ZARD坂井泉水さん40歳の若さで死去/今日は?

2018-05-27 23:20:04 | ZARD
https://www.nikkansports.com/general/news/201805260000678.html

ZARD坂井泉水さん40歳の若さで死去/今日は?
5月27日

5月27日=今日はどんな日

オバマ米大統領が広島訪問。現職米大統領としては初(2016)

◆出来事

▼日露戦争の日本海海戦で日本の連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を撃破(1905)▼ZARDボーカルの坂井泉水さんが40歳の若さで死去(2007)

◆誕生日

▼内藤剛志(55年=俳優)▼いっこく堂(63年=腹話術師)▼三又又三(67年=タレント)▼堀内敬子(71年=女優)▼飯塚悟志(73年=東京03)▼松本利夫(75=元EXILE)▼山根良顕(76年=アンガールズ)▼石田安奈(96年=タレント)

オススメ平成3年(1991)ドラマTOP3! 愛憎劇の最高傑作、田村正和の名作

2018-05-15 00:11:58 | ZARD
http://news.nicovideo.jp/watch/nw3512969

オススメ平成3年(1991)ドラマTOP3! 愛憎劇の最高傑作、田村正和の名作
2018/05/14 10:00

●『101回目のプロポーズ』否定的な声
2019年4月30日に幕を下ろす「平成」。マイナビニュースでは、「平成」の中で生み出されたエンタメの軌跡を様々なテーマからたどる。この連載は、「視聴率や俳優の人気は無視」のドラマ解説者・木村隆志が、平成元年から31年までのドラマを1年ごとに厳選し、オススメ作品をピックアップしていく。第3回は「平成3年(1991年)」。

平成3(1991)年は、1月17日に湾岸戦争が勃発。各局が報道特別番組を放送する異例の事態となり、視聴者を困惑させた。3月には、女子大生ブームの終えんや深夜番組の過激さが問題視されたことで『オールナイトフジ』(フジテレビ系)が終了。

10月には『オールスター感謝祭』(TBS系)、『たけし・逸見の平成教育委員会』(フジテレビ系)、『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(日本テレビ系)、『ギルガメッシュないと』(テレビ東京系)、12月には『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)と、平成初期を代表するバラエティがスタートした。

一方、ドラマでは社会現象となる作品が続出。平成元年・2年に続いてフジとTBSの2強状態は変わらず、TOP3には両局の「現在こそこんなドラマを放送してほしい」傑作を選んだ。
○『オヤジぃ。』『おとうさん』につながる父親像

■3位『パパとなっちゃん』(TBS系、田村正和主演)

田村正和

1987年の『パパはニュースキャスター』、1988年の『パパは年中苦労する』に続く、田村正和の“パパ”シリーズ第3弾。前2作は思わぬアクシデントで子どもたちと生活することになったモテ男のコメディだったが、父娘2人の関係性を描くハートフルなホームドラマに一変した。

腕利きの建築士で色男なのに、娘のことになると情けなくカッコ悪い父親になってしまう志村五郎(田村正和)と、父親のことを思いながらも、時にぶつかり、愛する人についていく決意を固める娘・夏実(小泉今日子)。

物語は夏実の20歳から25歳で結婚するまでを描いたものだが、小学校の入学式、授業参観、高校の卒業式など、それ以前を振り返るシーンも多く、どの瞬間も夏実を思う五郎の愛情であふれている。

その溺愛ぶりは見る者に気恥ずかしさを感じさせるほどだが、最終的に微笑ましさが上回るのは、さすが田村正和。結果的に、2000年の『オヤジぃ。』(TBS系)、2002年の『おとうさん』(TBS系)で見せた熱い父親像につながる作品となった。

家事の面から父娘を支えるなど、優しく見守る亡き妻の母・森脇まどか(白川由美)、夏実を思う生協のスタッフ・梅田大介(浜田雅功)など、脇役にも愛情深いキャラを配置。全編を通して、優しさと温かいムードであふれていた。

プロデュースに八木康夫と貴島誠一郎、演出に生野慈朗と遠藤環、脚本に山元清多と、「ホームドラマのTBS」をけん引してきたスタッフがそろい、結末は切なさと感動で、もらい泣きさせられること必至。主題歌は小泉今日子の「あなたに逢えてよかった」。小泉が「自らの経験を踏まえて作詞した」曲であり、ミリオンセラーとなるなど自身最大のヒットとなった。
○感動を誘うCHAGE&ASKA「SAY YES」

■2位『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系、浅野温子主演)

浅野温子

説明無用の傑作。流行語となった「僕は死にましぇ~ん」だけでなく、星野達郎(武田鉄矢)が必死に練習したピアノ曲『別れの曲』、矢吹薫(浅野温子)のため息が出るほどの美しさとモノマネされる過剰な演技、達郎と弟・純平(江口洋介)のおバカながらも温かい兄弟愛など、視聴者を楽しませる要素の多い作品だった。

そもそも美男美女がキラキラの恋模様を繰り広げるトレンディドラマ全盛期に、汗臭い中年男性を起用したことで世間は騒然。『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)が世間の話題をさらったあとだっただけに、否定的な声も少なくなかった。

しかし、薫の気持ちをつかむために、ボーナス全額を競馬につぎ込み、トラックの前に飛び出し、ピアノを猛練習し、恋敵に仕事を追われて司法試験に挑む、ひたむきな姿を見るうちに、視聴者の達郎を見る目が激変。「人は頑張れば変われる」「努力すれば最後は報われる」という日本ドラマ史に残るハッピーエンドで、初回20.3%から36.7%まで視聴率を上げてフィニッシュした。

そんな野心作に挑戦したのは、若かりし日の野島伸司と、大多亮プロデューサーのコンビ。「時代を追いかけるのではなく、新たな時代を切り拓く」というポジティブなスタンスがいかにもこの2人らしかった。

薫の妹・千恵(田中律子)と純平、純平に思いを寄せられる岡村涼子(石田ゆり子)と薫にフラれた沢村尚人(竹内力)の恋模様も微笑ましく、藤井克己(長谷川初範)も唯一のヒールを好演。西村由紀江の劇伴は叙情的に、主題歌のCHAGE& ASKA「SAY YES」は感動的に、物語を盛り上げた。

個人的なツボは、達郎と純平が薫の父・孝夫(小坂一也)にカッパの鳴きマネをさせられるシーン。ちなみに、中韓合作でリメイクされたチェ・ジウ主演版もなかなかのクオリティだった。

●1位は二度と地上波で観られない描写
○次々に登場人物が殺される

■1位『もう誰も愛さない』(フジテレビ系、吉田栄作主演)

吉田栄作

今回は2位と迷ったあげく、こちらを1位に。その理由は、現在放送中の連ドラにも通じる超速&上下動の激しいジェットコースタードラマを27年前に制作していたから。

「誰が味方で誰が敵なのか?」「先の展開がまったく読めない」「ちょっとくらい強引でも、辻褄が合わなくても、押し切ってしまえ」という思い切った物語で、荒唐無稽のはるか向こう側にある世界観を作り上げた。しかも前述したように、トレンディドラマ全盛期だっただけに、先見の明がうかがえる。

1位に選んだもう1つの理由は、「二度と地上波の作品では見られない」カットが多いから。何しろ、「ほぼ全員死んだのではないか」というほど、次々に登場人物が殺され、「バラバラにされた首や手足がゴミ置き場に捨てられる」という凄惨なカットもあった。

ダブルヒロインの宮本小百合(田中美奈子)は子宮がん、田代美幸(山口智子)は強姦、美幸の弟・春樹(神田利則)は家に放火して一家心中、大物財界人の娘・亜紀(荒井乃梨子)は偽装結婚に輪姦。その他にも、不倫、妊娠、恐喝、横領、賭博など悪いことだらけで、壮絶もここまでくると、不謹慎にも「ワクワクする」「笑っちゃう」レベルに到達していた。

当作の肝は、「これらの罪は、すべて愛がもたらしたもの」という前提。「あふれんばかりの愛は、一歩踏み外すと猛烈な憎しみや執着につながり、どんな罪でもいとわなくなってしまう」ということだろう。“愛憎群像劇”というジャンルでは、いまだこの作品を超えるものは現れていない感がある。

主人公の沢村卓也を演じた吉田栄作は、当時22歳。モデル体形とサラサラのツーブロックヘアーでトレンディ俳優の最前線に立ち、「ウォー!」の絶叫をはじめとするケレン味たっぷりの芝居がハマっていた。オレ様キャラが独り歩きした結果、数年後に低迷期を迎えるが、これは裏を返せば「吉田栄作以降、ここまでキャラが立った主演俳優が出ていない」ということかもしれない。

主題歌はビリー・ヒューズの「とどかぬ想い」、挿入歌はランディ・クロフォードの「スウィート・ラブ」。イントロを聴くだけで、一気にあの時代へ連れていってくれる名曲だ。
○ラブストーリー細分化の時代へ

■平成3年その他の主なオススメ作品

あらためてふりかえってみると、平成3年は、80年代から続くラブストーリーの流れが、より細分化した印象。社内恋愛や遠距離恋愛などをテーマに、リアルな心理描写を交えて制作されたものが目立った。その他の主な作品は以下。

赤名リカ(鈴木保奈美)の奔放さ、永尾完治(織田裕二)の優柔不断さは、その後の時代性を先取りか。ただ結局、恋愛依存度の高い関口さとみ(有森也実)を選ぶ結末が当時らしかった『東京ラブストーリー』(フジテレビ系、鈴木保奈美主演、主題歌は小田和正「ラブ・ストーリーは突然に)。

令子(今井美樹)、建太(石橋凌)、圭子(仙道敦子)の三角関係に、亜希(中嶋朋子)、良一(福山雅治)を絡めた社内恋愛ドラマ。内館牧子の脚本だけに社長の陰謀も見られた『あしたがあるから』(TBS系、今井美樹主演、主題歌は今井美樹「PIECE OF MY WISH)。福山の記念すべき初ドラマ出演作。

テーマは、東京在住の看護師・美代子(中山美穂)と、札幌に転勤した恋人・雄介(大鶴義丹)の遠距離恋愛。距離によるすれ違いのもどかしさを11話にわたって描いた『逢いたい時にあなたはいない…』(フジテレビ系、中山美穂主演、主題歌は中山美穂「遠い街のどこかで…」。いまだ「なぜ大鶴義丹?」の謎は解けていない。

新人デパートマン・大介(高嶋政宏)の奮闘と、小百合(西田ひかる)との恋を描いた『デパート!夏物語』(TBS系、高嶋政宏主演、主題歌は西田ひかる「ときめいて」)。万引き、店内ナンパ、クレーマー、悪ガキなどと対峙する大介のバカ正直キャラは、弟・高嶋政伸の『HOTEL』と酷似で、兄弟の人気を物語る。

高野康彦(中村雅俊)・朝子(田中美佐子)夫妻、芹沢耕平(石田純一)・早紀(かとうかずこ)夫妻の危機と再生を描いた『結婚の理想と現実』(フジテレビ系、中村雅俊主演、主題歌はZARD「Good-bye My Loneliness」)。田中、かとうのほか、森尾由美、横山めぐみら美女がそろい、ZARDのデビュー曲が見事にフィット

恋人・真実子(松下由樹)の嘘が原因で交通事故を起こした徹(野村宏伸)は刑務所へ。出所後、白い目で見られ、交際を反対され、被害者から責められる中、償いの日々を描いた『君だけに愛を』(日本テレビ系、野村宏伸主演、主題歌は渡辺信平「よりかかってOnly You」)。題材こそショッキングだが、弁当屋を舞台にした純度の高いホームドラマでもあった。

丸山夫妻(岡江久美子、綿引勝彦)と13人の子どもが織りなす大家族ドラマ『天までとどけ』(TBS系、岡江久美子主演、主題歌は川越美和「涙くんさよなら」)。1991年の第一シリーズから8作が放送された『愛の劇場』が誇る傑作で、子ども役で若林志穂や河相我聞らが出演していた。

■著者プロフィール木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
(木村隆志)