超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

おおかみかくし 第11話「終焉」 感想

2010-03-19 02:31:48 | アニメ


今週の「おおかみかくし」の感想。遂に決着がつきました。
完全なハッピーエンドではなかったけれど、これはこれで良い方なのかな。



あらすじは、もう前回までで複線等はほぼ消化されていたため、非常にシンプル。
賢木との直接対決と、その後の町の顛末です。
ちなみに先週ちょこっと書いた予想、葛西の側近の男と一誠の後輩の女の子は出番がそれっきりでした。
結局後輩の女の子散々だったなあ・・・。
生まれ変わりとかあればいいんだけど。


かなりドラマチックな終わり方だったんですけど、やや急ぎ足な部分もありつつ
しかしあのバイオリンのお姉さんが賢木に止めを刺したというのは非常に納得というか
ある種の因縁だったのかなと思います。
結局、神人が堕人を招いて一緒に暮らし始めた理由って、
今回の話を観るとただ単に堕人、つまりは人間に憧れていた部分が大きかったのかな、って。
だからこそ、人間側に迷惑を掛けないように徹底的に監視や罰則を強化してたんだろうと。
その内に、自分たちも人間になれるんじゃないかとか、そういう希望もあったのだろうか。
人間と暮らしていたら。
そこら辺は単なる自分の勝手な想像だけれど。

ただやっぱり眠はずっと責任というか、自戒の念を感じていたようで
自ら命を差し出したり、
それとはっさく祭りの時に「私を殺して下さい」って願ってたのも多分眠だろうから
そもそも今回の騒ぎで死のうと思ってたのか
もしくは始末して欲しいというか、そういう願望があったんじゃないかと。
結局は生きながらえた訳ですけどね。

最終的にはバイオリンのお姉さんが実は町を代表する神人だった?ってことで賢木と責任を取る形でああいう、
一緒に消えていくような形をとった訳ですけども
腕が腐敗していた事を考えると、
もしかしてあの人はかおりさんのゾンビとか亡霊だったんじゃないかとかそういう事も考えましたが
(それともバイオリンで町人の不埒を落としていた弊害?)
そこら辺はよく分からないですね。
 ただ一つ言えるのは、やっぱり賢木は間違っていたというか、元々は賢木を守るための掟だった訳ですよね。
もちろん、掟云々じゃ済まされない部分もあるだろうけど・・・・。うーん。
彼はどこか死に場所を、終焉の地を求めていたような雰囲気もありましたから、
それを思うとあの人と一緒に行けたのは本望なのかなあ。
ある意味。


事実を知った堕人たちのほとんどは去ってしまいまして
結局残った堕人は数人、それはまあ博士の一家とかかなめな訳ですけれども
去っていった堕人たちが全員このことを黙ってるわけが無い、
もしかしたら数年後には何らかのアクションがあるかもしれない、って事で
最後まで不穏さを貫いたまま、文字通り今回の騒動は終焉を迎えました。
町が半分ゴーストタウン云々よりも、
残った博士たちがどう行動するのか、が重要な事なんだろうなと思います。
掟やその罰則についても、検討の余地が残されてるみたいですしね。
これからが本当の始まり、ってところでしょうか。

しかし最後の方のパート観てたら、改めて博士って恵まれてるな・・・って思ってしまったよ。
どんだけ充実した放課後なんだ(笑)。
今週はちょっと活躍の場があって、あれは格好良かったけどね。
でも振り返ってみるとかなめとかの方が活躍してたかもしれないね(笑)。
展開が面白くなったのは博士のお陰だけど。物語的には。そっちの意味での貢献のが大きいかも。



という訳で無事終了・・・と思いきや次回もまたある様子、しかも後日談的かと思えば、コメディ話っぽい?
そういうのも観てみたいと言えば観てみたい、って思ってたのでこれもまた楽しみかも。
何やら眠がうさぎになってたけど(笑)。
個人的にはこの面子でラブコメちっくな話とかも観てみたいなあ。なんて。


今回の一連の騒動で、それまで掟だからと黙認してきた裁きや
ただ欲情され襲われる一方だった人間側の意識等、変わっていく部分もあるかと思います。
かなめがはっさくにお願いしてたように、本当にお互い手を取り合って生きていける時が来たら素敵だなと思う。
違う種族どうしで。
そう簡単には行かないだろうけど。
でもこれまで犠牲になった数々の神人、そして堕人の為にもなんとか成し得て欲しいと思う。
そんなことを考えつつも、取り敢えず本筋はこれで締め、ですかね。
もちろん来週の番外編っぽいエピソードの感想も書きますよ!
取り敢えず、ここまで、お疲れさまでした。






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