へとへと証券？－６２２

　今朝の新聞の１面に「野村不動産で社員過労死」という見出しで、裁量労働制を違法適用したとして東京労働局が特別指導した野村不動産の社員が過労死し、労災認定を受けたことを
初めて認めたと出ています。多くこの種のケースは初めての事故例となるため、判断が労使で
分かれ揉めることが往々にしてあるようです。
　この記事で思い出すのが「野村証券はヘトヘト証券」と昔は巷の噂になったことがあります。野村系は当時人遣いが荒かったのでしょうか？巷では人読んで「ヘトヘト証券」と陰で噂されていたと言います。
　ノルマを達成させるためにヘトヘトになるまで猛烈に社員を働かせたと云うのが由来のようですが、当時の野村証券の社章は「へ」の字の下に「ト」を組み合わせた造語からできていたそうです。「ヘ」は野村証券、「ト」は創業者である野村徳七翁の「ト」の字を１字いただいてきて社章にしたと聞いております。「へ」の字の下に「ト」の字を並べたようですが、口さがない浪速っ子はすかさずこれを「へとへと」と読んで陰でうっぷんを晴らしていたとか読んだことがあります。
野村不動産に限らず、なんでも最初は巷の話題を面白くするために、浪速っ子は頭を捻って世人に面白く話題を提供したそうです。戦後でも、電通などもこの種の「へとへと」が横行したのでしょう。