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一軍の先発マウンドで快投を見せる澤村拓一のイメージはもう出来ている。

2014-06-14 23:00:49 | ファーム

10日のイースタンリーグ・ファイターズ戦で、
澤村が今季ファーム戦二度目となる先発を果たし、
7回1失点と結果を出した。

右肩の違和感で今季は2軍スタートとなった澤村。
不振だった昨シーズンは、クライマックス、
日本シリーズで中継ぎにまわり好投を見せた。
今季は先発で投げたいと早くから宣言していたのでどんな状態でキャンプを迎えるのかと注目していたのだが、
早々の離脱で残念なスタートとなった。

ファームでの今季初登板は5月22日の対ファイターズ戦、1イニングをノーヒット。
二度目の登板は5月28日のスワローズ戦で3イニングを4安打無失点。
そして復帰後3試合目の6月3日のマリーンズ戦で今季初先発を果たす。
内容は5回6安打4失点。まだまだ調整段階だろう。

今季ここまで、まだ落ちる球を投げていないと実況アナウンサーのレポートがあった10日の登板。
この試合ではその落ちるボールを初回からおりまぜ、毎回ベンチに戻るたび、
この日のキャッチャー・鬼屋敷と各球種の精度を入念にチェック。
さらに、左手のこぶしをボールに見立て、そのこぶしを右手の中指と人差し指ではさみながら、
スナップを効かせたときのボールの抜け具合をイメージ。そんなシャドーを繰り返していた。
また、ベンチでの鬼屋敷との会話の中で 「ツーシーム」 というワードが何度か聞こえてきたが、
これも鬼屋敷が投げたバッターの名前を具体的に上げ、曲がり具合を確認。
解説の篠塚氏は、しっかり目的を持って投げていると、順調な調整具合にまずまずの評価。

初回から150キロを記録するなど、球速に問題はない。失った1点は、
パンチ力のある高卒ルーキー石川亮に投げた不用意なストレート。
ストライクを取りにいったところを強振されてレフトスタンドへ持っていかれた。
とりにいったストライクが甘く狙い打たれるのは澤村の悪いパターン。
もともと速球派の投手。細かなコントロールで勝負するタイプではない。
それでも変化球、コントロール共にそこそこの精度がなければせっかくの速球も活きない。
一本調子な投球にならないよう、昨年あたりからタイミングを外す緩い変化球も多投するようになった。
力でねじ伏せるようなピッチングも澤村の魅力のひとつでもあるから、そこを活かすためにも、
緩い変化球の精度により磨きをかけて欲しい。
似たようなタイプで澤村より上を行くピッチャーは、やはりその緩い変化球のコントロールが抜群。
際どいコースでストライクをとるし、手の出るところへ外す。
澤村もそんなピッチャーになってくれると、ファンはずっとイメージしている。

やはり先発のマウンドに立って欲しいという願いは、ファンも同じだろう。
澤村はローテーションの一角を担うために存在すると、ファンもそう信じ、彼の躍進を待ち望む。
暑い夏場を迎える頃、先発のマウンドに立ち、汗びっしょりで力投する澤村の姿を、
もうファンはイメージできている。




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