも高い。こんな田舎なのに。

うーん、複雑。仙台は復興需要が終わったといえるが、福島県はまだまだこれから。放射能の除去なんてやっても無駄のような気がするが、やり続けなければならない。それが福島県人の懐を潤しているのも事実。

これは答えが出ない。本当に複雑だ。放射能で豊かになっている故郷を見ると。何も言えないわ。故郷を離れた私には辛さしかないけど。

 

ではでは。

 

コメント (2)
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