犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

辰巳ダム>捏造された洪水、東岩取入口は残ったが(その40)

2017年05月14日 | 辰巳ダム
犀川水系河川整備基本方針検討委員会委員長、委員に対して基本高水ピーク流量に関して公開質問状を
 
 法手続を踏んで、犀川の基本高水が策定されて、法的根拠は確定した。しかし、実態と乖離して異常に高く設定されているので、技術的根拠は薄弱である。中は、技術者の立場で情報を集め、情報公開請求で得られたデータを分析した文書を作成した。
学識経験者で構成された委員会で、基本高水ピーク流量を妥当と判断した学識経験者に対して、基本高水をあげることで無駄なダムを量産することに貢献するべきでないという観点から、判断の誤りを問いかけた。

 2005年11月29日、平成16年7月策定の犀川水系河川整備基本方針で示された「基本高水ピーク流量」に関して、玉井/辻本教授へ公開質問状を送った。
 両教授は、手取川と犀川の両方の河川整備計画審議委員をされているので、手取川の基本高水ピーク流量と比較して、犀川の基本高水1750m3/秒が異常に過大ではないか、と問いかけた。
 両教授にかわり、河川課担当係長は、答えるべきものと判断すれば回答するとだけ述べた。

・「公開質問状

 2005年12月13日、観測流量解析した上で、公開質問状を玉井金沢大学教授、辻本名古屋大学教授へ送付し、石川県知事、河川課長へ公開質問状を提出した。
 昭和53年から平成16年までの犀川の観測流量を解析して100年確率の洪水量を求めた。その結果は、930m3/秒。過去100年間の最大の出水である、昭和8年の洪水量に一致した。石川県河川課の想定洪水量1750m3/秒3は9000年確率に相当する。従来から、有史以来発生したことのない洪水であり、過大であるということを主張してきたが、裏付けられた。
 
・「公開質問状
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