農業じゆう人

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都市に希少種? なぜ

2016年08月09日 13時40分10秒 | 話題
   きょうは朝から‘もぁ~とした空気と風’ 午前4時チョイ過ぎなのにもう暑かったです・・。
   予報できょうは朝から暑くなるとは聞いていたのでウォーキングだけで菜園の作業は中止に・・
    (えっ・歩いたの!といわれそうですが・・バカですからいつもどおりでした)
   この猛暑、我が街でも過去で一番早い午前10時15分に防災無線から注意勧告がありました。
   只今“市内で35度を観測しました! 水分などを取るなどして熱中症にご注意ください”と
   きょうの猛暑は都市部が中心なんだそうです・・? そうでなくても暑い都市部なのにです・・

   でも、そんな都市部にこんなことが見られるんだそうです・・・?
   絶滅の危機に直面した「希少種」が見つけた安住の地は、なぜか都市の片隅にあるとか?
   そんな「不自然」な現象が時折、見つかるようになってきたんだそうです・・??
   人里近くの自然は多種多様な生物を育んできたが、人間生活の変化と共に変わったようです。

    
  4月末で晴天の日を見計らって、大阪空港の脇にある公園に行くと、水色の金属光沢を放つ
   小さなチョウが地をはうように次々と飛んでくるそうです。 【シルビアシジミ】という種
  本来のすみかは、牛馬の餌や肥料を得るための草刈りで草丈が低く維持されている河川敷の草原
  適地が減り、国は絶滅の危険性が高い絶滅危惧種1B類に指定。埼玉や岐阜・愛媛などでは絶滅した
  それが~なぜか爆音の響く空港で乱舞しています。 足元はクローバー(シロツメグサ)やヒメジョオン
  などといった外来植物だらけ・・。大阪府立大の“石井教授”は「悩ましい風景」と漏らした
  石井さんらは2003年に空港での大発生を確認したそうで、理由を探ったそうです。
   一つは、☆空港は草丈が低く管理され本来の生息地と似ていること! ☆もう一つは
   幼虫が空港にない本来の餌のミヤコグサの代わりに外来のクローバーを食べること??
  豊かとは言いがたいが自然のもとで、希少種が偶然、適した条件を見つけた例は他にもあるそうだ
   国の絶滅危惧種1B類のツマグロキチョウは、愛知県の宅地などで外来植物のアレチケツメイを
    幼虫期の餌にし、増えたそうですョ・・?!
  「希少種の復活イコール本来の自然の回復、ではない」と、石井教授は言っています。

    
  たくさんの在来種が生息する「豊かな自然」が街中で見つかる例もあるんだそうです(上)
   神戸市北部の団地内の斜面にある草地では2014年、国の絶滅危惧種1A類の多年草である
   ヒメミコシガヤなど、各地で減少している草原性植物が40種近く見つかったそうだ。
   兵庫県立淡路景観園芸学校の学生だった“上村さん”と調査した同校の“澤田准教授”は
   “市内や近隣の農業地域でもだんだん減ってきた良好な環境だ”という。
   農業地帯で良好な草地が減る理由の一つは、小さな農地をまとめて大規模化する農地改良!
   工事で本来の草地がなくなると、草が再生するのに時間がかかる上に外来種も入りやすく
    種数が減るというもの。 また耕作放棄も影響が大きいといわれている。 
   これは草刈りされなくなった草地を丈の高い草が覆い、低い草が生き残りにくくなる。
    兵庫県北部では種数が3分の一以下に減った報告もあるんだそうです・・。
   澤田准教授は“団地では農家の代わりに管理者が草刈りを続けてくれたため、
          昔と似た環境が維持され、植物が残ったのだろう”と言っています。

  横浜市の二ツ池も都市に残る豊かな自然だそうだ。ここは半世紀前に役割を終えた農業用のため池
   自然の成り行きで数十年前からヨシなどの植物が茂るようになり、トンボが復活したところ。
   県内で一度絶滅したアオヤンマなど約40種が住んでいるそうです。
   神奈川県立生命の星・地球博物館の“苅部学芸員”は“これだけ豊かな池は県内に他にはない”
   そう言っているそうです。 トンボは新たに渡ってきたらしいが、なぜ、この池だけなのか?
   「市街地なので、農薬の影響を免れたことが大きいのでは・・」と推測しているそうです。

    
    メダカが絶滅危惧種になったのは17年前の1999年です。
     多くの身近な生き物は安住の地を見つけられず、苦境が拡大しているといわれている。
     例えば、ミズスマシ。 かつて田園地帯に普通にいたが、全国で激減を確認。
     国は12年、ミズスマシ科17種のうち11種を絶滅の恐れがある種に加えた。
    小川などにすむ淡水エビ・ヌマエビ類を調べた埼玉県立川越女子高の生物部は今春、
     近所の大半の場所で外来種しかいなかった!と学会発表した。
     “矢野教論”は、“普通にいた在来種と知らぬ間に置き換わったのがショックだ!”と

    15年版の国のレッドリストに掲載される生き物は約5千種だったそうだが
     07年版から約800種増えたそうです・・。
    リスト作りにかかわっている大阪府立大“石井さん”によると、絶滅の恐れがあるとされる
     昆虫や植物のほぼ半数は、人の営みで生物多様性の高さが維持されてきた里地里山に住む

    里地里山の生きものはかつて、洪水などで生まれた天然の草原や、そこが長い時間かけて
      変化した雑木林に住んでいたとされている。
     治水が進み新たな草原はできなくなったが、人里近くでは草刈りなどで環境が保たれ、
      それで、すみかが残ったのでは・・とされているようです。

    “石井さん”は、“人と自然との関係が変わり里地里山から日本的な生物が消える中、
         今の社会に最適な人為的自然のあり方を模索すべきです!”と指摘しています。

      私、難しいことは分りませんが、田舎で育った者ですから
          “石井先生”のおっしゃられることは、その通りだと思っています。

   絶滅の恐れをリスト化
    環境省は約5年ごとに国内の動植物について絶滅の恐れを評価し、リスクのある種名を網羅した
    レッドリストを発行しています。日本自然保護協会が1989年に発行した植物版レッドデータブックが
    前身で、その後、国がまとめるようになった。
    2012、13年に第4次レッドリストが発表されて以降、約5年ごとに見直しに加え、必要に
    応じて随時小規模な見直しも行うようになった。 最新版は15年版です!
    現在、第5次レッドリストのための調査が進んでいて、新たに「海洋生物」のリスト作成も行う予定だそうだ
 

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