うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

夢から覚めた泡沫のごときだよ、人生は・・
せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

もう間に合わない温暖化と人類滅亡

2020-02-22 08:58:40 | 旅行記

2020221日 群馬みなかみ町から新潟県上越市安塚まで、知人のご機嫌伺いに日帰り往復車の旅をした。

猿ヶ京から苗場、神楽を経て湯沢、六日町、十日町、松代、上越市の一般道の旅である。

行程の殆どが、この時期雪深い地域である。

異常な高温気象が続く今年の冬、ある程度の予想はしていたが、此処までとは!!

積雪の少なさ、と言うより雪が無い! ! !

本州有数の豪雪地域の松代である。 雪のふるさと と銘打つ上越安塚である。

 

2月末に既に雪解け増水の河川、今夏の渇水は必須。

冬の厳冬期に休めず2月から発芽を始める野山の木々や果樹。

 

コアラ絶滅の後は、人類絶滅が見えているのに、為す術の無い政治の現実。

グレタ ツィンベリーさんの怒りは、私達世代への怒りは・・・・・

地球温暖化の進行を止め得る時期はもう過ぎ去ったと!”!

今日ほど、この現実に驚愕と為す術の無い無力感と諦観に占められた日は無かった。

オリンピックなどに現を抜かす世相を前に、私は何を為すべきなのだろうか???


冬ごもり

2020-02-11 13:19:01 | 冬篭り

2020年2月11日 雪景色と睡夢山荘

辻潤の「絶望の書」を50年ぶりに読んでいる。

20歳の頃、読み耽った日から半世紀も過ぎたとは??

 

辻潤

明治17年~昭和19年 享年60歳 死因 餓死

当時の日本のダダイズムの中心人物の一人

作家、翻訳家

 

周辺人物

伊藤野江、大杉栄、高橋新吉、竹林夢想庵、吉行エイスケ、辻まこと、平塚雷鳥

 

ダダイズム

第一次大戦後1916年頃のチューリッヒを起点に起こったと言われるダダイズム

日本の1920年代のダダは、アナキズム、表現主義、未来派、構成主義、プロレタリア芸術等と完全に区別がついていた様子はない。むしろ成立の背景が異なるこれらの運動を、伝統や規範を否定する新興芸術として一緒くたに捉えていたようにみえる。当時の若い芸術家にとって重要だったのは古い美学を破壊する精神だった。

大正ロマンで代表される時代背景は、列強に伍して存在感を意識し始め高揚した精神と農村の疲弊や普通選挙、大逆事件などの社会矛盾等、現実と精神の相克の時代であった。

治安維持法が猛威を振るいだす昭和初期への陰鬱な影を映すような思想芸術運動だったのかとも。

現下の平成から令和への時代風景に相似してはいないだろうか???