西のつぶやき

日々考える事

お盆

2017-08-14 20:28:23 | Weblog
8/14
 今年は11日の「山の日」から3連休となり、14日15日はお盆となることから、皆さん休んでいると思います。高速道路は別として、市内は非常に静かな週明けでした。
 本日は、例年のことながら、県の職員労働組合の役員として(私も県職員労働組合の副執行委員長をしています)、昨年から今年にかけて亡くなった現役職員の初盆参りをさせていただきました。

 今年は7件もあり例年より少し多いかな、と感じました。私とあまり変わらない年齢の職員が多く、仏壇の写真を見ると一緒に県庁時代にかかわったシーンが思い出され、あーなんと早く旅立ったのだろうと悲しい気持ちになりました。
 県職員4200人弱だが、毎年7人前後が様々な原因で亡くなっていっています。みんな元気で定年を迎えられればと思うが、時代のせいなのか、仕事の煩雑さも加わる中で、少しづづ早期死亡が増えているのではないかと、実感しています。

 また、明日15日は終戦の日でもある。お盆は終戦と重なり、里帰りをして、高校野球を楽しみながら、ご馳走や酒を楽しみながら、家族、親戚の一年の無事の顔合わせと同時に、終戦記念日に平和の尊さに思いを馳せる日であると思う。しかし、今年は北朝鮮の影響で、平和を願うというより、戦争を視野に入れた、防衛体制の強化に向かおうとする、慌ただしい雰囲気になってきていることに非常に危機感を感じます。

 北朝鮮発射のミサイルが、日本の上空を通過する予定であることから、自衛隊も迎撃態勢を整えたが、果たして迎撃するのだろうか。もし、ミサイルが発射された場合、迎撃ミサイルで命中する確率は非常に低いだろう。当たらなかった場合は防衛体制の不備がさらなる防衛強化の世論を呼ぶかもしれないし、日本の防衛力のなさを露呈することにもなりかねない。逆に命中した場合、日本の上空で核爆弾が爆発することになるかもしれないし、破片が日本に降り注ぐことになる、それを良しとするのでしょうか。
 かといって、見過ごして、グアムで被害が出た場合、アメリカが黙っているとは思えない。戦争状態に入った場合、日本は集団的自衛権や日米同盟の関係で、前線で北挑戦と相まみえるのでしょうか。

 やはり、そうならないように、まず外交で北朝鮮を落ち着かせるのが賢明ではないでしようか。お盆の時期だからこそ、先人が命を賭して平和な日本の後世、平和な世界を願った思いを、後世の私たちがちゃんと受け継ぎ、平和の行動をとることが求められているのではないだろうかと考えます。

 盆提灯に戻ってくる、ご先祖様がどんな思いで帰ってきているのか、冷静に考えるべきではないでしょうか。「一緒に冥途に帰ろう」というご先祖はいないでしょう。「しっかりまじめに、楽しく、家族を大事に生きなさい」そんな言葉が聞こえてきます。