「flash+back」

私の愛車の「過去・現在・未来」

ホイールベース/トレッド比

2008-05-22 20:05:50 | Weblog
続きです・・

実例をあげてみましょう。
みなさんが興味があるヤツ・・

TT 1.59 
クラブスポーツは、66mmもワイドトレッドらしいです

SLK 1.58 
意外と頑張っています。シャシベースは、旧型のC

エリーゼ 1.55 
これは意外でした・・もっと究極かと思いました

V8バンテージ 1.66 
やはり1.65を切れませんでした

C6 1.72
アメリカン・リアルスポーツは、これ位でいいのかもしれ
ませんね・・

F430 1.58
F様の意地。ロングホイールベース&超ワイド・トレッド。
物凄く長く、かつ広い。・・ガヤルドには負けない

ガヤルド 1.59
F様と接戦。ホイールベース2560mmは、入念に計算
されたもの


そして我が愛車アルファロメオ147 1.68
この手のモデルとしては悪くないのですね。大健闘。ハン
ドリングマシンです。作り手の思想はある意味スポーツカー
ですから・・

マツダ・ロードスター 1.56
この値を見て本当に嬉しくなったですね。マツダさんありが
とうございます。いつまでも作り続けて下さい。日本の誇りは、
このモデルにこそ・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

画像はアバルト。500・・ヒット間違いなし。

シャシベースのパンダのホイールベースを、130mmもあえて
削ってリアル・スポーツカーなみの1.56という数値を実現!

その値は後発の「アバルト」のために・・

「確信犯!」
コイツは、凄いマシンが誕生します。

1.65

2008-05-19 22:13:51 | Weblog
『ホイールベース/トレッド比』

自動車評論家、福野さんの著書に記載されているキーワード

数値をもとに、車の運動性能の側面を測るもの。その重要な
アイテム的なキーワードの一つ。

一つの数値は正義ではないと思います。しかし、確実な指標
として比較対照の際には、結果的には真実を導くものの一つ
になるものだと、考えます。

前から私も着目していましたが、特にボクスターに乗るよう
になってからより意識するようになった数値です。

ホイールベースを前後トレッドの『平均値で』割ったもの。

数値が1に近づくほど車はワイドトレッド&ショートホイー
ルベースのタイヤ接地アライメントになり、機動性重視の車
(ハンドリング指向)になる。数値が2に近づくほど、車は
安定志向となる(直進性重視)。

細かくみればサスの設計&設定次第、アライメント設定、ボ
ディの設計段階での剛性強度部位配置で、車の特性はいくら
でも、いかようにも変えられるといいます。

しかし、福野さんの著書の中でその値の・・数値の境界線は
1.65あたりにあるという表記は、心に『!』ときました。

今の車の設計は居住性重視のロングホイールベース指向です。
スポーティモデルにおいてもそうです。BMW、スカイライ
ン・・。当然ロングホイールベース化となれば、トレッドも
必然的に広げます。トレッドを広げれば、重心が低くなった
ものと同じ効果が得られます。しかし、体躯の拡大をまねく。

回頭性を上げるためにオーバーハングは短く設計。デザイン
の余裕度は減ります。FF車でもエンジンをバルクヘッドの
後退までさせて、前後バランスをとろうとする時代です。

もはや数値は無視できる存在か。いや、古典的セオリー・・
やはりホイールベース/トレッド比等の数値判断が確固たる
ものとして生きているのです。現在でも基本的な判断材料と
して。

986(2.5) 1.61
987(2.7) 1.59

996(カレラ) 1.59
997(カレラ) 1.55

1.65を切る磐石なスポーツカー指向の数値。ベーシック
な987 2.7と996が同数値というのも興味深いです。
ちなもに987 2.7は、二ユルにおいて986 3.2
のタイムより、遥かに短縮されているのも参考になります。

より911が今後快適性も詰めてくるのであれば、この値は
大きく戻る可能性があります。逆にボクスターやケイマンの
次期モデルは、数値をシビアに減らしてくると思われます。

しかし、体躯がかさばり重くなる傾向のボディ。そしてアウ
ディとの共同開発と兄弟車の噂。この点は方向性がどうなる
のか?アレンジ&セッテイングの差だけで詰めてくるのか?
興味深いテーマではあります。

E30M3 1.79
E36M3 1.89
E46M3 1.80
E92M3 1.79

肥えてきたボディ。そして、安定志向のロングホイールベース。
これらを巧にトレッド拡大の方向性で数値の悪化を食い止めて
来たわけです。乗用車ベースです。必至に・・いや、必死に。

この数値を見れば、体格的に&居住性重視のためのボディ幅の
拡大だけでなく、全ては大切なアイデンティテイ・・M3の運
動性能確保のために。そのロマンチシズムをBMWから感じ取
ってあげるべきかもしれません(M3派でアンチ新M3派の方)。

1.79・・これはBMWの「どの車の数値か」分かりますか?
新M3と全く同じ数値!

そう135iクーペ。

M3のまんまショートスケール版と言えそうですが、BMWで
数値的に唯一、スポーツカーであるポルシェに肉薄「できるか
もしれない?モデル」はZ4の1.66のみ。



いろいろ・・(2)

2008-05-11 20:00:48 | Weblog
(1)
「車検だ!147」

6月下旬に147の2回目の車検がやってくるのです。
過走行で7.3万キロ。見積りを取ると35万円(汗)。

タイベル&ウオーターポンプは交換済み。バッテリー
も、純正装着のダメ製品から(ある意味、欠陥品です
よね)信頼感抜群のボッシュ・シルバープラスに交換。
このバッテリーは、本当にオススメ。

純正の2年以内突然死完全保証・笑のものと比較になら
ない。水揚げ時にPDIで強制交換して欲しいものです。

大物としてはクラッチ交換とエンジンマウント類の交換。

まだクラッチも充分いけそう&マウントも振動感がまだ
大丈夫という診断で来年へ見送り出来そう(良かった)。
燃料フィルターあたりは・・。ワコーズのクーラント&
エアコン添加剤を施工するので・・そのあたりは楽しみ
だったりします。その他では、イリジウムプラグとMT
オイルは交換。MTオイルはディーラー開発ブレンドを
使用するので(スノコベース・75W-85強)これも
楽しみ2。

(2)
「イタリア本国では・・」

上記の車検の相談の時に、イタリア国内での事情の話で
盛り上がりました。アルファはロールを許しながらコー
ナーリングをするのに対してフィアットは押さえ気味の
セッティング。ある意味ゴーカートフィール(大袈裟)。

「何故ですか?」と訪ねると、イタリア南部を中心に
売れるパンダやプント達。貧しい農村地帯の南部に比較
して、経済力が豊かな工業地域が展開する北部。トリノ
・ミラノ・ジェノヴァなどの工業都市が位置します。
アルファは北部地域において、圧倒的に売れるそうです。

南部地域に多い石畳の道路をかっ飛んで走るためには、
シャーシをファミリーカーでも、固めざるを得ないとの
こと。南北の地域性の問題。ドイツ国内でフィアットが
昔から意外と人気であるのは、あの固められた足廻りが、
かえって国民のフィールに合うからなのでしょう。

(3)
「初めて使用!スポーツモード」

『押してもいいかナ・・』

緊張しています。首都高で今日初めて、スポーツモードの
スイッチを押しました。PASMも強制的にハードに選択
されてしまうので、隣りにあるセンタコンソール・スイッ
チを押して機能解除。

『おおぅ・・』

カタログどうりでした(笑)。スロットル・レスポンスが
半端ない。前の車との距離も考えなければちょいと危険。
ペダルの踏み込みに対して、トルクの立ち上がりが早い。

井戸さんのコメントどうり、ロングツーリングには意外と
楽な装備かもしれません。アップダウン、傾斜が多い地形。
レスポンスの速さ=加速体勢・・そして前方車を俊敏に
追い越す時など重宝しそうです。ストップウオッチは・・
私には、飾り的な代物(笑)。

このトルクの立ち上がりは・・直噴エンジンの台形低速側
の盛り上がりの何となくイメージリンクしますね。

(3)
「B3Sの出現は・・?」

BMWの過給エンジンは2種類存在する。以前何処からか
情報を聞いて、そんなブログ記事を書いた記憶があります。
今存在する3L直噴は、ロウ・プレッシャーエンジン。

過給を強化したハイ・プレッシャータイプも開発されて、
出現するらしいです。ある雑誌で3シリーズのマイチェン
で355psのスープアップ・ツインターボが出ると書か
れておりました。必然性があるのかは疑問ですが。

本国発売の、3Lディーゼルエンジン搭載モデルを出力
(過給)差で、既に3つのモデルを生み出しています。
325d 330d 335d・・

直噴3Lのハイプレッシャー・ツインターボエンジン。

それが真実となれば・・BMWはM3やB3の領域に匹敵
する(踏み込む)モデルを頂点に掲げる事になりますね。
あくまでも数値上の話ですが。

しかし、そうなると差が縮まることにより・・400ps
オーヴァーでB3Sが出現するのでしょうか?M3も何ら
かのアクションは(!?)。

いろいろ・・

2008-05-05 20:32:08 | Weblog
(1)
ダウンサイジング

もう実際に所有や試乗されている方も多いと思われますが、
ミニと207のエンジンは、共同開発のものです。実際に
「BMW主導でプランが立ち上がった」などと言われてい
ますが、そんな単純なものではないでしょう。

乗り比べると軽快な207に対して、まるで5シリーズの
ような上級の乗り味とクラスレスの雰囲気を醸し出すミニ。
NAでは急激なトルク上昇の後に続くエアーズロックのよ
うな台形大トルクが味わえます。207もミニもスムーズ
です。しかし、拭け上がりは滑らかという表記は使えませ
んね。がさつな印象はぬぐえない。仕事はしてくれますが。
やや雑味なこの点は、今後の改良点でしょう(燃費は凄い)。

207はじめ、307・・その他のシトロエン含む多くの
車種にこのエンジンを採用していくので、ボディが大柄で
車重のある車を直噴エンジンの豊かなトルクで駆動してい
くので、ミニオンリーに採用するBMWよりも遥かな多く
のアクションプランを抱えるプジョーの方がセッテイング
含めて多くの注文を出した事でしょう。

ダウンサイジングと言われていますが、体躯に対して通常
適応以下の排気量エンジンを積んでこそ、ダウンサイジン
グ思考と言えます。

207ではなく、より重くボディの大きい308に積んで
こそダウンサイジング。以下DSと表記。新A4やパサー
トの1.8L群もしかり。フィアット1.4L直噴ターボ
も、ブラーボではDS。アルファ・ミートゥやプントアバ
ルトでは違う。国産ではかってW過給エンジンを製作した
日産あたりがDSエンジンをデビューさせてほしいですね。
マツダも2.3Lターボだけではなく、かってのように
ミラーサイクルとSCを組み合わせて独自の機構で勝負して
欲しいですね。

アルピナもB3搭載のツインターボを、出力を少し上げて
B5やB7に搭載モデルを追加すれば、無理をしない内省的
な動力性能と今後の将来性と環境適応能力の企業アピール
で、一つの美しい方向性が見えてくると思います(V8の
SCがツインターボベースになるかもしれませんが)。

(2)
987とTTはライバルか?

違うと思いますね。捉え方は様々ですが、FFA3ベース
シャーシのTTに対して、上の911のパーツも組み込ん
だ完全スポーツカー設計の987。成り立ちが全然違いま
す(TTはある意味、理想的なスポーティカーですが)。

しかし、車としての魅力は別のものです。驚異的な質感を
誇る内装や、ダ・シルヴァの中道・・やや左翼的な印象派
のデザイン、マグネティックライドなど。根本的なベース
性能を飛躍して高めようとしています。価格を含めてこの
点に魅了されてコストパフォーマンスでTTを選ぶ方はい
ます。その点で言えば、987は一つの競争帯には位置し
ます。

3.2LのTT。圧倒的に4駆の力も借りて速かったです。
驚きですが無機質に速い。感動は少ない。磐石なボディも
ここで限界。TTーSやRSはボディ補強も必要でしょう。

1.8Lエントリーやディーゼルも搭載。モデル体系にお
いても焦点がぼやけてきています。その点含めてライバル
と言うには987とは程遠い関係と距離です。

将来は共同開発兄弟車になるという悲しい噂もありますが。

(3)
147オーナーは考える

私は買い替えは考えていませんが、147をアルファを愛
する(イタリア、ラテン車を愛する)少し小ぶりなハッチ好き
のユーザーは何処に行こうとしているのでしょうか。

国産に乗り換える方もいるようですが、あの車を意識して
いるのでは?待っているのでは?「あの車」とは。

フィアット500アバルト
フィアット・プントアバルト・・
アルファロメオミートゥ
アルファロメオ149

多分、こんなところでしょう(私は新イプシロンだったら)。

でも・・この4台。搭載エンジンが全て一緒(直噴1.4L
ターボ)なんですね・・。これって(複雑&微妙)?