ユーチューブでジンバフエノの動画をのぞいた。
ジンバブエのハイパーインフレは、二億パーセントとか。
https://www.youtube.com/watch?v=mI4V52GTOSU
むかしむかし、30年ほど前に縁があってジンバブエを訪れたことがあった。
ジンバブエの土産話でうけたのは、実はジンバブエではなく、ズンバブエだったこと。
頭文字が「Ji」ではなく、「Zi」。
正式名称は英語で Republic of Zimbabwe(リパブリク・オヴ・ズィンバーブウェ)で通称 Zimbabwe。
アフリカ最南端の南アフリカ国の隣国で、イギリスの植民地時代は、国名が南ローデシア、首都をソールズベリー、独立(1980年)してからは、ハラレ市となった。
大統領はムガベ、独裁者。
気候は比較的温暖、街並みは整然として街路樹が多く、いかにもイギリス人が計画的に造ったことを想像させる街だった。
その当時(1990年後半)は、国情も安定していた。
その後、いろいろあって、ムガベは白人との融和政策を廃して、2000年に白人が所有する4,000箇所以上の大農場の強制収用。
宗主国のイギリスと断絶して混乱が始まり、打つ手打つ手が失敗して結局ハイパーインフレ。
最悪の独裁者とも言われたがそれでもある程度の国民の支持があったという。
理由は、
①アフリカで白人に頼らず、黒人支配で国を統治、
②ハイパーインフレとはいうもののGDPが世界103位(アフリカ諸国ではいい方)、
③内戦で殺し合いがない
など。
そういえば、国の信用がなくて、国が発行する紙幣の信用がないとしても、
①比較的、気候温暖だから、貧しくても過ごしやすい、
②お金がなくても、物々交換で生活物資は手に入れることができる、
③イギリス人らが整備した社会インフラが残り、観光客を受け入れることができる、
④ビクトリアフォールなどの観光資源があり、観光産業が生き残っている、
などがあり、我々先進国の人々が想像するほど、ズンバブエ国民は苦しんでいるわけではなさそうだ。