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老いる事

2007-06-28 22:30:57 | 健康・病気
今回母の病気を通して『老い』について考えさせられた。
私は祖母を見ていて老いと言うのは決して悲しい事では
ないと思っていた。
祖母も脳梗塞を患い手足に麻痺が残ったが明るく前向きに
楽しんで生きていた。
悲しく感じなかったのは自分の意思で動くことが出来る
状態の老いだったからか・・・。
または自分の意思を明確に伝えることの出来る老い
だったからか・・・。
祖母がいつも笑っていたからか・・・。
自分の人生を一歩ずつ歩み心身共に健康に老いる事が
出来たら人間としてこの上ない幸せだと思う。


母が最初に入院した病院の脳外科病棟は8割ほどの方が
寝たきりだった。
手を上に向けたまま動かず固まってしまっている方
たくさんの管に繋がれ天井だけを見ている方
『おーい!おーい!』と誰かを呼び続ける方etc。
ドアが開いたままの状態だから廊下を歩いていると
どうしてもその方達の姿が目に入ってしまう。
母の病室は一番奥だったので必ずそこを通らなければ
行けなかった。
正直・・・その姿を目にするのが辛かった。


生きるという事は時に切ない・・・。
私は自分の人生の最後に言いたい。
『良い人生だった。ありがとう!』と。
だから私は今終われない・・・。


コメント (4)
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