シンゾー君よろしく！－６２８

　日本国内でもカジノをやったらという話はもうだいぶ前から取り沙汰されていますが、先日の新聞では、米国のカジノ業者が日本でも営業したいと名乗りを上げているような話がこれまた新聞に出ておりました。米国ではカジノとかルーレットとかのゲームが盛んなことは承知しています。いわば日本はこの世界では後進国と言えましょうね。
　何でもこの業者はトランプ大統領と知己の間らしく、本気で検討することになれば当然トランプ氏の助言を求めるか相談はするでしょうね。そういうことになればあのトランプ氏のことですから、「彼のために一肌脱ごう！」という気になるでしょうね。いや一肌というよりご自分の力を誇示するために、このカジノ戦を利用しようとするかもわかりませんね。名乗りを上げている業者はトランプ氏に近い間柄かも知れません。そうなるとトランプ氏は近くに控えている中間選挙に利用しようと考えても不思議ではないでしょう。
　そんなこんなで、トランプさんに相談すれば、彼は当然安倍首相を利用しようと考えても不思議ではありません。「シンゾー！そういうわけだから万事よろしく！」など言われたら安倍さんは一言も二言もなくこの日本進出に意欲を持っている人のために、引いてはトランプ氏のためによかれ！と動くでしょう。
森友問題にしても愛媛の獣医学校問題にしても、眉つばともいえる色々な問題が起きています。新しい内閣も船出したばかりですから、国民の期待を裏切ることのないよう各閣僚も真剣になって行動してもらいたいものですね。

今は昔の話ー６２７

　私が（新制）K大学に入ったのは昭和２６年のことです。経済学部でしたが、当然のことながら「経済原論」は必修科目でした。ご担当の教授は京大から替って来られた教授でしたが、その教授が、ある時「勉強するなら関西に限る、なぜなら東大の先生は忙しすぎて、勉強に十分の時間が割けない」とおっしゃいました。その理由として「東大の先生は政府（省庁）から〇〇委員とかを委嘱されて、会議に参加されるので、どうしてもご自分の勉強の時間が減ってしまう。勉強するには関西が１番」というお話をされたことを記憶しています。
　確かに各省庁から会議の招集がかかって、参加されるためにご自分の勉強の時間に制約を受けるということでした。
　昨日報道されました今年度のノーベル物理学賞を受賞された本庶教授も京大の先生です。
わが国で最も早く受賞されたのは湯川秀樹先生も京大の先生でしたね。
　また最近でもIPS細胞の研究が評価され受賞された山中博士もご卒業は神戸大ですが、やはり京大の先生ですね。確かに東大卒、名大卒の先生も大勢いらっしゃいますが、やはり経済原論の講義を担当された先生のお話が頭の片隅に残っておりますね。