ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

あきらめない

2006年05月18日 11時47分54秒 | 米軍基地
なぜ、こんなことになってしまったのか、毎日新聞のAさんに聞かれる。市役所バス停で1時間も立ち話。以前にもお会いしたことがあり、女性どうしの気安さでしゃべりすぎた。米軍再編などと言うから、気がついてしまったのだ。去年の今ごろは、なにも考えていなかった。薔薇の手入れと「趣味の園芸」だった。

でも、3年前から、イラク攻撃に加担するなと、ワールドピースナウのデモには必ず行っていた。イラクで高遠さんたちが拘束されたときは、できる限りのことをした。アルジャジーラにメールを、アラビア語で送れたのは、日本の心ある人々の英知の結晶だったと思う。世界はまだ、希望にあふれている。

ニューヨークの9・11.自作自演だとわかるのに時間はかからなかった。週刊金曜日をなめるように読んでいるからね、成澤宗男さん。(笑)さらに、92年から関わっている、日の出町ゴミ事件。トラスト共有地の、ひのでの森を強制収用されたのは、2000年10月だった。あのときの喪失感は、精神科に行って薬をもらうほどになった。鬱状態が長くつづいた。ゴミでわかった権力の卑怯さ、この国の情けなさ。都庁と闘ってきた経験が、米軍再編に直結した。ゴミも基地も、強制収用という言葉でつながった。

日本を植民地にし、奪うだけ奪い、民族も文化もネイションもすっかり無視され、バカにされ、女性や子供を犠牲する。このままでいいのか。気がついた人から、「隗よりはじめよ」。できることからなどといっていられない、憤りを感じる。
できないこともしようと思う。東京下町の粋にこだわっていた、祖父母の血だろうか。父は京都、母は渋谷なのだけど、私は相模原の星が丘生まれ。育ちも、ただの貧乏人だ。失うものがない。しかし、基地のある町で、取り返したいものがある。それは、基地だけでなく、相模原の誇りかも知れない。人間としての尊厳かも知れない。どう、生きるのか問われている。気分が落ち込んできたら沖縄を思い出す。沖縄を想い、支えてくれる多くの人のことを思い、わたしはまだ、あきらめない。

花も実もない一枚の葉っぱ。写真のハナイカダ。なぜ、こんなことになってしまったのか。わたしはいちおう、ブーゲンビリアです。ピンクの花びらに見えるブーゲンビリアも実は花ではないけれどね。しかも、トゲがあったりして。

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