うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

夢から覚めた泡沫のごときだよ、人生は・・
せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

香港の若者を憂う

2020-05-25 07:13:27 | 社会・経済

日経新聞24日掲載記事 転載

中共の覇権主義と独裁は、また香港の若者を窮地に追い込むのだろうか。 自ら獲得した自由を奪われる恐怖は、目の前に現れた凶暴な国家権力の恐怖と同じだということを、知っている香港の若者たち。 強大な国家権力の独裁がどれほど怖いのかを知っているのは台湾の独立志向派の人々と同じなのであろう。

「天滅中共(天が中国共産党を滅ぼす)」 もはや天=神頼みなのか??  悲しい !

 ごまめの歯ぎしりしか術は持たないのだが、香港の抗う若者たちや民衆の戦いを支持すると共に憂う。

 

香港で「国家安全法」に反対デモ 180人以上を逮捕 
2020/5/24 17:58 (2020/5/24 23:21更新)
 
24日、香港の繁華街で「国家安全法」に反対するデモがあった=ロイター
【香港=木原雄士】香港で24日、社会統制を強める「香港国家安全法」に反対する数千人規模のデモがあった。警察は物を投げつけた若者らに催涙弾を発射し、180人以上を逮捕するなど混乱が広がった。香港では国家安全法が「一国二制度」を骨抜きにして、言論の自由や政治活動の抑圧につながるとの反発が強い。今後、抗議活動が激しくなる可能性がある。


今回のデモは香港政府が新型コロナウイルス対策で9人以上の集会を禁止してから最大規模。警察は違法なデモだと解散を命じたものの、若者らは制止を振り切って幹線道路を行進した。
デモはSNS(交流サイト)で呼びかけられた。香港島の繁華街、銅鑼湾(コーズウェイベイ)に集まった若者らが「天滅中共(天が中国共産党を滅ぼす)」「香港独立」などと書かれたプラカードを掲げた。
デモ参加者は道路に障害物をおいて火を付けたり、一部の店舗を破壊したりした。新型コロナがほぼ終息した香港の繁華街は多くの買い物客らでにぎわっていた。多数の武装警察が出動し、公共交通機関が止まるなど混乱した。香港政府は「暴徒が傘や物を警察官に投げた。警察は暴力行為を阻止するために催涙ガスを使用した」と取り締まりを正当化した。
香港では逃亡犯条例改正案をめぐる一連の大規模デモから6月で1年の節目を迎える。中国が開催中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で香港議会を通さずに国家安全法を制定する方針を突然打ち出し、市民の間では「一国二制度」が崩壊するとの危機感が高まっている。
香港政府は新型コロナ対策を名目に、毎年恒例となっている6月4日の天安門事件の追悼集会を禁止するなど、民主派の動きを厳しく制限する。当面はデモを認めない方針で、警察との衝突を辞さない過激な若者らの抗議が続く可能性がある。

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手作り燻製到来

2020-05-19 23:08:27 | グルメ

青梅郊外に住む友人から、手作りスモーク各種が届いた。

手作り燻製作りも年季の入ったもので、趣味の域を遥かに超えてしまった!!

世界を股にかけた登山家、旅行家である。世界中の料理・・?食べ物??を食した経験が作るこだわり燻製だ。

旨くないわけは無い。

念の入った制作過程の解説付きである。

 

料理好きの睡夢人である。俄然制作意欲満載である。

1日目は合わせるお酒を、彼とも同行したキルギスタンで買い求めたウォッカに合わせたメニューを!!

二日目は、南魚沼の純米酒 高千代に合わせた和食で!

山荘周辺の蕗やら柿の葉やら、特段の材料を揃えなくとも有るもので・・・・・

 

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新緑の薫りの中で

2020-05-17 16:27:34 | 日記・エッセイ・コラム

彼方の山の緑と紺碧の空との際立ち
萌え出す落葉樹のうす緑と常緑樹の濃緑とのグラデーション
それら全ての圧倒的な生命の息吹きの中で呆然と佇む
そして、まさに燃え尽きようとしている君の生命との対比に
僕は今、涙するしか術を知らない

農夫の操る田植え機が、水澄ましの様に水田を滑る
繁り出した桜緑をざわめかして渡る五月の風
溢れる麦酒の泡と青蛙の鳴声の悦楽は、今悔恨を誘う

昔出来なかった下世話な四方山話が、君との今唯一の糸口
君の雄弁は病状の分析と解説
そしてしかし、それらは全て互いの吐露すべき言霊を託した韻を踏む

君が導いたマイルス・デイビスやアート・ブレイキー、ジョン・コルトレーンを響かせ
僕らに筋を示したカール・マルクスを取り出し
今更、僕は何を成そうと
否、今更だから君と語らおうと

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山岡荘八の「泣き獅子」-水戸黄門漫遊記-を、読了

2020-05-05 09:34:00 | 本と雑誌

いわゆる あの「控えおろう! この紋所が目に入らぬか!」の小説である。
ついつい、引き込まれて気が付いたら鳥の鳴声であった。
先の大戦後、間もない頃書かれた時代小説だが、テレビドラマの浮薄単調な語り口とは違う、時代考証や背景、世相を煮詰めた昔日の物書きの筆力に驚嘆する。

 

この中の一節に、昨今の森友事件に関わる赤木さん自死を含めた騒動に、見事に符合するような語りが有ったので転載する。


 物語の設定は、大阪城代の土岐伊予守(大阪の最高権力者、幕府要人)が、幕府中枢(柳沢吉保)の無体な政策(豪商淀屋の資産没収を狙った取り潰し)に抗する事無く、下級役人を弄して淀屋逮捕或いは抹殺を図り加えて、保身の為に黄門様を偽物として暗殺させようと、この謀が成就の後は証拠隠滅の為にその下級役人をも抹殺しようとしている場面である。

 “” よき政治は万民をはつらつと活かしていくが、小人政治は味方までを次々に殺さねばならなくなる。
 いま大阪市中へは三隊の凶兵がその小人政治の旨を含んで配置された。
 誰が誰を反省させようというのでもなく、誰をよりよく活かそうというのでもない。徒労といえばこれ以上の徒労はなく、無駄といえばこれ以上の無駄もない。
 しかもその費えは万民の収めた税による。万民の税を浪費して、いま、土岐伊予守は老公を薨し淀屋を潰し、成沢丹後を殺し、雨宮伊織を切ろうというのである。しかもそれが、何か天下に大切な、是非ともなさねばならぬ事のような錯覚におちいらせている。 人々をそうした錯覚に陥らせては浪費と悲劇を繰り返してゆくのが小人政治の実体なのだが・・・・””

物語設定といい、人物設定といい・・・・・・
幕府中枢(柳沢吉保)=(安??)、大阪城代(伊予守)=理財局(佐??)、城代配下与力(雨宮伊織)=理財局職員(赤??さん)

コメント (2)
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