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平岡政樹の戦力外について。

2005-11-05 20:31:12 | シーズンオフ。
 
平岡が戦力外を通告された。
非常に、憤る。
内海、西村らと同期入団、高卒で2年目を終えたばかりである。
昨年は高卒ルーキーで1軍のマウンドを経験、細身で小柄ながらも、
キレのよい変化球できっちりと仕事をこなした。
今年はどうやら肩を壊したらしく、ファームの試合でも、あまり登板の機会を得られなかったようだ。
後半、ジャイアンツHPのファーム情報から、何試合かで彼の名前をラインナップにみつけ、
ケガが癒えたのかとひと安心していたところであった。
それが、突然の戦力外である。

まだ高卒の2年目、である。
プロの世界、勝負の世界、そう言ってしまえばそれまでだ。
だが、1年目のルーキーの年に、高卒で1軍抜てきされ、
その時期にもし勝ち星を得れば、堀内以来の快挙!とまで注目された(ほんの一時期だったが)投手である。
どんな判断の下、そう至ったのか、もちろんフロントの真意はワカラナイが、
いくらなんでも早すぎないか、という話しである。
この1年で、「平岡、今後も戦力にならず」がフロントの判断なのだろうが、
んじゃ何の為に取ったんだよ!って言いたくなるのだ。
社会人や大学の即戦力ならまだしも、高卒2年でもうチャンスなしかよ!って、
スカウトの目とか、2軍首脳陣の育成能力とか、ちょっと問題ないかと言いたくなるのだ。

昨今、ジャイアンツに限ったことではないのだが、
まあジャイアンツの話なのでジャイアンツだけに絞ったとしてもだ、
入団1、2年目で戦力外というケースが若干目に付くのである。
平岡と同様に昨日戦力外を通告された横川も高卒の3年目、長田と同期入団の捕手である。
その年のドラフトで横川の一巡目前(ドラ7)で指名された同じく捕手の入野(大卒)も、
昨年オフ、2年目終了と同時に戦力外を言い渡された(その後、楽天の入団テストに受かるが、
1年を終え、昨日楽天でも戦力外を通告)。
平岡、横川と同様に昨日戦力外を言い渡された帝京大出身の山本賢寿(投手)も平岡同様、2年目を終えたばかりだった。
やはり、ちょっと早すぎないか、という話しなのである。

たしかに、巨人初(?)の都立高校出身のドラ指名(都立日野高校)ということでちょっと話題になった横川だったが、
どう見ても「やれんのか?」と疑問に思うような体格に風貌、しかも捕手。
なんだか不可解なドラ指名だったような印象をその時持ったことを覚えている。
ドラ8の最終指名だったが、なんか、とりあえず何かの事情があって指名したのかと、
ちょっと疑ぐってしまうほどの、そんな不可解さがあった。
どう見ても、「生き残れないだろう」という印象は3年経った今年も変わらなかった。

話を戻す。
平岡の戦力外と、昨今の戦力外通告の早期さ、についてである。
平岡にどんな問題があり、フロントにどんな事情があったのかはさておき、
高卒2年目のピッチャーを戦力外にするということは、
ファームの現場が若手選手の育成を放棄したも同然、
フロントのビジョンがまったく若手育成に向いていないと思わざるを得ない。
いくらドラフトにかかるような有望な選手達であるとはいえ、高卒のピッチャーである。
みんな松坂大輔じゃない。
全く力がないわけではなく、素材の良さを見越して指名したはずである。
そりゃ、期待外れに見間違えもあるだろう。
しかし、力ありとふんだから高卒ルーキーの年に1軍の試合で使ったのだろう。
しかもそれなりに結果は出したはずだ。
若手育成を掲げたにもかかわらず、早速若手の解雇である。
若手育成もどこまで本気なのかと疑いたくなる。
どんなピッチャーになっていくのか、平岡は楽しみしていたひとりなだけに、残念でならない。




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