2007年2月11日のニューヨークタイムズに、フェニックス大学をとりあげた大きな記事がでています。
同大学は、株式会社が経営する世界最大の私学であり、オンライン大学として高い成長と高利潤を誇ってきました。学生は、30万人にもなります。
記事は、パートタイマーのインストラクターの比率が高いこと、学習時間が通学の半分であること、卒業比率が低いことなどを指摘しています。また、政府の補助金が大規模であることも問題とされています。
逆風のなかで、学生による訴訟や、トップの交代もありました。
学習時間が教室の半分ですむことなど指摘されているポイントのいくつかは、ネット教育の特徴でもあり、今後十分な議論がされるなかで、よりよいネット大学のありかたが模索されていくでしょう。
ネット大学は、社会からつよく求められています。
*****追記
この記事は、たいへんよく読まれているので、その後の流れについて、ひとこと追記します。フェニックス大学は、よくあるこのような逆風にまけずに、その後さらにたくましく発展し、より大きな役割をはたしています。
なお、経営母体であるアポロ・グループは、アニュアルレポートで、くわしくデータを公表しております。
同大学は、株式会社が経営する世界最大の私学であり、オンライン大学として高い成長と高利潤を誇ってきました。学生は、30万人にもなります。
記事は、パートタイマーのインストラクターの比率が高いこと、学習時間が通学の半分であること、卒業比率が低いことなどを指摘しています。また、政府の補助金が大規模であることも問題とされています。
逆風のなかで、学生による訴訟や、トップの交代もありました。
学習時間が教室の半分ですむことなど指摘されているポイントのいくつかは、ネット教育の特徴でもあり、今後十分な議論がされるなかで、よりよいネット大学のありかたが模索されていくでしょう。
ネット大学は、社会からつよく求められています。
*****追記
この記事は、たいへんよく読まれているので、その後の流れについて、ひとこと追記します。フェニックス大学は、よくあるこのような逆風にまけずに、その後さらにたくましく発展し、より大きな役割をはたしています。
なお、経営母体であるアポロ・グループは、アニュアルレポートで、くわしくデータを公表しております。
まず学習時間ですが、遠隔教育方式でない教材型のeラーニングでは、一般的には、教室の半分の時間で同じ内容の習得ができます。自分のレベルやスピードで学習できることがひとつの理由です。また、例えば打ち出した文書をだれかが朗読してくれたとしますと、わたしたちの目は、ずっと先を読んでいます。つまり、声に出してはなす速度と読む速度には相当の差もあります。
2点目ですが、オンライン大学の場合、やはり、通常の4年よりは5年くらいかけて卒業するほうが無理がないのが現状です。仕事をしながらですから、当然ともいえます。それを、4年での卒業比率で比較するべきではないかもしれません。
なお、わたしたちが準備しているネットの大学院は、大学院ということもあって、通学と同じ学習時間を用意しています。通学以上の効果をあげたい。
ここまでくるのに途中、休憩を挟みましたが、5年かかりました。長かったです。途中で何度もめげそうになりました。
でも絶対に終わらすという気持ちでなんとかやってきました。
正直、よっぽどの強い意志がない限り続けていくのは厳しいです。仕事の合間に何時間も掛けて教材を理解し論文を書く作業は辛いです。やってる内にある程度のコツは掴めるものの、英語ですし。
やっていて一番つらいのは、授業で学んだ事やきつさを共有できるクラスメートが側にいないことです。全部一人でコツコツやらなければならないです。
もしオンラインで手頃にと考えているのならやらない事をお勧めします。
但し、僕は頑張りました。卒業を目前にした気持ちは軽いです。学んだ事も多いです。
どういう選択をするかはあなた次第ですが、あなたが前進することを祈ります。