今まで楽しい漫画をどうもありがとうございました。
全28話で全4巻。うん、まあ客観的に見れば巻数は少ないしヒット作とは言えないけれど
それでもある程度流れが出来てた上での完結ではあるので
不思議とそこまでの不満はなく
むしろある意味良い具合にまとまったんじゃないかなあ、とは思える
それもまたこの作者ならではの構成力の賜物という事で・・・成長しましたねえ。
そんな成長が結果に結び付かなかった事が個人的には残念ではありますが
まあ言ってしまえば読切の時点である程度完成されてた物語ではあったので、このくらいの塩梅が
ここが限界地点なのかな・・・って気もしつつ
裏を返せば
読切で様子を見ないでそのまんま来るべきだったかな、とも思うけど(笑
まあそれでもこの作品が最後まで面白く、読んでて気持ちの良いラブコメだったのは変わらない。
最後の最後まで登場人物が純真であることを貫き通したある種の傑作だったと思います。
それはあくまで個人的な評価に過ぎませんが、
過程からして
この結末も納得出来たというのが本音ではあるので。
翔太も、今や随分男らしくなったものですね。
出来ればこの先の物語も覗きたいけど、
まあそれは想像なり単行本の描き下ろし等で補完する事にしましょうか。
坂本次郎さんミウラタダヒロさん今まで本当にお疲れ様でした。
振り返ってみると、この作品は基本的に一本道の物語だったような気がします
由比ちゃんの登場は分かりやすく紗奈ちゃんの嫉妬を煽る為
小鳥の登場はその後押しを決定付ける為、
要するに基本的にメイン二人の為にこの世界は回っていた印象がある訳なんですけど
この漫画はそういう装置として用意されたキャラクターに対しても誠実だった
由比ちゃんは由比ちゃんで最後まで健気で可愛かったし
小鳥の活躍に関しては書くまでもなし
メインヒロイン3人が割と均等に活躍していて、印象にも残ってる
その丁寧さというか生真面目さというか、他の子をおざなりにしない姿勢なんかは
振り返って考えると本当に立派な構成だったなー、と思います
これが中々出来るようで難しいですからね(笑
単行本で読むと、いかにそういう段階を踏んでるのか、複線を仕掛けてるのか、丁寧なのかが
一発で分かる仕組みにはなってるんですけど、それはキャッチーな路線とは必ずしも言えない
だけど先天的な客引きに頼らずに、
じっくりとじっくりと二人の物語をしっかりと紡いで
最後まで手を抜かずに完結まで漕ぎ着けた
そういう誠実さというか
真面目な姿勢はやっぱり素敵だったし、読切と変わらぬ純真さは端々から感じられた
その証拠に翔太はこれまで一度も他の女の子にはなびかなかったし
最初から最後まで紗奈ちゃん一筋を貫き通した
揺れる事すらなかった、
揺れてもすぐに切り替えしたりと
そういった主人公の一途な感じはやっぱりこの漫画特有の良さだったのではと
それが人によっちゃ必死に映ったのかもしれないけど、能動的である事の何が悪いのか?と
個人的にはそう思います
そういう部分を評価して欲しかったんですけど
まあ流石に今週の翔太はきっと男らしいって感想を抱いてもらえるかな、と
最後の紗奈ちゃんの絶品スマイルを含めて最終回に相応しい至高の出来でありました。
この漫画をずっと読んで単行本も買って来て良かった、と素直に思えた瞬間。
結果的には打ち切りですけど
丁寧な流れのお陰で打ち切りには感じない
それ即ち、良作である証拠ですね。
また3巻や4巻の感想も頑張って書いていきたいと思ってます。
連載は終わっても、まだ単行本で続きが読めるっていうのは嬉しい。
2月が早くも楽しみですね。
後、この最終回で初めてマネージャーさんを好きになれたような気がします
彼女もまた紗奈が大好きで彼女の為を思って動いている事がしっかりと伝わってきて。
何気に良い味出してましたよね。
ストレートに「恋愛」を描いた最高の最終回だったと思います。万歳!!
この出来ならばきっと短期の良作としては記憶に残るんじゃないかと。
そう思いましたね。
それもまたここ数週の丁寧な積み重ねの効果、かな。
まあそれにしてもなんですかね、もうジャンプでお色気込みのラブコメは無理って事なんですかね?
お色気も立派な表現だと思ってるんですけど。明らかに減っていったからなあ。
それに対して「あざとい」とか「狙ってる」とか
少年誌なんだから当たり前じゃん、って個人的には思います
そういうサービス的な表現すらダメだなんて私的にはちょっと息苦しいし、
なんだかつまんねえなあ、と。
ゆるやかに去勢されていってる感覚が・・・。
まあそんな愚痴はさておき、実は今年の新連載の中でも安定度に関してはトップクラスだと感じてました
最後の最後までピュアピュアな恋愛模様を魅せて頂き個人的に大感謝です!!
改めて、ありがとうございました。
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