京都の知恩院近くにある老舗のカバン店は、テント布を使った堅牢なカバンで多くのファンから
愛されているが、この店の前にかけられている‘のれん’には《布》《包》を並べた大きな文字
が書かれています。
“永六輔さん”の創案になるというその「文字」は「鞄」という漢字をひねったものだそうで
(私が持っている同社のカバン)
一般的なカバンは革で作られているが、同社のカバンは布を素材(写真上)にしているので
《革》を《布》に置き換えたというわけ。 さすが“永さん”らしいアイデア漢字だ。
だが「鞄」は「革をなめす職人」という意味の漢字だそうで、古くは「カバン」という意味が
なかった。 その「革をなめす職人」というのも古典文献における使い方だそうで、そもそも
今の中国語では「鞄」という漢字がほとんど使われていないという。
カバンのことをいまの中国語では「包」という漢字であらわすのが一般的だそうです。
学生やサラリーマンが本や書類を入れるカバンは「書包」だし、リュックサックは「背包」、
女性のハンドバックは「手提包」というそうです。
古代から最近にいたるまで中国で作られた字書のほとんどには「鞄」が見出し字に載せられて
いるが、しかしそこの説明に「カバン」という意味はないそうだ。
だからなのか「カバン」は「鞄」に対して日本人が与えた国訓だとする漢和辞典もある?
ただ調べてみると、19世紀末期の中国で書かれた小説の中に「鞄」を革製のトランクという
意味で使った例があるから「鞄」を「カバン」と読むのが日本だけに限定されていたことでは
ないようです??
いっぽう中国には古くから、二枚の四角い板で紙や薄い着物をはさみ、板の端にある穴に紐を
通して結んだ「夾板」という道具があり、これを中国語で《チァパン》と呼ぶそうです。
この「夾板」がモノを入れることから革トランクを意味する「鞄」に結びつき「チァパン」と
いう音が「カバン」になったのでは・・という説があるそうだ?
だが日本では革で作られた「鞄」など珍しかったにちがいない・・
だから「布」は、日本本来のカバンの姿を表しているといえるのではないでしょうか?
[きょうは内視鏡による大腸検査でした。 昨日から検査用の食事で腹ペコ
予約の10時30分が、始まったのは12時20分頃 約2時間遅れで検査開始。
腹ペコなのでイラつきましたが、無事何事もなく終わりホッとして帰ってきたところです]
愛されているが、この店の前にかけられている‘のれん’には《布》《包》を並べた大きな文字
が書かれています。
“永六輔さん”の創案になるというその「文字」は「鞄」という漢字をひねったものだそうで
(私が持っている同社のカバン)
一般的なカバンは革で作られているが、同社のカバンは布を素材(写真上)にしているので
《革》を《布》に置き換えたというわけ。 さすが“永さん”らしいアイデア漢字だ。
だが「鞄」は「革をなめす職人」という意味の漢字だそうで、古くは「カバン」という意味が
なかった。 その「革をなめす職人」というのも古典文献における使い方だそうで、そもそも
今の中国語では「鞄」という漢字がほとんど使われていないという。
カバンのことをいまの中国語では「包」という漢字であらわすのが一般的だそうです。
学生やサラリーマンが本や書類を入れるカバンは「書包」だし、リュックサックは「背包」、
女性のハンドバックは「手提包」というそうです。
古代から最近にいたるまで中国で作られた字書のほとんどには「鞄」が見出し字に載せられて
いるが、しかしそこの説明に「カバン」という意味はないそうだ。
だからなのか「カバン」は「鞄」に対して日本人が与えた国訓だとする漢和辞典もある?
ただ調べてみると、19世紀末期の中国で書かれた小説の中に「鞄」を革製のトランクという
意味で使った例があるから「鞄」を「カバン」と読むのが日本だけに限定されていたことでは
ないようです??
いっぽう中国には古くから、二枚の四角い板で紙や薄い着物をはさみ、板の端にある穴に紐を
通して結んだ「夾板」という道具があり、これを中国語で《チァパン》と呼ぶそうです。
この「夾板」がモノを入れることから革トランクを意味する「鞄」に結びつき「チァパン」と
いう音が「カバン」になったのでは・・という説があるそうだ?
だが日本では革で作られた「鞄」など珍しかったにちがいない・・
だから「布」は、日本本来のカバンの姿を表しているといえるのではないでしょうか?
[きょうは内視鏡による大腸検査でした。 昨日から検査用の食事で腹ペコ
予約の10時30分が、始まったのは12時20分頃 約2時間遅れで検査開始。
腹ペコなのでイラつきましたが、無事何事もなく終わりホッとして帰ってきたところです]