高遠杯は、毎年6年生が卒団する前の最後の大会として定着している大会です。
TOP伊那ではここ数年、高遠杯の後でそのまま卒団式(修了式)を行っており、
今年も去年と同じ、上新田公民館で行われることになっていました。
TOP伊那は、この高遠杯はいまいち相性が悪いというか、未だ決勝トーナメントに
進んでいないと思います。春先で、グランドがぐちゃぐちゃだとか、大人用の
大きなゴールを使っているとか、いろいろ不利な条件はあるのですが、それは
相手も同じなのですから言い訳できません。うまくパスが繋げない、GKが小さいので
ミドルシュートを決められてしまう、それもチームの実力です。
ただ、今年は今までの実績からも、何とか決勝トーナメント、さらには優勝まで
狙っていけると、選手だけでなく、周りも期待していたのです。
先に結果を書いてしまいますが、今年も決勝トーナメントに残ることは出来ませんでした。
初戦、喬木戦を逆転勝利で快勝したまでは良かったのですが、次戦、駒ヶ根によもやの
完封負け。0-3の完敗です。正直、誰も予想していませんでした。
喬木に勝って、ほっとしてしまったのか、駒ヶ根を侮っていたのかはわかりませんが、
きっと選手だけでなく、チーム全体がそんな感じだったのでしょう。
喬木戦の立ち上がり。1分で先制され、この試合が鍵だ、この試合に負けたらそこで
終わりだとばかりに、鬼気迫る勢いで左サイドを駆け上がり、個人技で同点ゴールを
すぐさま決めたTK君。この同点弾がTOP伊那を目覚めさせ、勇気を与えました。
そこからは前線のA君、K君、G君等が躍動し、終わってみれば8-3の快勝だったのです。
出られるかわからないと言われていた5年生の控えも出ることができ、この試合で
控えも出せたのは大きいと思いました。
駒ヶ根はこの前の第一試合で、高遠戦をMenottiが主審を務めました。この時の印象は、
攻撃陣にうまくて大きい子がいるので、守備がポイントなのかなと思いました。実際
この試合では15-0と圧倒的大差で駒ヶ根が勝っています。
駒ヶ根戦前に、選手達の様子を見た限りでは、これが最後の試合になるとは思えないような
悪く言えばリラックスしすぎな感じでした。事実、ふざけていた5年生の一人が先発から
外されたくらいですから・・・。
前半から、TOP伊那は押し気味に試合を進めていましたが、多分、3,4回は決定的なチャンスを
外していたと思われます。意外にもサイドハーフで使われたMenotti息子も、コースのできた
所をニアに鋭いシュートを打ちましたが、GK正面でした。息子のシュートは、ほぼこれ一本
だけでした。
前半も終わりにさしかかった頃、押し気味だった所に駒ヶ根のカウンターを食らい、見事に
先制を許してしまいました。決めるときに決めないと、必ずこのようにやられます。いやな
雰囲気のまま、後半に入っていきました。
今回、Menottiはベンチに入っていましたが、選手起用には全くタッチしていませんでした。
まあ、これはいつもの事なんですが、今回、個人的にはもう少し勝ちにこだわっても良かった
のかな、と思いました。特に駒ヶ根戦は、前半もいつも通りの布陣とは違った物だし、後半、
2点目を取られてから、G君等に替えて、5年の控え選手と、6年でも主力ではない子を
出してしまったので、まだ10分以上時間があるにもかかわらず、サイドにボールが展開できず、
そう言うときに限って、良いボールがサイドに出たりしていました。
試合後、冬の間コーチをしてくれて、最近では5,6年を見てくれているNコーチが、駒ヶ根との
敗戦について、語ってくれました。「軸になる何人かの選手を替えてしまうと、周りが
とまどってしまい、結果、そこから崩されてやられてしまう。軸になる布陣を替えずに、
それ以外の部分で選手交代をしないと厳しいね。」そんな主旨の事を言っておられました。
その後、Uコーチとも話していたので、同じ様なことを話したのかも知れません。
確かに、全体の底上げや経験を積ませるために、全員を出すのは大事なことではあるのですが、
6年生最後の大会、ベストな布陣で、MAX勝ちに勝ちに行って欲しかった。6年の親たちも
そう思っていたのではないでしょうか。
Menottiは逆に、小さい大会でも勝ちにこだわりすぎて、反省することが多いのですが、それでも
チャンスは与えているつもりです。練習で頑張って認められれば、チャンスは増えるし、
そうでなければ当然チャンスは減るわけで、控えの子はチャンスが少ないのが当たり前だと
思っています。その少ないチャンスを何とかして活かすようにと、いつも言っています。
例えは少し違いますが、ボクシングでも引き分けだとチャンピオンが勝つわけで・・・。
Nコーチがもう一つ言っていたのは、「全員を出しても、負けてしまうと結局、子供はやる気を
無くしてしまう」と言うことでした。6年は今回、最後、絶対優勝してやると、意気込んで
いました。喬木に勝てればいける!そんな気持ちでいたかも知れません。まあ、それが
心の隙を呼んだとも言えるし、結局、コーチ、選手全部含めて、TOP伊那の実力がなかったと
いうことです。
今年はベスト4は飯島、東春近、上郷、駒ヶ根で、決勝上郷対飯島は、接戦の末、上郷が
優勝。またも郡外にカップを持って行かれました。来年はどうなることか・・・。
さて、修了式。今年は6年にMenotti息子もいるし、嫁がわんわん泣くのではないかと心配
しましたが、なぜか、他の子の時には良く泣くのに、自分の子の時はあまり泣いていませんでした。
それにしても、このイベントは、いろいろと思い出させてくれますね。
今回はTコーチが最後と言うこともあって、TコーチカルトQみたいなクイズもありました。
(本人出題ですが)
もちろんA君一家と、Menotti一家が有利だと思っていましたが、いきなり歳を大幅に多く
言ってしまい、失礼しました。でもその後さすがに盛り返し、6問正解の1位となりました。
まあ、コーチもいるんだから当然と言えば当然ですね。ホタルカップ、上伊那3年生大会。
もちろん正解しました。つい昨日のことのように憶えてます。(歳ですね)
二次会、三次会でも盛り上がって、長い一日を終えましたが、なんと次の日、ゆっくり寝ようと
思っていたら、6時頃、地区の人からの電話でたたき起こされてしまいました。公民館に
車が置きっぱなしで、資源物回収のトラックが入れないとのこと。謝ったり、オクレンジャー
入れたりと、大変でした。来年、貸してもらえないかも・・・・。