神田まつや＠須田町

先週末は北海道から来客あり、ということで接待。いろいろと観ることとなったが、まずはリクエストその1、“江戸っぽい庶民的なお店の美味しい蕎麦が食べたい”を叶えることになり、となると御馴染みのこちら「神田まつや」。客人の欲求をすべて満たしてくれる、そして、ホストの私も楽しめる、一石何鳥？、そんな大リーグボール級のお店である。池波正太郎も放った大リーグボール。



店はこの日も大盛況。老若男女が肩を並べて蕎麦をすする。いい光景ですねえ。特別に厳選したアートのごとき蕎麦も悪くはないが、賑わいの中で楽しく手繰るというのも蕎麦の良さ。これは寿司にも通じるところ。美味しさと楽しさが同居するということはとても素敵なことなのである。懐にも優しい。



この日は接待につき（車）飲まず。注文はカレー丼ともり。まず先にカレー丼をお願いした。残りのメンバーは思い思いに注文。ふと気付けば相席となった御同輩はお酒を飲んでホロ酔い、笑顔。〆の蕎麦が実に美味しそうである。


まずはカレー丼。う～ん、これこそ蕎麦屋のカレーの王道!!!　素敵な一杯。あっという間に胃におさまる。カレー南蛮も食べたい。


続いてもり。実に良いタイミングでやってきた。このお店は機敏なおばちゃんたちの注文やお客の捌き具合も見事で気持ちがいい。江戸とはいえ、さほどカラメではないそばつゆは、ふんわりと鰹の香りがして、優しい蕎麦に実に合う。薬味は葱のみ。わさびなし。これが美味しい。

蕎麦も香りが強いものではないが、なんだか美味しい。そう、ここは全てなんだか美味しいのだ。いつもの美味しい蕎麦、という染色体が存在してるなじゃないだろうか。蕎麦湯もオーソドックスに美味しい。

次回あたりは飲んで楽しんでいる記事にしてみますか。




ゲスト氏も大変に満足した模様でホッ。