次に、100円ショップ形態のコンビニ「SHOP99」(現ローソンストア100)を経営する「九九プラス」。清水文美(ふみよし)氏は高校卒業後、アルバイト生活を送り、26歳の時の06年に、ハローワークで九九プラスの正社員として店長をする仕事に就職が決まった。長年、正社員として働きたかったので、しっかりがんばろうと決意に燃えていたという。
ところが、実際は、権限のない「名ばかり管理職」で残業代なしの過酷な長時間労働を強いられ、何度も上司に店長を降りたいと願い出たが、聞き入れてもらえず、ついには身体が動かなくなった。病院に行くと、重いうつ病、と診断された。
その後、清水氏は首都圏青年ユニオンに加入し、組合が会社と団体交渉をしたが、会社側は「病気と仕事の因果関係はありません」と主張。清水氏は未払い残業代と慰謝料の支払いを会社側に求める裁判を東京地裁に起こし、11年5月31日、原告全面勝訴の判決が下った。判決では裁判長が「店長の職務内容、責任、権限、賃金からみて、管理監督者に当たるとは認められない」と指摘し、「時間外労働や休日労働に対する割増賃金が支払われるべきである」とした。うつ状態についても、「業務と本件発症との間には相当因果関係が認められる」として、会社が安全配慮義務に違反したと断じた。
「会場に清水さんが来ています」と司会者の述べた後、清水氏は壇上に上がり、こう述べた。「私がコンビニの店長として一番大変だったのは、人の手配をすることでした。仕事が終わって家に帰り、寝ようかな、と思っていた時に、家から電話が鳴る。携帯電話も鳴る。『店長、お店に来て下さい。人手が足りません』と。この電話は高校生からのものです。高校生は深夜働けないので、私がすぐにお店に駆けつける。次の日も同じように電話が鳴る。これが常態化して、2週間休みが取れない、という日が続きました。しまいには身体に変調をきたし、レジでお客さんに『ありがとうございました』と言おうとしたが、言葉が出なくなりました」
そして清水氏は次のように話した。
「コンビニですので、商品管理は徹底しています。食中毒などは一切起こしていないと思います。しかし、商品管理の裏で、人がたくさん壊れていっている。そのいい例が私だと思います。私は病気が治らず、今も仕事ができない状態です。同僚も上司も身体を壊していました。こんな人を人とも思わない会社はあってはいけないと私は思います」
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ちょっと、知らなかった2012年のブラック企業大賞、ワタミと一緒にローソンストア100も受賞していた。
店長という名前をもらって、コンビニーのオーナーと同じように24時間勤務を強いられている。
さらにチケットの販売、公共料金の収納等の業務が、この春からふえた。
ただ単に、現金が欲しい会社の都合だけでこの業務が増えている。
利益がでない業務まで強いられてさらに負担が増えていく。
全く、反省していない。
27店舗もこの上期、閉鎖するのも当然だと思う。
連絡先メールアドレス
--------- 以前の記事の再掲載 ついにセブンもノミネート 次は、ファミマか?ローソン本体か? オーナーさんが、入院される話をよく見聞きします。無理な勤務状況が、原因だが、年1回の健康診断を受けているオーナーさんは、おられるだろうか?私は、水虫治療の医者にいけず、糖尿病の合併症の蜂窩織炎で3日入院した。 治療もできず、体を壊しても自己責任。契約解除を求める。ブラック企業だたおもいます。
この対応にコンビニ各社は、どうするのか?以前このブログでも取り上げられていたコンビニは、今もピュアシリーズ商品の新発売をしている。客は、さすが健康を先取りしている!と思うか、またか、どうせ前と同じだろ!と思うのか?
SVも来るなり、疲れた、今週も忙しいと自分の事ばかりで
店をデーターを見ようともしない。頑張っているのは、一部のオーナーのみ。店が本部のシステムを利用すれば、客が勝手に買って帰るわ!と本部は思っているのか?
よく売れてる店舗も弁当、惣菜を
絞っている。夕、夜間の商売は、
どこにいったのだろう。裏付けのない
思いつきの商売は、行き詰まる。
もう少し、真面目に、商売に
立ち向かって欲しい。
素人の思い上がりは、好い加減に
して欲しい
2便化して、食品添加物を増やした
青看板は、どう評価されるのだろう。
添加物を増やすことによって、安全制
が保てると判断されるのだろうか?
楽しみでもあります。
これだけ、ネットに業界全体の問題点の指摘を受けている業界もコンビニ以外にはないと思います。
それで、先ずは暴利をどこよりもむざぼるセブンイレブンをブラック企業認定しておこうといったところでしょう。来年からは、それこそ持ち回りでファミマ、ローソンが順に受章していくことになるのでしょう。
普通は、とある会社が何か問題を起こして、その年度のブラックに認定されるのが慣習だが、コンビニ業界は毎年全社がその対象なのだ。
セブンイレブンは、ブラック企業大賞にノミネートされてなにか改善するのでしょうか?ワタミみたいに経営が悪化するぐらい改善しないと、改善とはいえない。コンビニ業界全体で対応しないといけないと思います。いいタイミングでのノミネートです。
それにローソン100は、当時の九九プラスが実体です。私の自転車の趣味のつながりで九九プラスの社員の知り合いがいましたが、確かにローソンの社員以上に大変そうでしたが中国に転勤を命じられても頑張っていましたよ。
なんとなく、本部がいい人に思えているのは、本部に文字通りケツに火がついてきているからですよ。
そうなる前の頃を忘れないことです。また、オーナー同士で会話しても、そこで本心を明かしたりすることはないでしょう。誰が何を聞いているか分かりませんからね。タヌキの化かし合いだと思っておいたほうがいいですね。
本部はいまだに全店MO化を諦めたわけではありません。とりあえず当面の目標としては全店の3分の2までは何とかMOだけで構成させようとしています。本心では一般オーナーを軽視しているのです。
店の営業面でも、日販品の販売率を80%台まで落としている店を評価する姿勢は変わりません。発注精度が高く、廃棄をしっかりセーブして、その分店利益をしっかり確保している店を評価しない姿勢はMSにも完全に反映されています。
表の顔だけを信じていると、どこかで足をすくわれる。もし、本部が全面的に加盟店のためだけに存在するならば、それほど加盟店とってはいいことはありませんが、それでは本部がつぶれます。本部だけが有利となる特殊なコンビニ会計方式を止めることはありませんし、特に青看板は、C5契約からCn契約に変更して、本部利益だけを確保する姿勢を明確にしたことを忘れてはいけません。Cn契約で低日販だと、よほど廃棄などの経費をセーブしないと、オーナーと奥さんはへたすれば、時給換算300円程度で長時間労働を日々余儀なくされます。諸悪の根源とも揶揄される365日24時間営業を見直す姿勢も全くありません。
また、マイナンバー制度で業界の間で密かに話題となっている社会保険問題でも、たかが2、3店舗の経営で法人化しているオーナーで社保に加入していないところは大変なことになります。まともに加入すれば、対象となる従業員数にもよりますが、恐らくは3百万円くらいは社保料で店利益は失われます。それは、元々のビジネスモデルが個人営業の単店経営がベースとなっているため、個店での店利益には社保料の発生を想定していないからに他なりません。
青看板に限った話ではありませんが、この業界はこれまで積もりに積もった問題が段々と表面化してきています。セブンがブラック企業大賞のノミネート筆頭に挙げられたのもその一つです。ノミネート理由を見れば、まさにコンビニ本部を代表して業界首位のセブンを選抜したとあります。いつ裏切られても不思議ではない覚悟をもっておきながら、ニコニコしてつき合うというのがいいでしょう。
本部に不満を持つようなレベルまで経営難に陥ると、だんだんつぶれていきますから、残った店は立地上の売り上げがそこそこ出ている店なので気にならないだけでしょう。売り上げが低い店に高い店を基準とした対応を本部がするからの問題です。
まさに責任転嫁の典型パターンです。
そこそこ売上の高い店はこうあるべきという基準をミステリーショッパーで規定して、それを全国全店にその立地特性を何ら考慮もせずあてはめる手法。
目的は、低日販店舗の淘汰です。本来ならば、その立地に出店決定をした本部の責任が問われるところをミステリーショッパーを使って、低迷する売上の責任を加盟店経営者へ負わせる仕組みです。低日販店がミステリーショッパーの基準を満足させれば、経費過多で倒産。経営維持できるくらい経費を絞れば、ミステリーショッパーは低得点でアウトとなる仕組み。よくもこんなインチキで不誠実な仕組みを考え出したものだと感心する。表向きは立地特性や個々のお客様に合わせた個店主義とか言いながら、裏では全店統一の評価の仕組みを入れて、低日販店舗となった責任をちゃっかり加盟店経営者に負わせる。これが青看板の取っているやり方です。問題が起こったときに、絶対に本部は責任をとらず、すべてを加盟店の責に帰するという本当に不誠実極まりない方針です。