白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―新型コロナウイルスに学ぶ ヘルスウェルネス戦略―

2020年05月28日 | 健康

私事で恐縮には存じますが間もなく満83歳になり、話題が年齢の話になったなら元気な後期高齢者の仲間入りをしていますとそろそろ実年齢より少々若く装う事も出来そうです。

そんな風に言えるのも此の歳迄、無病息災で頗る元気で過ごして来られたからであり、日頃の自分流の健康管理が先ずは納得が行く状態に収まっているとばかりに、少々自賛したくなる気分浸って居るこのごろです。

新型コロナウイルス -Web 画像より

それにしてもこの歳になって初体験となる前代未聞の新型コロナウイルス感染症の大流行、中国 「湖南省」「武漢市」から始まった発症すると多くで重篤な症状に陥る流行性疾患であり、これ程の大規模な感染拡大になるとは誰も予測し得なかった大惨事となり、当のWHOすら充分な警戒が必要と言いながらも当初はこれ程の事態には至らないと予想して居たかようであり、緩慢な対応との報道も見受けられました。

それを敢えて言うならば、過去の事例、従来認識に何か幻惑された結果での大誤算ではないかと申したい想いです。

何しろ、あれよー、あれよーと言う間に感染者数が急上昇する凄まじさ、其の結果、欧州主要各国から北米等では、正に医療崩壊が起こったかの様に感染数の急増に連れて増えていく死者数であり、不幸にして命を落とされた方々やご遺族には、唯心よりお悔やみ申し上げるしかありません。

其の「新型コロナウイルス」の感染発生国の中国は、今や感染拡大の抑え込みに成功し、一早く厳重を極めた発生地域の完全封鎖(ロックダウン)も既に解除して、被った経済社会的損失の挽回に取り組む体制が報道される等、今般の新型コロナウイルス、“COVID-19” を克服した先輩国として余剰となった防護医療資材やマスク等、他国への無償提供が伝えられています。

COVID-19 発生した武漢市―Web 画像より

なにしろ、ご記憶の方も居られると思いますが、中国では同じような 「SARSコロナウイルス」による全身性の感染症が、2002年11月に中国南部の広東省で非定型性肺炎の患者が報告されたのに端を発して、北半球のインド以東のアジアやカナダを中心に感染拡大し、2003年3月12日にWHOから 「グローバルアラート」が出され、同年7月5日に終息宣言が出されるまで、32の地域と国に亘り、8,000人を超える症例の報告を経験した、類似性感染症罹患の発生先輩国であったのです。

それに中国は、こうした感染症は歴史的に古くから経験済であったようであり、東洋医学では典型的な流行り病である 「湿邪」と言われ、其の昔から季節が変わっても、そう簡単には蔓延の鎮静化が望めない、質の悪い「外邪」(感染症)とされて来たようです。

それで常日頃から、健康に留意する 「摂生」や「養生」の精神が一般に通念化して居り、それが今般の様な重篤な感染症の生死を分ける、予後の肝心な要点になっていると思われます。

人にはそれぞれ日頃から、自然治癒力を高める養生の心掛けが何よりも大切であり、自分で自分を護る、疾病認識が古くから心得とされて来たと言います。

其の古来から医療を担って来た 「漢方」 「鍼灸」等の伝統中国医学では、その根底にある生体の持つ自律神経系の免疫力を賦活して、生体が本来持っている自然治癒力を、如何に生かすかに掛かって居るのです。

―魔法の弾丸概念の創始者―

パウエルエーリッヒ Wikipediaより

一方の西洋医学の根幹を成している医療の役割は 「魔法の弾丸」と喩えられる、百発百中で疾病 (原因ウイルス)を斃す 「ワクチン等」の特効薬作用を究極の医療とする、捉え方であります。

其の開発が、未だ望めない新型コロナウイルスワクチン、感染症が重篤化し時の延命措置といえば、人工呼吸器装着し、ウイルスとの闘いの経過監視しの時間稼ぎであり、其の間の対症療法で唯、回復を待つと言うのが実態の様であります。

もっともそうした 「魔法の弾丸」の待望論、近代医療の信奉者達の医療認識であり、多くが医療受益者の患者側のそれであって、医療提供者側は如何あっても、可能な限り持てる手段を駆使して治療に専念するのが医療従事者の使命であり、そう念じて奮闘されて居られるが当然の実情でしょう。

しかし今般のパンデミック、それに対応して居るのが、それぞれ各国の医療実施制度があり、欧米先進国であっても国に依っての違いがあるでしょうが、具体的には承知していないので何とも申せません。

唯、日本のような医療実施制度の国民皆保険で、医療受益者側の自由意思で何処でも好きなように医療機関を選択して、医療が受けられる程の自由な国は無いと言いますし、医療費負担制度に従って掛かる費用も抑えられて居り、日本人の医療依存は世界でも別格の様であります。

今般の新型コロナウイルス、“COVID-19” の日本人の感染者数に占める死亡率が、諸外国に比べて著しく低い事が世界で話題になって居ると伝えられて居ります。其の理由、皆さんは何処にあると思われますか?

一説によると、日本人は既にCOVID-19の抗体を持っている人が多いと言い、その結果、PCR検査で陽性と判定されても自覚症状の出ない感染者が多く居るようで、其れが感染元の特定を困難にしているも確かなようであります。

もし、そうであれば最早、感染を予防する方法は極めて難しく、今既に実施されているPCR検査数を可能な限り増やして、COVID-19陽性の隠れ感染者の発見と一時的隔離を、更に強化するしかありません。

その対応が間に合わず、取った措置が今般の緊急事態解除となった 「新型コロナウイルス特措法に依る緊急事態宣言」であり、世界諸国で広く実施された 「ロックダウン」を、急遽の策として日本も亦、実施せざるを得なかった理由と解釈できます。

だだし欧州でも、人口1,020万人で感染者2万7900人超で死者が3460人のスエーデンでは、それでもロックダウンを実施ししては居りません。

ロックダウン マークーWebimagesより

此処で話は前後しますが、その前から賢明な日本人の知恵の出し所となったでしょうか、先ず新型コロナウイルス感染を疑われる検査該当者の基準に一定の枠を設けて、陽性反応者に線引きをし、収容可能なベット数の上限を考慮しながら、医療崩壊防止が図れるように、且つ医療従事者や関係者側の適切な対応が可能なように、感染陽性者の病状レベルで、患者選別を図ったのです。

その上に、PCR検査陽性でも軽度発症者には自宅隔離を勧め、支障とあれば隔離専用のホテルへ等の収容を準備して、利用もしたのですが、唯、其の中には容体急変が起こって、適切な医療機関収容が間に合わず、落命された例も報道されはしました。

しかし、此のような大変賢明な対応が出来たのも、考えて見れば今般の新型コロナウイルス、“COVID-19”の武漢地域ロックダウンに対応して、一早く現地脱出日本人を特別機で複数回に亘って帰国処置を取ったのを始め、亦、折しもに日本に寄港したクルーズ船ダイヤモンドプリンセスの乗船客の足止め隔離処置等から、いろいろ学んだ知恵を生かしての適切な医療関係者の処置の結果であると思います。

其れを見て知って居た筈なのに、其の後に起こった欧州諸国やアメリカの一部地域のような、高感染率拡大や高死亡率等、本来起こり得ない想定外の結果であり、何か対応に間違いがあった筈と、私見ですが言いたいところです。 

従って、西欧諸国を始め、アメリカ等の“COVID-19”の感染率と死亡率には、何か問題がはじめからあっての医療対応不備や制度にあり、日本とは異なる、理解の他となる背景事情が、あったように思われてなりません。

其の証拠には、新型コロナウイルス、“COVID-19”の武漢地域の総感染者数も総死亡者数も、あの膨大な人口に対する発表数字では、考えられない程に低い数字レベルであり、西欧側に言わせれば、中国政府の政治的作為的数字として認めていないようですが、事は如何あれ、自分の命は自分で護ると言う医療文化、伝統東洋医学思想が根底にあり、その医療意識の違いが、その背景にあって生まれた結果数字のように私には思われますが、如何でしょうか!

西洋医学は、良く言われていますが、「病」を攻める、侵襲的な医療認識が根底にあります。其の侵襲的医療に耐えて、我慢するから、それ故に、“Patient” 「患者」 と呼ばれて居ると言います。

“COVID-19”で落命され方は、感染が引き金となって起こる「持病」の悪化が、結果的に主因と言われ居ります。自ら自分を護る医療、その医学概念こそが、根本的に感染しても、無事に生還できる確率の向上に寄与している主因ではないかと思われます。

―ツムラ漢方記念館―イメージ画像より

それで、最後に取り上げるのが、中国に現存する最古の医学教典、黄帝内経の『素問』の「上古天眞論」にある有名な 「恬淡虚無なれば、真気之に従い、精神内に守り、病いづくんぞ従い来たらむ」 とする一行であります。

実は中国では、古代から万病の元と言われて来た、感染症の感冒 「風邪」を鎮める秘策があり、その意味をご理解できますか? 種明かしをすれば、自律神経系の免疫力賦活で生まれる、抗体の作用を指して説いているのです!そのキーワード 「心身一如」です! もし、新型コロナウイルス感染がご心配のなら、先ず抗体検査を、どうぞ御受け下さい!

 


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