濱田浩輔の新連載「パジャマな彼女。」について。
う~ん何度読んでも河下水希の漫画にしか見えないですね(笑)。
私WJのラブコメ作家なら河下水希が一番好きなのでこういうのどうしても反応しちゃうんですよね。
もう雪姫なんて正に河下ヒロインの生き写し、っていうか最早パロディのレベルで
ここまであからさまに意識してると逆におもろいですね。
音楽に例えると、
フィッシュマンズに対するボノボ、みたいな。結構分かりやすくないですか。そうでもないか。
まー何にせよ以前似てるって書いた「カウントラブル」(これもオススメ)以上に河下水希っぽい漫画で
そのオマージュっていうか再現っぷりに思わず感動してしまいました。
ある種の世代交代感覚もあったりするんですけど
まだ強烈なジュヴナイルとかを感じさせる領域までには至ってないかな。
とはいえ、個人的に河下女史の大ファンとしては見逃せない新連載ではあるな。
何気に見守りつつ、密かに応援もしつつ。二番煎じと言えば二番煎じですけど、
ある意味フォロワーが出るって言うのも新鮮ですよね。
ここまでクリソツですとね。
お話に関して言えば、単純に幼馴染vs憧れのヒロイン的な構図で、それに加えて幽霊設定もありと
一話目から随分飛ばしてる印象で退屈はせずに済んだ印象の一話目でした。
予告の段階では断然雪姫の方が可愛いかな、って思ったけど
普通にまくらもまくらで可愛い。
最初から駆け引きっぽい描写を混ぜたりと、案外ラブコメにはこなれてるっぽい。
ああそういえばデビュー作も恋愛漫画だった事を思い出した。
んで収録単行本のおまけページを今読み返して見ると
「これが好評だったらまた恋愛もの描きたい」的な記述も見られるので
割と念願と言えば念願のラブコメ連載だったのかなあ、って思います。
改めて絵、上手くなってるね。
後は単なるフォロワーに留まらない展開を作り出せるかどうか。こと幼馴染描写に関して言えば
女史にはない属性と言えば属性なので過度な心配は要らないかな。
サービス描写もデビュー作から何気に入ってるし
編集部主導っていうよりは本人の素なのも間違いないでしょうね。その辺も是非是非期待です!
それにしても背景描写が実に素晴らしいな。
夏の蒸し暑さの表現、
一面のひまわり畑の幻想感覚、
シーンを見てるだけで世界観に入り込めるのは流石。
この調子でジュヴナイル・ラブコメの良さを継承していってもらえたら嬉しい。
それが河下さんやこの漫画のジャンルだと思ってるので。
◆オマケ
ニセコイ 第15話「ライバル」
まあ、絶対に女でしょうね(笑)。
しかしまあベタながら嫉妬描写の面白い事面白い事。
最後は堂々と恋人宣言、傍から聴いてりゃ「ん!?」ってなっちゃうよね(笑)。
千棘はデレた時の描写が凄く可愛いので来週以降も期待だなー。
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