ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アフリカ人と家電ショッピング(2)~コンゴ人とのお買い物(前編)

2014-04-26 07:30:50 | ぶらぶらアフリカ論
先日facebookでもご紹介したが、このたびコンゴ民主共和国から国家警察の幹部招へいプログラムを担当し、ご一緒させていただいた。短い滞在期間中、たくさんの訪問、視察、レクチャーと、時差ボケを押しての厳しいプログラムであったが、そこはハイテンションのコンゴ人。さらに制服組の警官とあって、ンボテも容赦しない。'Toza, éloko ya makasi, non?'、市中引き回すプログラムとなった笑。

しかし。疲れ果てたプログラムのあと、お楽しみの家電量販店に行くとなると、体力は別腹である。アフリカ人が来日中楽しみにしている訪問地は、多くの場合、もはや浅草でも京都でもない。アキハバラ、そして家電量販店だ。目が爛々と輝く。ああ、あこがれニッポンでの家電ショッピング!



ここから先はアフリカの東西を問わない。先般、「アフリカ人と家電ショッピング」の記事でご紹介したとおりのシーンが、ほぼ毎度、正確に再現される。そして「勝って錦を故郷に飾る」のではなく、「買って家電を故郷に備える」のだ笑。


今回の研修後半日程は大阪に地を移していた。離日前日、時間も夜7時近い。カラータイマーが点メツしている。訪問先もアキハバラではなく、梅田のヨ●バシカメラとなった。


まずかれらが目指したのは携帯電話。
「日本の携帯はテレビが見られるぞ。」
「しかもコンセントをつながなくても自動に充電する。」
そんな機能はない。

そして携帯コーナーにいって驚く。
「オーすごい、この携帯が1円か?本当にいいのか?」
「50台買って帰るぞ!」
テンションがあがる。

「お客様、こちらの携帯はモバイルwifi契約とセットでございまして。。。」
「なんだと?キンシャサでも使えるのか?」
「いやキンシャサは大丈夫だろ?南キブはどうだ?」
どちらも余裕でだめである。

失意に満ちた彼らが次に目指したのは、パソコン売り場である。
そこに並ぶPCたちに、また以上興奮を覚える。
「を、安いぞ、パソコン。しかも薄い。これが欲しい!」
それは中国製である。

「こっちはもう少し値段が張るぞ。日本製か?」
それは台湾製である。日本ブランド、日本製品への根強いあこがれとニーズがある。日本の家電、IT製品もまだまだ捨てたもんではない。

「ん?しかしキーボードがなんか変だぞ?」
「配列が英語式ではないか!」

そう、こちらの記事でも述べたとおり、仏語圏では英語式の'QWERTY'ではなく、'AZERTY'なのだ。
「キーボードはかえられないのか?」
「フランス語を話せる店員を出せ。」
どちらも無理である。


さらに失意に満ちた彼らを勇気づけたのは、ンボテのひとことである。
「タブレット端末ならマルチ言語設定。日本の誇るメーカーも出しているぞ!」

彼らのテンションは持ち直した。いざ出陣、タブレット端末コーナーへ。



(つづく)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。