「flash+back」

私の愛車の「過去・現在・未来」

チューニング

2016-12-31 11:24:15 | Weblog

P5-VPS

マツダの汎用スカイアクティブ1.5Lエンジン。

 

ロードスターに興味を持ったのは、1.5Lという

小排気量で、スポーツエンジンとしての素養、資質を

高めたエンジンを搭載したこと。

 

それが、P5ーVP「RS」

 

いろいろと理由はありそうだが(軽量化)、エンジニアが

その気概で・・・汎用エンジンのチューニングの伸びしろと、

ベースエンジンの資質向上を図ってみたかった。

 

このことも理由の一つだと思う。

 

以前、述べたが、(吊るしの)NAエンジンで

エンジン出力のカタログ数値を達成できるものは、

まず、ない。ほとんどない。

 

一部の高性能エンジン以外は。

その中に1,5LのP5-VP「RS」も含まれている。

実馬力は135ps~140ps弱と言われる。

 

ロードスターのP5-VP「RS」は、メーカーが

チューニングを施したエンジン。そこに惹かれる。

 

NAエンジンチューニング。今や死語となりつつある

悲しい状況の中、こういう希少なエンジンを選択

出来る環境に感謝すべきかなと。

 

仔細に並べると・・・

 

高回転化 カムプロフィール変更 

フルカウンター鍛造スチールクランク

専用吸排気再設計&最適化 

4-2-1-2エギゾーストシステム 

ECU変更 シリンダーヘッド&ブロック変更

軽量フライホイール

 

なかなかのメニューと言いたい。

精緻、真摯、そして連綿と続く枯淡の「進境」。

 

FFをFR転用というが、ただの構造変更では

すまされない。エンジニアにより幾多の追加変更を行う。

 

7000回転まで軽く廻り、7500回転が許容。

トルクは15.3kgmと・・・絶対的には薄いが、

その車重が1200kgもあるわけでは無く、

僅か1020kgだ。

 

実際、それなりのトルクは確保している。

 

111ps/6000rpm 14.7kgm/3500rpm

これを

131ps/7000rpm 15.3kgm/4800rpm

まで、チューニングを加えた。

 

『Lあたり100ps位』は・・・楽勝だったと思う。

しかし、海外のガソリン事情(粗悪な地域)や「間違えて」

レギュラーを使用したことまでを考えて、あえて性能を

131psに「絞った」のが正解だろう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

150ps/7000rpm

16.5kgm/4800rpm

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

自分の愛機を乗りやすく、かつ、絶対的な能力を

高めるために、本来の走りに近づけるために

いつものようにチューニングを加えて行く。

 

『上記の数値あたりまで』持っていこうと思う。

自然吸気(ナチュラル・アスピレーション)スポーツ

エンジン1800ccくらいの能力値だ。

 

ターボと違い、乗りやすさのカギは・・・低速のトルク

確保と、そこから高回転域へのさらなる伸びだ。

 

 

吸気系をパーツいくつか変更(完了)

最新のSEVで乗り心地と中低速トルクを上げる(完了)

旧世代のフィーリング重視のSEVアイテムを

アバルト500から少し移植(1月)

ニューテックNC-80超高性能添加剤を純正オイルに

ブレンド・・10psはアップ(1月)

ECUチューニング・・中高回転域を改善(2月)

 

今の状況だが、慣らしでもトルク感がぐぅっと盛り上がり、

拭きあがりの滑らかさ、そして、奮い立たせるサウンド・・・

『第1段階は』、満足の極みだ。

 

次元が違うが・・・全然違うが、

自然吸気エンジンのチューニング

 

そのセオリーの一部はアルピナの気概に通じる。

そう、思っている。