うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

夢から覚めた泡沫のごときだよ、人生は・・
せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

東北周遊キャンプ旅 6日目(最終日)

2022-09-27 00:17:40 | 旅行

最終日は帰路である。

昨日夜からの台風予報で、半日くらいのホテル滞留を覚悟していた。

早朝、新潟再上陸の報で、やっぱり午前中の出発は諦めてと遅めの朝食でゆっくりとした朝を過ごした。

思ったより穏やかな風雨で、10時過ぎにはホテルを出発した。

途上、ルート変更や道路封鎖で車中泊も考慮して、飲料、食料、嗜好品と保冷庫用氷をコンビニで購入して、330kmの行程に出発した。

ナビ設定で早速、道路規制の為のルート変更指示である。

予定は山形~米沢~喜多方~奥只見~魚沼~湯沢~みなかみであったが、山形~米沢~会津~鬼怒川~日光~金精峠~沼田~みなかみの迂回ルートである。  これでは80km超過のルートで時間も3時間超増加予想である。

別ルート検索で、山形~上山温泉~長井~小国~村上~新潟~往路を辿るルートで、当初計画走行距離数と15km程度の増加として決した。

小国から先は、往路と同じ道を走るのも芸がないと???

家人の提案で、新潟県民のソフルフードのバスセンターカレーを食すのに、反対するわけもない筆者であった。

ナビ地図の古さで途上少し迷ったが、萬代橋近くのバスセンター13時に無事到着だ。

家人によると、テレビ番組ケンミンショーで放映されて、新潟出身の芸能人こぞっての推奨らしい。 バス発着の待合、案内所のすぐ近くの立ち食い蕎麦屋のカレーである。

バス待ち客より、遠方からわざわざ食しに来訪した風の客が多いくらいである。

口にしたとたんに感じるピリリとした辛味は直ぐにサッパリスープに消えて、見た目はドロドロ厚ぼったいのだが意外にサラサラで喉越しの良いカレースープであった。 多めのボリューム感もこのサラサラ喉越しで、苦も無く完食出来た。 所謂、懐かしい給食カレーである。

20時過ぎの到着予想に、急遽1区間の高速道路利用に変更、湯沢IC~谷川ICの関越トンネルを通過して、谷川PAで東北道路地図をgetして18時半には帰着した。

旅行から帰還したとたんに、季節が変わった。

旅の期間中は東北日本海特有のフェーン現象で、連日の35℃越えの猛暑に居た。

群馬みなかみは晩秋の気温になっていた。急ぎ薪ストーブの煙突掃除をやって火を入れた。

この急激な気温変化に、2日間の下痢と微熱に襲われた。 老いたか・????

コロナ禍で久しぶりの旅は、思ったより順調に進んだし、経費は5泊6日で一人当たりにすると4.3万で格安と云える。

知識の不足や誤りに気づき、経験は実感に裏打ちされた深い知識に高められる、旅とはそんなものだと再確認した旅だった・・・・

今後は高齢化も考慮してテント泊と車中泊のフレキシブルな旅装備も必要かとも・・? ?

 

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東北周遊キャンプ旅 5日目

2022-09-27 00:04:40 | 旅行

5日目は最終泊、山形市駅前のホテルが本日の到着目標である。

行程は、後生掛温泉朝風呂~田沢湖~最上川三難所舟下り~山形駅前ホテルである。 朝風呂と舟下りの体験、アトラクションの日である。

朝明けの時刻のテントを叩く雨音で目覚めた。そんなに酷い降りでもないのだが、テントには大仰に聴こえる

テントの中に居るには快適なのだが、撤収時の濡れテントの扱いには少々うんざり気分だ

熊対策で食物残置だけ気を付けて機材残置した東屋で朝食を

降ったり止んだりの合間を縫って撤収だ

隣地にキャンピングしていた50歳代の2人組ライダーキャンパーと交歓    当地に2泊して昨日は奥入瀬渓流までライデングし鹿角で食材調達したそうだ。今朝当地で解散して、それぞれ県内自宅へ帰途に就くそうだ。  

今回のキャンプ旅行では、バイクにキャンプ装備を積んで気儘な旅を楽しむシニア世代を多く見かけた 羨ましがるのは欲張りだと家人に・・・・・

 

昨夜はシャワー入浴無しだったので、車で5分程度で行ける後生掛温泉へ朝風呂に出かけた。

実に趣向深い温泉である。

 

最上川三難所船下りの予約連絡したら、台風影響で欠航判明  諦めて宿泊場所の山形へ

国道46号線南下 途上ガソリン補給で立ち寄ったスタンドで昼食情報 角館へ

桜の東北三大名所の一つである 角館武家屋敷通り 帰せずして名所訪問となった

製造販売のみの稲庭饂飩の老舗から紹介され食した名物、美味である。

角の立ったキリリと冷やされたコシのある饂飩は確かに三本の指に入るし、玉子の綴じ具合と鶏肉の弾力と出汁味が絶妙の親子丼は久しぶりの出色である。 秋田名物を堪能。

名物堪能したものの、本日の宿泊場所まで200kmを残している。時間にして4時間は????

大曲、横手の地名を素通りして、天童市を通過したのは17時過ぎ、山形駅前のホテル駐車場への入庫は18時少し前であった。

今日こそは山形の芋煮をと、山形駅周辺を物色するも、3連休最終日(敬老の日) 軒並み臨時休業だ! !

止む無く飛び込んだ全国区の豚カツ店 これも山形発祥、地産グルメと納得し厚めのロース豚カツを堪能美味

台風14号の動きも気になるが、ホテル宿泊と明日は帰るのみの行程だと気分も楽に最終日を過ごした

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東北周遊キャンプ旅 4日目

2022-09-26 23:55:23 | 旅行

4日目は 三内丸山遺跡~青森りんご園~奥入瀬渓谷~十和田湖~後生掛キャンプ場の行程で、本旅行計画中で一日の最短距離の計画である。

連休期間中無料開放の幸運に、会館15分前には施設前駐車場に着いた。

来客は子供連れグループが殆どである。この広さと自然豊かな施設は子供を連れて一日過ごすには絶好の環境と云える。

一通りの観覧と久しぶりのウォーキングで折からの暑さに、早々に退去した。

ナビの案内に従い、林檎園に向かった。

筆者のアルバイト先が林檎園なので、本場の青森りんご狩り体験をと!!!

林檎(つがる)2個のリンゴ狩りで350円と格安、大玉2個収穫して味見した。結果??????

林檎園途上で目にした 八甲田山雪中行軍遭難資料館へ

映画八甲田山 高倉健と北大路欣也のあれである。 土地勘として此処がそうだったのかと!!感興が沸いたもので・・・・

因みに、此処も70歳以上は無料であった。

実際にこの会館前の辺りを通って行軍したそうだ。真冬には2mの積雪の中、遠望の八甲田山までとは気の遠くなる話である。

説明員の懇切すぎる説明と案内で会館前から見える八甲田山を撮影。

行軍隊が彷徨いビバーグした3ポイント付近を、辿るようなルートを抜けて奥入瀬渓流へ向かった

この歳になって知ったことが沢山出てくるものである。

奥入瀬川とは太平洋へ向かっている事、十和田湖を源流としていた事

辿ってきた八甲田山山麓の高低を実感しながら、十和田湖へ流れ込んでいるものと思い込んでいた筆者は、突然十和田湖から逆流している奥入瀬渓流に愕然と  まさかあの八甲田を越えてるの??!!

慌てて、確認すると確かに源流が十和田湖だと!!  河口が太平洋だと!!  八戸の近くにおいらせ町がある事、恥ずかしい話である。

当の十和田湖畔で暫しネット検索、勉強

十和田湖を出たのが既に14時半過ぎである。本日の八幡平麓のキャンプ場は早めの設営をと思っていたのだが????

キャンプ場周辺には食材調達場所は無いので、直近の鹿角市でネット検索した食品スーパーユニバースでビール、酒、比内地鶏などを購入して、山道へ

台風の影響か、天候も怪しくテント場での調理食事は止めて、無人の東屋での晩餐となった。

ここも入村16時半過ぎで、管理人にご迷惑を掛けたのだが快い対応で、駐車横でのテント設営を許可頂いた

比内地鶏鍋は、持参の葱と牛蒡に地産の芹と豆腐と滑筍で大変美味であった。加えて秋田の銘酒で心地よい宵を過ごした。

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東北周遊キャンプ旅 3日目

2022-09-25 07:42:23 | 旅行

3日目も快晴に恵まれて、男鹿のなまはげキャンプ場で明けた。

キャンプ客もそれほど多くない時期だったのか・管理人の好意でフリーサイトの格安料金でオートサイト区画を提供してくれた。

前日は15時過ぎの早い時間で設営できたこともあり、近くの立ち寄り温泉に入浴できたのであるが、ここは到着時刻が遅かったこととキャンプ場にシャワー施設が完備していたので心地よい朝を迎えた。

トンボの訪問と朝の空気にゆっくり過ごして9時過ぎにはキャンプ場を後にした。

男鹿半島と云えば八郎潟干拓事業が、僕らの世代には先ず想起される。

八郎潟干拓地を経て、折角なので太宰治の斜陽館、今回の目的地の竜飛岬を目指した。

S32年に着工、S52年にに完工、実に20年に及ぶ大事業だった。筆者が8才の時に着工して28才で完成したことになる。

当然、世代感覚として印象に残っている事業だ。社会科の教本にもたびたび登場したからなのだろう、感慨深く巡った。

秋田のご当地名物

これも、事前調査で押さえてあった伝統菓子である。笹巻と同様 自然由来の原材料で筆者の好みの菓子であった。

柔らかく優しい甘味とバターの控えめな香りがして、なかなかの一品である。往時は贅沢な一品だったのでは???・・

白神山地への登山道口を確認して、廃線となった五能線と並行して車を進めた。

刻限も昼食時であり、深浦漁港の漁協直営の食堂でメニューを確認したが、今少し趣好に合わない。

という間に、鰺ヶ沢入境するや

幻の魚イトウとヒラメのづけ丼だ。量と云い味と云い、前日昼食と同じく大満足!!  加えてこれで1500円と高コストパフォーマンスである。

 

五所川原では

太宰は作品としてより、彼の破滅的処世に魅かれた想いが有る。

相当な資産家に生まれたのがよく解かる。特段の感慨は無かった。老いたのかな~???

 

時刻も15時を回っていて、本日の行程は竜飛岬を経由してホテルとは云え青森市内なのである。

残り優に100kmは有る先を急ぐことに・・・・

大誤算である。15Km引き返して迂回ルート45km 合計60kmの増加行程となった。

途上、神奈川からの単独サイクリストに、同様の行程を自転車行では日没となり不可能との助言。

夕闇迫る中ギリギリの竜飛岬到着

念願の石川さゆり 津軽海峡冬景色 を動画で納めて、青森市内のホテル到着は午後7時過ぎであった。

本日も夕食は、新青森駅の選択肢の無い焼鯖寿司を麦酒片手にホテルの部屋で食した。

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東北周遊キャンプ旅 2日目

2022-09-24 19:37:47 | 旅行

2日目は、胎内~山形経由~秋田男鹿半島の予定行程だ。

胎内から程近い村上市は、伝統的な鮭漁と加工の町だ!

家人も二回目の訪問なのだが、再訪希望もあり立ち寄った!!

比べるべきもないのだが??!!

 

景勝地笹川流れを経由しようと、ルート設定したが災害復旧が間に合わないらしく通行止!!

逆にこれが幸いして、鮭漁の簗場設置の情景を👀‼️

迂回して日本海海岸ルートを行く 

笹川流れの景勝は車窓で撮影無く 

山形 鶴岡、酒田の維新、薩摩のゆかりの史跡探訪を目指したのだが!!

山形の道の駅で見つけた伝統菓子に早速そのゆかりを見つけた!!

鹿児島出身の筆者には、薩摩伝統の灰汁巻とよく似たものと感じた。使用材料もほぼ同じだしお土産にとも思ったが今回は日程上諦めた。

後日ネットで起源を調べたら、以下の記述が有ったので紹介する。

また一説では、薩摩藩の関ヶ原の戦いや豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、干し飯よりも美味しく日持ちする兵糧として作られていたと言われる九州の「灰汁巻き」が、北前船で北上し笹巻きとなったともいわれています。

 

起源、ゆかりはともかく、鶴岡に入ったとたん目についたレストランに引かれた!!

折から昼食時で予約なしで入店できるわけもなく、1時間半待ちの間に予定の史跡 松ヶ丘開墾場へ

ここは、明治維新の史跡だ。

庄内藩は戊辰戦争で唯一敗戦しなかった旧幕府陣営、奥羽列藩同盟の一翼だ。一方戊辰戦争の契機となった、江戸薩摩藩邸焼き討ち事件を起こしたのも庄内藩兵だ。

この強兵を前にした懐柔が大きな理由なのだろうが、戦後の温情処置を下したのが薩摩西郷だ。

酒田には南洲神社があり西郷隆盛を祭ってあるし、松ヶ丘開墾場周辺の民家には今でも西郷の肖像が掲げられているそうなのである。

そしてここ松ヶ丘開墾場は維新新政府、西郷の肝いりで、無禄武士救済と殖産を目的に起こされた一大事業であった。

今は桑畑を含めた規模は縮小されているが、往時の資料によるといわゆるプランテーションだ。

 

予算外の出費と予定外の時間超過で、酒田南洲神社参拝と今夜の食料調達を省略して、秋田男鹿市のキャンプ場へ

テント設営してホッとしたのは6時半過ぎていた。食材は山形のJAスーパーで買い置いたものが奏功した。

何とか二日目も、過ごせそうだ。

相変わらずフェーン現象は治まらず、虫蚊の襲来に蚊取り線香必須であった。

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