白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―マイクログリーンの魅力―

2016年02月19日 | 健康

「マイクログリーン」と言っても、日本では今尚、それがどんな葉もの野菜なのかはっきりイメージ出来ない方が多いのか、殆どその名前が知れ亘って居りません。

其れも其の筈、日本食とは異なる欧米のサラダ野菜食文化から生まれた新しい香味野菜食材であるからでしょう。

 

-インドアー栽培のマイクログリーンーWebimagesより

その背景には、恰好な香味食材にもなる発芽野菜のスプラウトには食中毒発生の潜在危険が付きまとい、アメリカのレストランなどでは、スプラウトのような発芽野菜を料理に利用するのが、特に控えられるようになった経緯があります。それに替わって1990年代ごろから登場して、新しい料理の飾り付け等に利用の始まったと言うハーブ系の香味野菜がマイクログリーンであります。

 

―マイクログリーンのサラダイメージーWebimagesより

其の持つ豊かな風味や色彩の斬新さに加えて、発芽野菜の「スプラウト」を凌ぐ、栄養成分での優れた特徴が明らかにされた事がきっかけで、元はレストラン料理の飾り付けの脇役から始まった、いわゆるスプラウトに代わる幼芽野菜ですが、急速に全米で其の利用が広がって其の名が定着したのです。

尤も日本では、若葉野菜の葉を何種類か寄せ合わせた「ベビーリーフ」と言うサラダ用食材が売り出され、既に市販品で多く見かけるになっており、それとの区別が今一つはっきりしてない事もあって理解されにくいのかも知れません。

 

―ベビーリーフの市販パックーWebImagesより

今や世界的な健康ブーム時代であり、健全な食生活の中にあってのビタミンやミネラルなどの宝庫と言う緑黄色野菜や果物など、それらの栄養的な観点からの関心は一際高く成って居ります。

それが様々なハーブ系野菜の幼芽を切り取って、簡単に料理の付け合せサラダに利用できる新野菜食材となれば、其の健康へ寄与度からも多くの方の興味を惹くのも当然です。それでアメリカでは、マイクログリーンがブームとなって急速に知れ渡ったのです。

それに亦、新野菜食材となれば、年齢を経る従って多く発症する生活習慣病に大いに関係して来るのであり、その包括的な健康管理への重要さから、多くの方がサプルメントに頼るアメリカの一般的な世相背景も有って、新サラダ野菜食材と言う事での興味に更なる拍車が掛かったのでしょう。

 

―マイクログリーンは名脇役です!-Webimagesより

其のような健康志向時代の中にあっての今日の日本ですが、超高齢化社会を迎えて戦前と戦後生まれでは、その成長期で食糧不足に大きな違いがあったのであり、育った年代とともにその日本食にも亦大きな変遷がありました。そして、今の食生活での健康に対する捉え方ですが、これ亦その年代差で違いが生まれているように思われます。

その上に、社会階層で個々人の健康について認識レベルにも相当な違いがあり、常識的な判断で日本人の健康意識レベルを見極める事は出来ません。唯、今言われている日本人の総体的な野菜不足、マイクログリーンがブームと言われているアメリカと比べると、その野菜認識にはかなりのな落差があるのは確かであり、マイクログリーンと申して、多くの方には興味の他かも知れません。

 

―シンプルなミックスだけのマイクログリーンー

此処で話が一寸飛躍しますが、日本では今尚、どんな病気でも医者に掛かって薬等を飲みさえすれば大概は治ると単純に考えて居られる方が多々居られようであります。確かに今では、医学の進歩のお蔭で治る病気はすぐに治って仕舞います。

ところが今、治らない病気、一旦発症すると投薬治療を以っても簡単には治らない慢性的な疾患が大変多くなり、また現代医学で其の治療法が確立されて居ない難病が残る時代です。

増してや、高齢者の身体機能の低下と共に発症している慢性的な変性疾患、最早対処療法薬等を飲み続けても決して根本治療にはならず、薬漬けと言われて国の医療財政の負担増大の大きな要因となっています。

 

―色鮮やかなエジブルフラワー入りのマイクロリーンサラダーWebimagesより

そんな事からでしょうか、国の社会医療財政の逼迫度は深刻な状況にあり、先日、厚生労働相の諮問機関の中央社会保険医療協議会(中医協)は、2016年度の診療報酬改定案をまとめ、厚労相に答申したのですが、其の中に有ったのが、身近な「かかりつけ医」の機能を強化するための、認知症の人や乳幼児を対象に、かかりつけの役割に対する報酬を新設する言う事であります。

そして紹介状なしで、大病院を受診する場合には、診察料などとは別に初診で5000円以上が請求されるようになるとあり、4月から実施すると言う事です。

 

―フルーツサラダの脇役のマイクログリーンー

其れは何を意味するかと言えば、身近な「かかりつけ医」のもつ機能の大切であり、其の地域の個々人の日頃の健康管理の指導的な役割を担う、適切な医療の相談者たるべきで、「かかりつけ医」の指導や然るべき診療手順も経ずに、病気となればいきなり大病院を受診して専門医に掛かれば病気は手っ取り早く治せると思うのは了見違いであり、社会保険医療財政の財源の乱用にもなり兼ねず、そのペナルテイーをお払い頂きますと言う事のようであります。

 

―Paul Clayton Ph.D.

実は、英国の医学栄養学者であるポール クレイトン博士は、食生活にあっての現代栄養学の推奨摂取量の考え方には問題があると指摘しております。

それで彼は、先進国に住む人々の多くが栄養不足状態あると捉えているのです。 それはカロリー(熱量)の不足では無く、微量栄養素の慢性的不足と言い、ビタミンやミネラル類、必須脂肪酸、あるいは食物繊維の不足などであると言います。

それらの不足や一時的な欠乏は短期的には大きな問題にはなりませんが、長期的には、いずれ何らかの病気や短命に至る確実な要因に他ならないと主張しています。

 

―種子ミックスで香味と色彩が楽しめるマイクログリーンー

今日の栄養学で言う各必須栄養素の一日当たりの推奨摂取量、其の考え方の原点は、飽くまでもこれだけ取って居れば先ず安心とする目安と言います。

それは最小限の摂取量に他ならず古い栄養学に基くのであり、年齢や職業、生活環境等の個々人での違いなどは考慮の対象にはなって居ないのであり、各々で必要栄養素量は大きく違うのであって、其の考慮が欠けていると唱えて居ます。

 

―多彩なサラダの演出を可能するマイクログリーンー

それでクレイトン博士はこう申しています。今日の医学の進歩にはめざましいものがありますが、人は永遠に生きられるわけではありません。遅かれ早かれ、いずれは死を迎えます。

しかし、人が死ぬのは「老齢」そのものによって死ぬのではありません。むしろ、加齢に伴う一連の病気によって死ぬと言うべきです。

それらの病気とは、例えば、冠状動脈血栓症、ガン、糖尿病、関節炎、アルツハイマー病、骨粗しょう症などであります。

これらの病気はまとめて 「非伝染性変性疾患」と呼ばれています。言い換えるなら、伝染性ではないが身体内部の機能の衰えを伴った病気というわけです。

 

―サラダミックスをより楽しくするマイクログリーンー

其処で博士が唱える健康法はと言えば、従来の栄養素の「必要最小レベル」という考え方と決別し、その「害のない最大レベル」を追求して、積極的に栄養素を摂取することによって最大限の健康を確保しようとする前向きな姿勢であります。

「最大栄養による最大健康」という新しい前向きなコンセプト、それが天寿を全うする前に変性疾患に捕まる事の無い、真の長生きの秘訣と言うのであります。

 

-ミックスが大切なアクセントのマイクログリーンーWebImagesより

扨て、其の最大健康に繋がる最大栄養の立役者を担うにふさわしい、候補と申し上げたかったのが、ハーブサラダ野菜のマイクログリーンであります。

お分かり頂けると思いますが、例えば「ヘルシーミックス」と呼ばれるマイクログリーン種子配合は、ブロッコリー、ルッコラ、グリーンマスタード、ガーデンクレス、大葉クレスの5種であり、それぞれにビタミン類、ミネラル分、食物繊維などの種子由来の栄養素が多岐にわたって含まれています。

これらのハーブサラダ用の幼芽野菜野のマイクログリーンをキッチンカウンターで自ら育てれば、略2週間ごとに、次々と切り取っては、即食卓に飾れるのであり、思っただけでも楽しくなる光景ではないでしょうか。

 

―食卓を飾るのに先ずふさわしマイクログリーンサラダーWebimagesより

其の魅力的なサラダ姿を、ネットのイメージ画像から拝借してお見せしましたが如何でしょうか。毎日食べたほうが健康に良いと言う野菜の手っ取り早い摂取法にはピッタリのポットポニックスで始めるマイクログリーン栽培、お薦め致します。はじめて見ませんか!

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます! (ビギナー)
2016-02-20 04:17:52
読者登録ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

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