星野真澄がどんどん上げてきている。
澤村が先発した10日のファイターズ戦、
9回の1イニングを三人でピシャリと抑えた星野は、
まったく危なげのないピッチング。
手術から地道なリハビリを続け、再び落ちた育成契約から再度、這い上がってきた苦労人。
星野は第二の山口鉄也と大期待していたので、一昨年、プロ初勝利を上げたときは、
ヨシ!ここから!と胸の高まる思いをしたが、
数日経つか経たぬかの間に故障発覚で手術に踏み切るとのニュース。
以前、ブログで取り上げたが、
壮絶なリハビリは星野だから乗り越えられたと担当の医師が語るほどの厳しい道のりだったようだ。
ケガが少なくないタイプだからこれからも心配は尽きないが、よくぞ戻ってきた星野真澄。
この日のピッチングに篠塚氏は 「球にキレが戻った。
トップからリリースまでまったく力みを感じないフォームで、
ボールを離すリリースの瞬間にピッと力を込めるような感覚で投げている。
バッターは間違いなくスピードガンよりも速く感じているはず」 。
次に一軍にあがるのは、星野真澄。
楽しみしていたニュースがもうひとつ。
6月9日のファーム・プロアマ交流戦でドラ3位ルーキーの田口麗斗と、
同5位の平良拳太郎が、揃って実戦デビューを果たした。
9日のジャイアンツ球場、BCリーグ新潟との一戦。
5回から2番手で、まず先にマウンドへ上がった田口。
Webのスポーツニュースサイトの記事によると田口は1回無安打無失点と好投。
得意球のスライダーで2奪三振。
ひとり四球でランナーを出したことが反省点とコメント。
一方、平良は1回2安打1失点。緊張で汗だくだったは本人談。
岡崎2軍監督は 「二人とも良かったけど、緊張がとれたらもっとスピードが上がると思う」 と高評価。
どちらも最速は143キロだったらしい。
投げるところを見たかったなあ~と、何気に ”You Tube” で検索してみたら…、
あった!
ビックリ!
さすが!見事な仕事をしてくださる方がいらっしゃるものだ。
二人のピッチングを全球、しっかりアップしてくださっている。
しかも、なかなかの高画質。
アップしてくださった方に感謝、感謝。
二人とも宮崎キャンプの映像で見たきりだったが、少し締まった顔つきになったでしょうか。
田口にしても、緊張したと語った平良にしても、予想以上に堂々としたピッチング。
田口はさすが18Uの代表に選ばれて日本代表を経験しただけのことはある。
「やっときたゼ!初登板!」 そんなうれしそうな、楽しそうな、
マウンドに上がったときの表情がほんとうに初々しく、いい顔をしていた。
マウンドに声をかけに来たキャッチャー河野がデカいから、田口がとてもかわいい。
平良もヒットは許したもののそのまま呑まれることなく、
最後のバッターを得意のスライダーで三振に仕留めた。
変則スリークオーターからのストレートも評判どおり。
クセがありそうでこちらも楽しみな存在だ。
春頃、CSのナンタラとかいう番組で徳光さんがキャンプを訪問し、
ルーキー選手の何人かに声をかけている映像を見たが、
田口に 「キミも将来のジャイアンツを背負って立つ一人、頼んだよ」 と声をかけ、
それに対し田口がハッキリと 「頑張ります」 と返事をしたのがすごく印象に残っている。
まだ子供みたいにあどけなさの残る、ピカピカした表情だった。