ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アフリカケータイ事情(1)~しつこいワン切り、その訳は?

2015-06-04 07:30:31 | ぶらぶらアフリカ論
きょうはふと思いだした、アフリカのケータイ電話事情について。


(ンボテ愛用のノキアE61、キーボードがフランス式のAZERTY。)


アフリカとあまり関わりのない人からは意外と思われるかもしれないが、アフリカ人は無類の携帯好き。ITガジェット好きである。

ハイレベルのアフリカ人の訪日客はこぞってタブレット型端末を持ってくる。記念撮影はiPad、会議のメモもiPad。当の日本人がみんなアナログである。笑

日本に来ると、京都、浅草よりも秋葉原、家電量販店が人気の観光スポット。少しでも余り時間があればビックカメラに向かう。

(参考記事)アフリカ人とショッピング
第一話 ガジェット大好き
第二話 コンゴ人とのお買い物(前編)
第三話 コンゴ人とのお買い物(後編)

一方のアフリカ大陸。かの地でもアフリカ人はケータイ大好き。決して裕福ではない庶民に至るまで、肌身離さず持っている。大げさに言えば、三度のメシよりケータイなのだ。

しかし庶民の悩みの種は、、、クレジットである。携帯は持っているが、かけたら電話代がかかってしまう。多くの人は経済的理由から月極契約(Abonnement)ができない。したがってチャージカードを買っては追加することになる。

スマホは高嶺の花。端末が高いのもあるが、パケット代などまず払えない。まずは中国製のなんちゃってケータイ、そしてその後、ノキアのガラケーを目指す。

一度携帯を手にしても、通話は高い。なのでコミュニケーションの主なツールはSMSとなる。

いよいよこのクレジットもなかなか買えない、となってくるとそのケータイは、ただの待ち受け専用端末となる。

いや、それから戦いが始まる。

なにが用事が発生。どうしても人と話したい。そんな時にするのが「ワン切りコール」だ。まず短く一回。長くかけてはいけない。よもや間違って相手がとってしまったら、作戦失敗である。向こうがかけ直してくれば、作戦成功だ。

ん?返信がこない。すると。二度、三度とワン切りでかける。

こちらも負けてはいけない。「用があるならお前がかけてこい」と、ワン切り返し。ガマン比べがつづく。最後にしびれを切らしたほうが負け。電話をかけることになる。

かくしてきょうもアフリカではワン切り大会が繰り広げられている。


(つづく)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。