伊那人のサッカーぶろぐ

二十年来のアルゼンチンファンである筆者「Menotti」のサッカー観戦記。U12の少年サッカーも応援しています。

高遠杯と修了式

2012年03月24日 10時48分50秒 | 少年サッカー

高遠杯は、毎年6年生が卒団する前の最後の大会として定着している大会です。
TOP伊那ではここ数年、高遠杯の後でそのまま卒団式(修了式)を行っており、
今年も去年と同じ、上新田公民館で行われることになっていました。
TOP伊那は、この高遠杯はいまいち相性が悪いというか、未だ決勝トーナメントに
進んでいないと思います。春先で、グランドがぐちゃぐちゃだとか、大人用の
大きなゴールを使っているとか、いろいろ不利な条件はあるのですが、それは
相手も同じなのですから言い訳できません。うまくパスが繋げない、GKが小さいので
ミドルシュートを決められてしまう、それもチームの実力です。
ただ、今年は今までの実績からも、何とか決勝トーナメント、さらには優勝まで
狙っていけると、選手だけでなく、周りも期待していたのです。

先に結果を書いてしまいますが、今年も決勝トーナメントに残ることは出来ませんでした。
初戦、喬木戦を逆転勝利で快勝したまでは良かったのですが、次戦、駒ヶ根によもやの
完封負け。0-3の完敗です。正直、誰も予想していませんでした。

喬木に勝って、ほっとしてしまったのか、駒ヶ根を侮っていたのかはわかりませんが、
きっと選手だけでなく、チーム全体がそんな感じだったのでしょう。

喬木戦の立ち上がり。1分で先制され、この試合が鍵だ、この試合に負けたらそこで
終わりだとばかりに、鬼気迫る勢いで左サイドを駆け上がり、個人技で同点ゴールを
すぐさま決めたTK君。この同点弾がTOP伊那を目覚めさせ、勇気を与えました。
そこからは前線のA君、K君、G君等が躍動し、終わってみれば8-3の快勝だったのです。
出られるかわからないと言われていた5年生の控えも出ることができ、この試合で
控えも出せたのは大きいと思いました。

駒ヶ根はこの前の第一試合で、高遠戦をMenottiが主審を務めました。この時の印象は、
攻撃陣にうまくて大きい子がいるので、守備がポイントなのかなと思いました。実際
この試合では15-0と圧倒的大差で駒ヶ根が勝っています。

駒ヶ根戦前に、選手達の様子を見た限りでは、これが最後の試合になるとは思えないような
悪く言えばリラックスしすぎな感じでした。事実、ふざけていた5年生の一人が先発から
外されたくらいですから・・・。

前半から、TOP伊那は押し気味に試合を進めていましたが、多分、3,4回は決定的なチャンスを
外していたと思われます。意外にもサイドハーフで使われたMenotti息子も、コースのできた
所をニアに鋭いシュートを打ちましたが、GK正面でした。息子のシュートは、ほぼこれ一本
だけでした。

前半も終わりにさしかかった頃、押し気味だった所に駒ヶ根のカウンターを食らい、見事に
先制を許してしまいました。決めるときに決めないと、必ずこのようにやられます。いやな
雰囲気のまま、後半に入っていきました。

今回、Menottiはベンチに入っていましたが、選手起用には全くタッチしていませんでした。
まあ、これはいつもの事なんですが、今回、個人的にはもう少し勝ちにこだわっても良かった
のかな、と思いました。特に駒ヶ根戦は、前半もいつも通りの布陣とは違った物だし、後半、
2点目を取られてから、G君等に替えて、5年の控え選手と、6年でも主力ではない子を
出してしまったので、まだ10分以上時間があるにもかかわらず、サイドにボールが展開できず、
そう言うときに限って、良いボールがサイドに出たりしていました。

試合後、冬の間コーチをしてくれて、最近では5,6年を見てくれているNコーチが、駒ヶ根との
敗戦について、語ってくれました。「軸になる何人かの選手を替えてしまうと、周りが
とまどってしまい、結果、そこから崩されてやられてしまう。軸になる布陣を替えずに、
それ以外の部分で選手交代をしないと厳しいね。」そんな主旨の事を言っておられました。
その後、Uコーチとも話していたので、同じ様なことを話したのかも知れません。

確かに、全体の底上げや経験を積ませるために、全員を出すのは大事なことではあるのですが、
6年生最後の大会、ベストな布陣で、MAX勝ちに勝ちに行って欲しかった。6年の親たちも
そう思っていたのではないでしょうか。

Menottiは逆に、小さい大会でも勝ちにこだわりすぎて、反省することが多いのですが、それでも
チャンスは与えているつもりです。練習で頑張って認められれば、チャンスは増えるし、
そうでなければ当然チャンスは減るわけで、控えの子はチャンスが少ないのが当たり前だと
思っています。その少ないチャンスを何とかして活かすようにと、いつも言っています。

例えは少し違いますが、ボクシングでも引き分けだとチャンピオンが勝つわけで・・・。

Nコーチがもう一つ言っていたのは、「全員を出しても、負けてしまうと結局、子供はやる気を
無くしてしまう」と言うことでした。6年は今回、最後、絶対優勝してやると、意気込んで
いました。喬木に勝てればいける!そんな気持ちでいたかも知れません。まあ、それが
心の隙を呼んだとも言えるし、結局、コーチ、選手全部含めて、TOP伊那の実力がなかったと
いうことです。

今年はベスト4は飯島、東春近、上郷、駒ヶ根で、決勝上郷対飯島は、接戦の末、上郷が
優勝。またも郡外にカップを持って行かれました。来年はどうなることか・・・。

さて、修了式。今年は6年にMenotti息子もいるし、嫁がわんわん泣くのではないかと心配
しましたが、なぜか、他の子の時には良く泣くのに、自分の子の時はあまり泣いていませんでした。

それにしても、このイベントは、いろいろと思い出させてくれますね。

今回はTコーチが最後と言うこともあって、TコーチカルトQみたいなクイズもありました。
(本人出題ですが)
もちろんA君一家と、Menotti一家が有利だと思っていましたが、いきなり歳を大幅に多く
言ってしまい、失礼しました。でもその後さすがに盛り返し、6問正解の1位となりました。
まあ、コーチもいるんだから当然と言えば当然ですね。ホタルカップ、上伊那3年生大会。
もちろん正解しました。つい昨日のことのように憶えてます。(歳ですね)

二次会、三次会でも盛り上がって、長い一日を終えましたが、なんと次の日、ゆっくり寝ようと
思っていたら、6時頃、地区の人からの電話でたたき起こされてしまいました。公民館に
車が置きっぱなしで、資源物回収のトラックが入れないとのこと。謝ったり、オクレンジャー
入れたりと、大変でした。来年、貸してもらえないかも・・・・。

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ビストロTICS、初参戦。

2012年03月04日 17時16分17秒 | weblog

先ほど、TOPSTONE事務所から、嫁さんの車で帰ってきましたが、

今日は、TOPSTONE6年生のお母さん、限定企画のビストロTICSというイベントに、

料理人として初参加させていただきました。

先週に引き続き、お母さん関係の行事です。今まで、子供たちが思い切り、サッカーができるよう、

陰でずっと支え続けてくれたお母さんに、感謝しておもてなしをするという企画です。

今年は、未だかつて無い大人数、22名のお母さんがゲストとなっていました。

一応、Menottiはパスタ担当と言われていたので、そんなに大変ではないかな、と簡単に考えて

いたのですが、昨日の仕込みを初めてから、この人数はただごとではないな、と、ちょっと焦ったり

していました。

 

自分の出すメニューは、2種類のパスタ。

ひとつはイベント事で定番になりつつある、手打ちで作る、「タリアテッレのボローニャ風」。

いわゆる、平べったい麺のミートソースです。これはソース作りに時間がかかるのですが、

前の日に作っておけば、当日楽だし、麺も生地を前日に仕込めば、当日は延ばして、

パスタマシンで薄く切れば、そんなに大変じゃないと思ったのです。

でも、22人前と言うことで、麺を延ばして切るだけでも、相当時間を費やしてしまいました。

切った後にくっつかないようにするのも、量が多いと大変なので、なかなか難しかったです。

 

もう一つは、春も近いと言うことで、「フジッリの春野菜、アンチョビ風味」という乾麺のショート・

パスタを使った物にしました。これはオリジナルなレシピなので、土曜日に、ちょっと試しに

作ってみました。子供たちにも概ね好評だったし、春の野菜を使いたかったし、最近、

マイブームの、「ロマネスコ」を使いたかったので、あんな感じになりました。

 

パスタ料理は、通常のコースだと、アンティパストの後で、メインであるセコンド・ピアットの

前に出す物なので、ちょっと気になって、Tコーチに聞いたのですが、例年、パスタなどは

ご飯代わりなので、最後の方、ドルチェ(デザート)の前に出しているそうです。

でも、今日は、春野菜のを、メインの前に出して、挟むような感じになりました。これは逆に

やりやすくなって助かりました。

 

とにかく、パスタは温かい内に出したいので、タイミングが重要です。それも22名分なので、

一度にできないし、炒めるのは二度に分けましたが、後の方で、ちょっとアンチョビを

入れすぎたり、早くできすぎて、少し冷めてしまったり、思い通りになかなか行きません。

多少、問題があったかも知れませんが、すみませんでした。なにせ、普段は4人くらい、

多くても、7,8人で、10人前以上作ったことがないので・・・。

 

趣味で作るのと、やっぱり商売で作っている人は違うなー、と思います。

それでも、慣れているTコーチ始め、Aさんなど、凝った料理を手際よく作っていました。

自分も見習うところは多いと思いました。でも飲みながら、ゆっくり作るのも、楽しいん

ですよね。

 

全体的に、みんなおいしく食べていただけたようで、安心しました。

来年、あるかどうかわからない、とSコーチが言っていましたが、私的には、声を掛けて

くれれば、またお手伝いしようと思ってます。パスタ以外の物も、作って見たい気もしますし。

 

皆さん、お疲れさまでした。

Comments (2)
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お母さんサッカー大会2

2012年03月03日 01時54分06秒 | 少年サッカー

助っ人をもらいながら、その本家に勝ってしまったTOP伊那高学年でしたが、

次の相手はロゼッタ、以前も何度か負けている相手です。そして今年は

なんと、お母さんでも何でもない、20代の独身者、U田さんがやる気マンマン

でアップしているではありませんか。

どうやらロゼッタも人手不足らしく、GKとして出るようです。こういう時、

女性は得だな、と思いました。さすがに親とはいえ、我々が出るわけには

行きませんからね。

 

試合は1試合あけて、とりあえず伊那のメンバーは少し休めたのですが、

3年、6年掛け持ちのお母さんは本当に連続出場です。チームが8チームで、

2コートのため、そうなってしまいます。

 

ロゼッタとの試合前には、もうみんな根を上げ始めていました。

しかし、監督はあくまでクールに、指示を出していました。あのGKでは

普通に打ったのではまずゴールできそうもない。近めの位置からトウキック

で何度も行けば、そのうち入るでしょ、そんな感じ。

 

ところが、不運なゴール前のもつれからオウン気味に先制され、後半も一向に

ゴールを割れないまま、見事に追加点を奪われ、0-2での完敗でした。

 

今年はここまでか、と思ったのですが、いつもの強運というか何というか、

勝敗表を見に行ってみると、他のチームで引き分けがあって、うちは1勝1敗

で2位になっていました。なんと(多分)4年連続決勝トーナメント進出です。

 

準決勝は若さを見せつけていた1年との対戦です。

 

ところが、また難問が立ちはだかりました。前の2試合で助っ人に来てくれた

3年生も準決勝に勝ち上がり、試合がかぶってしまうのです。そして、

さすがに決勝トーナメントになれば、自分の子供のチームでやりたいだろうし、

3年からの助っ人は諦めました。その代わり、うちに負けてしまったために、

決勝に残れなかった6年から新たに4人、助っ人をお願いしました。

Menotti嫁と仲良くしてくれているお母さん達で、疲れているところ、快く

引き受けてくれました。

 

準決勝ですが、若いメンバーで何試合か重ねたチームと、急造で疲労もたまった

チームでは、なかなか気力だけではどうにもできない部分はありました。

しかし、前半を1点に抑え、後半も突き放そうと怒濤の攻撃を見せる1年に

必死で守りながら、チャンスをうかがい、シュートまで持っていく執念は

さすがTOPSTONEの6年のお母さんだと感心しました。結局追加されて0-2

で負けましたが、さらに3位決定戦でもう1試合あるのに、すでにみんなは

3決モードになっていました。

 

決勝はうちに勝った1年対、あの3年との対戦となり、うちは3決でまたも

ロゼッタと対戦です。こんどこそやっつけたいところでしたが、その前に、

順位戦で、6年の助っ人はもう1試合です。これは予想外でした。

3決があるから、なるべく疲れないように、とは言ったものの、そうは

いきません。みんな必死で走り回っていました。

 

状況は厳しいものでしたが、ここまで来て2敗して4位では面白くありません。

こちらの作戦は、GKからのボールを、素早く前線のMさんにしかも

ハイボールで放り込み、一気に押し上げて根性でゴールにねじ込む、そんな

子供には言えないような物でした。

 

それでも、予選の時とは違って、ゴールの予感がしていました。

前半、先制されてからも、だんだん動きがクリエイティブというか、貪欲と

いうか、とにかく全員攻撃でロゼッタから初得点を奪うと、後ろからの

Sちゃんの上がりで逆転することに成功したのです。

 

しかし、後半は安心というか、疲れが出てしまいました。サイドから浮き球の

ミドルシュートを2本立て続けに決められ、再逆転、同点に追いつく気力は

残念ながら残っていませんでした。

 

今年の結果は4位でしたが、ほとんど宮田のお母さんの助けがなければ

どうにもならなかったでしょう。でも、伊那で参加してくれたお二人には

当然ながら感謝です。通常だったら休みながらの所、全試合、フル出場

ですから。両方下の子は来年3年生なので、私が担当する学年です。

これからもよろしくお願いします。

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