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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム備忘録【12/31】

2020年12月31日 21時30分59秒 | マリーンズ2020
≪2020/12/31≫

8月25日の楽天戦で1試合に「231球」 ロッテ、粘りの打線に一定の効果も…

球数を投げさす

 「18482」。

 この数字は今季マリーンズ打線が、シーズン中に他球団の投手陣に投げさせた球数である。2007年以来13年ぶりとなる2位でクライマックスシリーズ進出を果たしたマリーンズだが、打線はチーム打率(.235)、得点圏打率(.230)はともにリーグワースト、得点はリーグワースト2位の461、本塁打もリーグワースト2位タイの90本塁打と、昨季リーグ2位の642得点をマークした得点、そしてマリン移転後最多となる158本塁打を放った前年から大きく打撃成績を落とした。

 打線全体が苦しみ得点力不足に陥った時期はあったが、四死球数は12球団最多の549を記録し、犠打数も12球団トップの96。投手陣を中心とした1点を守り抜くことで勝利を積み重ねてきたが、攻撃陣は得点力が少ない中で、球数を投げさせ、四死球で出塁し、1本の安打で一塁走者が三塁に進むなど、先の塁を狙い“足”を使った攻撃とともに、バントを使った攻撃で得点を奪った。

 8月7日のオリックス戦、8月21日のソフトバンク戦、8月25日の楽天戦では、1試合に200球以上を投げさせ、ソフトバンク戦(10四死球)と楽天戦(12四死球)は1試合に10個以上の四死球を選んでいる。

 特に8月25日の楽天戦は、先発・弓削隼人に対し2安打、3四球と初回だけで47球を投げさせ3点を奪うなど、この日だけで楽天投手陣に231球を投げさせた。上位打線の3人に注目すると、1番の角中勝也が6打席で34球、2番・中村奨吾は無安打も3四球を選び6打席で47球、3番・マーティンも無安打ながら2四球2死球で23球と、3人で104球の粘りを見せた。ちなみに、この試合の231球、12四死球は今季マリーンズが最も球数を投げさせた試合であり、最も四死球を選んだ試合となっている。

 今季チーム最多の16安打を放った8月9日のオリックス戦も189球を投げさせるなど、9月までは相手投手に球数を投げさせ四死球を選び、そこから犠打や安打などでチャンスを広げ走者を還すという攻撃を展開した。

▼ 今季球数投げさせた試合トップ5
1位 231球 8月25日vs楽天(○8-4)11安打 9三振 10四球 2死球
2位 212球 8月21日vsソフトバンク(○7-3)14安打 9三振 7四球 3死球
3位 209球 8月7日vsオリックス(○6-3)11安打 10三振 9四球 0死球
4位 197球 9月20日vs日本ハム(○5-3)7安打 10三振 6四球 0死球
5位 193球 8月14日vs日本ハム(○12-5)13安打 6三振 6四球 1死球
5位 193球 9月18日vs日本ハム(●3-7)10安打 14三振 3四球 1死球

10月以降のソフトバンク戦は…

 10月に入ると、9月まで見せていた“粘り”が影をひそめる。120球以内で終了した試合は今季8試合あるが、8試合中6試合が10月以降の試合。その6試合のうち3試合がソフトバンク戦だった。今季最少は11月4日ソフトバンク戦の109球。この試合は、ソフトバンクの先発・千賀滉大に対し初球から積極的に攻めるも、8回まで2安打に抑え込まれ、0-2の9回も守護神・森にわずか6球で片付けられ完封負け。

 球数を投げさすことができなければ、四死球も減少する。その傾向が顕著に現れたのもやはりソフトバンク戦だった。直接対決に勝利し単独首位に並んだ10月9日までの対戦で1試合に5四死球以上選んだ試合は、16試合中12試合あったが、10月10日以降は8試合中2試合のみ。

 10月10日を境に、ソフトバンク投手陣にストライク先行の投球をされた。10月10日の試合で先発した東浜巨に対しマリーンズ打線は、8月21日の試合で降板した5回までに132球を投げさせた相手だったが、この試合では初回をわずか9球に抑えられると、5回までに59球、降板した8回まで105球に抑え込まれた。ちなみに11月5日の試合では東浜に対し2回までに16球と省エネピッチングをされていたが、5回に21球、6回に33球を投げさせるなど、試合中盤以降に攻略。結局、この試合8回途中135球を投げさせ、9安打、5四死球で6得点を奪い勝利した。

 ただ10月9日までの対戦で1イニングに10球以内で抑えられることが6度しかなかったが、10月10日以降は1イニング10球以内で抑えられるイニングが7度と、これだけでもソフトバンク投手陣にストライク先行の投球をされていたことがわかる。

 対戦成績も10月9日まで11勝4敗1分だったが、10月10日以降は1勝7敗。2年連続で勝ち越したものの、シーズン最終盤にソフトバンク戦7連敗を喫したこと、9月まで見せていた粘りの攻撃ができなかったことが、リーグ優勝を逃した原因のひとつといえるだろう。

 “球数”を投げさせることで一定の効果は出たが、シーズン通して戦うためにはもっと打てなければならない。“足を使った攻撃”に昨年のように長打もあり、今季のように四球を選べる打線が理想的。来季は四死球を選ぶという良かった部分を残し、昨季のような長打力を組み合わせた打線になることを期待したい。

文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪2020/12/31≫

【ロッテ】美馬学、2桁勝利を呼び込んだ制球力 123回で与死球0、与四球2年連続最少…記録2020

 ロッテ・美馬は楽天時代の17年(11勝)以来、2度目の2ケタ勝利。FA移籍1年目で10勝以上は、19年西勇(オ→神=10勝)以来、7人目(8度目、工藤公康が2度)。同一リーグでマークは95年工藤公康(西→ダ)、14年久保康友(神→D)に次ぎ、3人目になる。

 19試合すべて先発。123回で与四球25、与死球0。1試合平均(9回換算)の与四死球率は、パ最少の1.83(規定投球回以上)。与四球は昨年(24個)に続き、2年連続最少だった。

 パで与四球最少投手に2度以上は17人目。2年以上連続は11人目、12度目だ(セも17人、連続は8人)。

 19度の先発中、7回以上投げたのが10度。その試合の四球数は0が5度、1個が4度(6勝0敗)、3個が1度。パ規定投球回以上8投手中、7回以上投げ、1四球以下が9度は最多。また、先発時に1打席で3ボールになったのは、最少の73度。

 制球力抜群の投球で2ケタ勝利を呼び込んだ。

(報知)

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≪2020/12/31≫

石川「もう1人化け物がいました」/ロッテの言葉2

<ロッテの言葉2020:中編>

ロッテは今季、山あり谷ありのシーズンの果てに2位に躍進した。選手、首脳陣の言葉の数々から2020年を全3回で振り返る。今回は中編。【構成・金子真仁】

   ◇   ◇   ◇

◆「和田は自分の力で支配下選手契約を勝ち取りました」(井口資仁監督)

育成選手の和田はオープン戦で猛アピール。しかしコロナ禍で球界が活動自粛に。我慢の時期を乗り越えての大願成就に、ずっと和田の俊足に期待をかけてきた指揮官も熱い言葉。

◆「自宅の駐車場で素振りしていました。いろいろな人に見られるので、視線を感じながら」(藤岡裕大内野手)

活動自粛から再開後の6月2日、その間の自主練習の様子を振り返って。普段のシーズンでは考えにくいシチュエーション。

◆「ZOZOマリンスタジアムに、おかえりなさい」(場内アナウンス・谷保恵美さん)

7月10日、今季初の有観客試合で試合前にアナウンス。誰もがつらかった自粛期間。プロ野球ファンの感動を呼んだ。

◆「9回の守備は重みが違う。そこを任される以上、無責任なボールは投げられない」(益田直也投手)

8月7日、通算100セーブを達成。守護神の思いを話した。8月下旬には通算500試合登板も達成。

◆「みんな、家族だと思っているから」(レオネス・マーティン外野手)

8月11日、日本ハム戦。本塁打の活躍の一方、右翼守備中に“応援団長”としてファンに手拍子を促し、マウンドでピンチを迎える美馬を勇気づけた。

◆「たぶん今後手術する人は増えてくると思うので、その人たちの希望というか、絶対に大丈夫というところを見せれたらなと思います」(大嶺祐太投手)

8月23日、トミー・ジョン手術のリハビリを終え、支配下登録に復活。来季こそ復活の白星を。

◆「柳田を警戒? 危ねえなと思ったので。でももう1人、化け物がいました。グラシアルっていう」(石川歩投手)

9月4日、ソフトバンク柳田を3打数無安打に抑え勝利投手になるも、グラシアルには特大被弾。ソフトバンクの脅威を表現する、石川の味のあるひと言。

◆「名前を呼ばれた時の声援は絶対忘れません」(沢村拓一投手)

9月8日、巨人から移籍し即リリーフ登板で、3者三振の衝撃デビュー。お立ち台では「初めまして、沢村です」。

(後編へつづく)

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佐々木朗希「野球、面白いなって」/ロッテの言葉3

<ロッテの言葉2020:後編>

ロッテは今季、山あり谷ありのシーズンの果てに2位に躍進した。選手、首脳陣の言葉の数々から2020年を全3回で振り返る。今回は後編。【構成・金子真仁】

   ◇   ◇   ◇

◆「優勝を狙える位置で戦えているのに長期離脱したくなかった。こういう戦いをしてる場にいられないのが嫌で早く戻りたかった」(田村龍弘捕手)

10月3日、右手指の骨折が完治しないまま戦列復帰。翌4日からはスタメンマスクに戻った。

◆「期待に応えられなくて…どうしても応えたくて!」(井上晴哉内野手)

10月13日、お立ち台を感情をあらわにした涙のサヨナラ打。コロナ禍で主軸への重圧が増しスランプに。ようやくの快打だった。

◆「一喜一憂してる場合じゃなくて、最後まで我々は突っ走らなきゃいけない。今の状態がどうこうじゃなくて、今までやって来たことを全て打席で出すだけ。そういう気持ちでやっていかないと、浮き沈みしてるようじゃ最後まで戦い抜けない」(井口資仁監督)

同じ10月13日、サヨナラ打の井上らを存分にたたえながら、最後は優勝争いへとナインを引き締めた。

◆「最後の最後にチームが沈んで、行けると思っていたCSがどんどん遠くなる感じは、戦っていて非常に苦しかったです」(藤岡裕大内野手)

11月8日、自身の本塁打もあってCS出場決定。10月以降の急失速で、残り3試合で3位に転落も、最後に西武を抜き返した。

◆「今年のような成績では来年は使ってもらえないと思いますし、もっともっと頑張っていきたい」(安田尚憲内野手)

11月16日、CS敗退で今季が終了。4番に固定されながら打率2割2分台に終わったプロ3年目を振り返り、危機感を口にした。

◆「(FA権行使検討の報道後に)SNS上でコメントをもらったりとか、そういう声もボクに届いていたので」(唐川侑己投手)

12月4日、海外FA権を行使せずロッテに残留することを決断。ファンへのメッセージを問われ、ファンの声の影響力を口にした。

◆「同じ世界ですけど、見ている世界は違うと思うので、少しでも上に行って、上からどう見えるのかを自分の中でも楽しみにしています」(高部瑛斗外野手)

12月10日、プロ1年目を終えての契約更改会見で「プロ野球の世界はどう見えたか?」という質問に回答。いい意味での野心を感じさせる言葉だった。

◆「野球、面白いなって思いました。なんか分からないですけど面白かったです」(佐々木朗希投手)

12月14日、契約更改会見で。1軍に帯同し鍛えた1年目。試合中はテレビ観戦だった。プロ野球の試合の感想を問われ、笑顔で答えた。(おわり)

(以上 日刊)

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≪2020/12/31≫

佐々木朗、奥川、石川…高卒2年目でブレークなるか? 10代のスター候補を厳選

最速163キロのロッテ佐々木朗は1、2軍で登板はなし

 コロナ禍で異例のシーズンとなった2020年。現状、2021年はセ・パ交流戦も行われ通常シーズンの143試合で開催される。

 2020年も多くの実績ある選手たちが現役を引退し、高卒選手たちも1軍でデビューを飾った。毎年のように新星が現れる昨今の球界を背負って立つ選手は一体誰になるのか。ここでは2020年のブレークが期待され、また、新たな時代の球界を背負って立つであろう、まだ10代の若手を厳選した。

○佐々木朗希(ロッテ)
 球界、ファンから大きな期待を寄せられるのが2019年のドラフト1位指名で4球団が競合した佐々木朗。最速163キロの直球が最大の魅力でルーキーイヤーの今季は主に1軍に帯同しながら調整したが1軍、2軍での登板はなかった。一回り体も大きくなった将来のエース候補は2021年にベールを脱ぐのか、注目だ。


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佐々木朗、奥川、石川…高卒2年目でブレークなるか? 10代のスター候補を厳選
コロナ禍で異例のシーズンとなった2020年。現状、2021年はセ・パ交流戦も行われ通常シーズンの143試合で開催される。


JERA セ・リーグ2020.12.31
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ロッテ・佐々木朗希、中日・石川昂弥、ヤクルト・奥川恭伸(左から)【写真:荒川祐史】
ロッテ・佐々木朗希、中日・石川昂弥、ヤクルト・奥川恭伸(左から)【写真:荒川祐史】

最速163キロのロッテ佐々木朗は1、2軍で登板はなし
 コロナ禍で異例のシーズンとなった2020年。現状、2021年はセ・パ交流戦も行われ通常シーズンの143試合で開催される。

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 2020年も多くの実績ある選手たちが現役を引退し、高卒選手たちも1軍でデビューを飾った。毎年のように新星が現れる昨今の球界を背負って立つ選手は一体誰になるのか。ここでは2020年のブレークが期待され、また、新たな時代の球界を背負って立つであろう、まだ10代の若手を厳選した。

○佐々木朗希(ロッテ)
 球界、ファンから大きな期待を寄せられるのが2019年のドラフト1位指名で4球団が競合した佐々木朗。最速163キロの直球が最大の魅力でルーキーイヤーの今季は主に1軍に帯同しながら調整したが1軍、2軍での登板はなかった。一回り体も大きくなった将来のエース候補は2021年にベールを脱ぐのか、注目だ。

○奥川恭伸(ヤクルト)
 佐々木朗と共に注目を浴び2019年のドラフト1位指名で3球団が競合。2軍では7試合に登板し1勝1敗、防御率1.83の成績を残し、11月10日の広島戦では2回0/3、9安打5失点ながら1軍デビューを果たした。150キロを超える直球とスライダーを武器に来季は開幕ローテ入りにも期待がかかる。

○森敬斗(DeNA)
 2019年のドラフト1位で入団したスター候補。2軍では58試合に出場し打率.210、2本塁打13打点だったが10月27日の巨人戦で1軍デビューを飾ると左翼フェンス直撃二塁打を放ちファンの度肝を抜いた。走攻守で高いポテンシャルを誇り高卒2年目の来季は「1番・遊撃」を狙っていきたい。

阪神は西純、井上と投打でスター候補、楽天黒川は2軍で打率.297をマーク

○西純矢(阪神)
 今季はウエスタン・リーグで11試合に登板しチームトップとなる4勝をマークし経験を積んだ。まだまだ荒削りな部分もあるが1軍デビューに向け着実に成長。チームは日米通算95勝のチェン、韓国の20勝右腕アルカンタラが加入し熾烈な1軍争いになるが春季キャンプで猛アピールしたいところだ。

○井上広大(阪神)
 2019年ドラフト2位で入団した和製大砲候補。2軍ではリーグ2位の9本塁打を放ちシーズン終盤に1軍昇格を果たし打率.091もプロ初安打もマークした。自慢の長打は誰もが認める部分だが、課題は打撃の確実性だろう。近本、糸井、新助っ人ロハスJr.ら強力な外野陣の輪に入れるか。

○石川昂弥(中日)
 高卒1年目の今季は1軍で14試合に出場し打率.222、0本塁打1打点。2軍では打率.278、3本塁打24打点と結果を残した。和製大砲として期待されるが主に守った三塁には高橋周が君臨しており高い壁を乗り越える必要がある。自慢の打撃でアピールできれば三塁以外でも出場機会が増えそうだ。

○黒川史陽(楽天)
 智弁和歌山時代は1年夏から春夏5度の甲子園出場を誇る逸材は今季はオープン戦でも1軍に帯同し2軍では57試合に出場し打率.297、6本塁打31打点と好成績を残した。9月に1軍デビューを果たし初安打をマークするなど経験を積み、来季は一気にレギュラー奪取が期待される。

○宮城大弥(オリックス)
 2019年のドラフト1位で入団し2軍では6勝をマークしウエスタン・リーグの最多勝利投手賞を獲得。しっかりと下地を作りシーズン終盤に1軍に初昇格し先発で3試合に登板し1勝1敗、防御率3.94とプロ初勝利もマークした。右打者の内角を突く直球は威力があり来季は先発ローテ入りを目指したい。

(Full-Count編集部)

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≪2020/12/31≫

4年ぶりAクラスのロッテ エース候補を欠くも勝利の方程式を確立【投手編】

種市篤暉にはエースの期待がかかったが…
 2017年以降、3年連続Bクラスに甘んじていたロッテ。球団設立70周年の節目となる今季は積極的な補強を敢行し、開幕スタートダッシュに成功する。8月には単独首位に浮上し、ソフトバンクとシーズン終盤まで熾烈な優勝争いを繰り広げた。最終的に14ゲーム差をつけられての2位に終わったものの、4年ぶりのAクラス入りは下馬評を覆す好成績だ。本記事は投手を中心とした前編、野手を中心とした後編に分けて、各選手にフォーカス。パーソル パ・リーグTVの特集動画「シーズンレビュー2020」とともに、ロッテの2020年シーズンを振り返っていく。

 昨季、規定投球回に到達した投手がいなかったロッテ投手陣。その中で、チーム最多タイの8勝を挙げたのは、4年目の種市篤暉投手だ。今季は大きな期待をかけられて開幕ローテーションに入ると、7月25日の西武戦で今季のパ・リーグ一番乗り&プロ初となる完封勝利を果たす。しかし右肘手術のため、8月1日の楽天戦を最後に登録抹消。チームはエース候補を欠いた状態で、厳しい夏場を迎えることとなった。

 今季のロッテ先発陣を率いたのは、なんといっても楽天からFAで新加入した美馬学投手だろう。開幕3戦目のソフトバンク戦で移籍後初登板、初勝利を飾ると、8月11日の北海道日本ハム戦からは7連勝をマーク。夏場の厳しい時期にもエースとして奮闘し、終わってみれば自身3年ぶりとなる2桁勝利を達成した。

 美馬の武器は独特の軌道を描く横回転のフォークをはじめとする多彩な変化球を操り、ストレートとの組み合わせで打者を打ち取る投球術だ。防御率は3.95と比較的高めの部類に入りながらも、与四球は規定投球回に到達した投手の中でもっとも少ない25個。テンポの良さが打線の援護をもたらす好循環を生み、白星を積み重ねたと言えるだろう。

無類のホークスキラー・二木康太

 二木康太投手は昨オフ、背番号をエースナンバーである「18」へ変更したが、今季序盤は不安定な投球が続き、2軍降格。しかし8月に復帰すると、抹消期間に行ったフォームの修正が功を奏したか、9月14日のオリックス戦で2年ぶりとなる完封勝利を挙げる。特にソフトバンクに対して好相性を発揮する“鷹キラー”ぶりも印象的で、昨季から続いて7連勝を達成。これは球団24年ぶりとなる快挙だった。最終的には15試合に登板して9勝3敗と、自身初の勝ち越しに成功している。

 好成績の要因は、持ち味である制球力に一層磨きがかかったことだろう。規定投球回には届かなかったものの、四球数は50イニング以上投げた投手の中で最少タイとなる12。さらに、1イニングにつき許した走者数を表すWHIPは、一般的に1を切ると優秀と言われているが、二木は0.91。来季はシーズンを通してその安定感を発揮したいところだ。

 石川歩投手も先発陣の一角としてチームを支えた。開幕直後は白星に見放される苦しい内容が続いたものの、7月31日の楽天戦で今季初勝利をあげると、そこから6連勝をマーク。8月は4勝0敗で月間MVPにも輝き、首位争いを演じたチームの快進撃に貢献した。特筆すべきはゲームメーク能力の高さだろう。今季は完投こそないものの、先発登板21試合のうち19試合で6回以上を投げきり、133回1/3はパ・リーグトップの数字。さらにQSもリーグ最多タイとなる14回を数えるなど、先発として頼もしく役割を全うした。

 美馬、二木、石川の3本柱に加えて、若手投手も奮闘した。6年目を迎えた岩下大輝投手は開幕からローテーションに加わると、3戦3勝の好スタートを切る。10月に新型コロナウイルス感染の影響で戦線を離脱するも、最終的には17試合に先発して7勝7敗と自己最高の成績を残した。

 一方で四死球から崩れる場面も目立ち、課題とされる制球難は克服できず。特に0勝2敗、防御率6.86と振るわなかった8月は16四死球と苦しんだ。来季こそは、150キロを超える直球を軸とする力強いスタイルと、精密な制球力を両立させたい。

 昨季終盤に飛躍の足がかりを作った2年目左腕・小島和哉投手も躍進を遂げた。今季初登板となった6月24日のオリックス戦で白星を飾ると、8月26日の楽天戦では7回11奪三振無失点で、開幕8連勝中だった涌井に投げ勝つ。シーズンを通しては貴重な左の先発としてローテーションを守り抜き、7勝8敗、防御率3.73でフィニッシュ。来季はあと一歩に終わった規定投球回到達、2桁勝利を狙いたいところだ。

救援防御率はリーグ2位の「3.30」、4投手で支え合った幕張の必勝リレー

 昨季ロッテは、イニング別では8回の失点が87ともっとも多く、ブルペンの整備が急務となっていた。昨オフ、その重要なピースとして獲得した元広島のジャクソン投手は7月8日に退団してしまったが、9月以降はベテラン4投手による勝ちパターンを形成することで課題を克服。8回の失点は47に減少し、救援防御率はリーグ2位の「3.30」と、リーグ屈指の救援陣と言っても過言ではない。

 まず必勝リレーでは、唐川侑己投手が抜群の安定感を見せた。2018年にシーズン途中から中継ぎ陣に加わり適性の高さを示したものの、今季は2軍スタート。しかし7月29日に1軍登録されると、初登板から17試合連続無失点を記録する快投で、8月中旬から勝ちパターンに定着。「7回の男」として32試合に登板して1勝1敗14ホールド、防御率1.19と、驚異的な数字を残した。今季は新たにチェンジアップを習得。決め球のカットボールをはじめとする、多彩な変化球を織り交ぜながら打者を手玉に取る技巧派として新スタイルを確立したことが、好成績につながったといえるだろう。

 そして今季、楽天から加わったハーマン投手も、必勝リレーの一角を担った。150キロ近い直球と鋭く変化するナックルカーブを武器とする経験豊富なベテランは、開幕当初には7回を任されるも、ジャクソンの退団により8回へと配置転換。7月こそ痛打される場面も目立ったが、8月は防御率0.82と調子を上げ、チームの弱点を埋める働きを見せた。また、救援陣の連投状況によっては9回にも登板するなど、臨機応変な起用にも応えた。9月中旬に右手の故障により一時戦線離脱を強いられるが、終盤に復帰。シーズンではチームトップの23ホールドを記録するなど、勝ち試合の継投には不可欠な存在となった。

 ハーマンの離脱によるセットアッパー不在の窮地を救ったのが、巨人からの電撃トレードで移籍してきた澤村拓一投手だった。巨人では大きな期待をかけられながらもそれに応えるまでに至らず、3軍での調整を続けていたものの、9月7日に移籍が発表されると、翌8日の日本ハム戦では3者連続奪三振の衝撃デビュー。すぐさま離脱中のハーマンの穴を埋める活躍で「8回の男」に定着した。

 持ち味の最速159キロの直球と、落差のあるスプリットを武器に驚異の奪三振率12.43を記録するなど、最終的には22試合に登板し13ホールド1セーブ、防御率1.71の好成績をマーク。ブルペンの救世主として、新天地で輝かしい復活を果たすこととなった。

 必勝リレーの最後を受けたのがチームトップの54試合に登板、31セーブを挙げた益田直也投手。目標としていた最多セーブは惜しくも叶わなかったが、自身7年ぶりとなる30セーブの大台に乗せている。今季は、代名詞のシンカーが被打率.227、スライダーが被打率.083と左右の変化球が優秀で、力強い直球と組み合わせることで打者を幻惑した。また、8月7日のオリックス戦では史上5人目となる通算100セーブ&100ホールド、28日には通算500試合登板を達成するなど記録づくめの年に。来季も不動の守護神として、チームのために腕を振り続ける。

必勝リレーにつなぐ存在、小野郁と東條大樹もブルペンを支えた

 ブルペンを支えたのは、リードしている場面で登場する必勝リレーの4投手だけではない。昨季FAした鈴木大の人的補償で移籍してきた小野郁投手は、初めて開幕1軍の座を勝ち取り、6月26日のオリックス戦でプロ初勝利を挙げたものの、7月までの防御率は4点台後半と苦しんだ。それでも夏場にかけて調子を上げ、主に同点やビハインドの場面を任され、自己最多となる40試合に登板。9月は10試合に投げて防御率0.00と安定した投球を披露するなど、中継ぎ陣の一角として1年間投げ抜いた。

 東條大樹投手も39試合に登板した。昨季58試合に登板したことで、今季は開幕から大車輪の活躍が期待されていたが、7月は防御率9.00と安定感を欠いた。2軍での調整を経て8月に再昇格を果たすと、19イニングを投げて防御率0.47と投球内容は大きく改善。また、昨季から強さを見せていた対右打者に対しては被打率.238と相性の良さを示すとともに、左打者に対しても実力を発揮。再昇格後は被打率.160と抑え込んだ。

 今季は先発と中継ぎの両輪が機能したことでリードを守り抜いて勝利へとつなげることができたロッテだが、まだまだ懸念点は多い。チームの中心である美馬投手、石川らベテラン勢の後に続く若手の台頭も期待されるところだ。そこで今季1軍において飛躍の足がかりを作った投手を取り上げたいと思う。

 その筆頭格として挙げられるのは、今季11試合に先発した中村稔弥投手。9月11日には8回無死まで無安打の快投を演じるなどオリックス戦2勝を挙げたが、他の4球団からは勝ち星を挙げられず悔しさの残るシーズンとなった。同期入団の小島投手とは水を開けられているだけに、来季は先発陣の一角として左の2枚看板の形成となるか。

 また地元出身の古谷拓郎投手の覚醒も待たれる。今季は度重なる降雨により本拠地デビューが3回連続で流れてしまう不運もあったが、初登板を果たした10月10日のソフトバンク戦では、5三振を奪う粘りの投球を披露。王者を相手に大器の片鱗を見せつけた。2軍でも36回1/3で32奪三振を記録しており、奪三振能力の高さも光る2年目右腕の来季に注目したいところだ。

 個人ではそれぞれが役割を果たすことで多くの選手がキャリアハイをマークし、リーグ2位となるチーム防御率3.81の好成績を残した一方で、1位のソフトバンクとは1点近く離されている厳しい現実も受け止める必要がある。来季はここに挙げられている投手以外を含めて各投手がさらなるレベルアップをすることによって、あと一歩に終わったリーグ制覇がさらに近づくことになるだろう。

(「パ・リーグインサイト」和田信)

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≪2020/12/31≫

4年ぶりAクラスのロッテ チーム打率リーグ最下位も得た収穫と手応え【野手編】

リーグ最下位のチーム打率.235を記録した打線の持ち味

 昨季は千葉移転後最多となるチーム本塁打数を記録しながらも、リーグ4位に終わったロッテ。球団設立70周年の節目となる今季は積極的な補強を敢行し、開幕スタートダッシュに成功する。8月には単独首位に浮上し、ソフトバンクとシーズン終盤まで熾烈な優勝争いを繰り広げた。最終的に14ゲーム差をつけられての2位に終わったものの、4年ぶりのAクラス入りは下馬評を覆す好成績だ。本記事は投手を中心とした前編、野手を中心とした後編に分けて、各選手にフォーカス。パーソル パ・リーグTVの特集動画「シーズンレビュー2020」とともに、ロッテの2020年シーズンを振り返っていく。

 今季のロッテ打線は、新加入の福田秀平外野手と打線の切り込み役が期待されていた荻野貴司外野手が、序盤に戦線離脱。さらに昨季32本塁打を放ち、中軸を担っていたレアード内野手も、故障のため8月中旬に帰国することに。流動的な運用を余儀なくされた打線は貧打にあえぎ、結果的にチーム打率は.235とリーグ最下位、本塁打数は同4位タイの90本と落ち込み、個人タイトルの受賞者も出なかった。

 それでも特出していたのが四球数。打率とは対照的にリーグ1位となる491個の四球を選び取り、試合数が20以上少ないにも関わらず、505個だった昨季に迫る勢いを見せた。さらにチーム出塁率はリーグ3位となる.329を記録しており、相手の隙を突く作戦を打線全体で徹底することで弱さを補い、「つながり」で畳み掛ける攻撃を可能にした。

「不敗神話」も築き上げたマーティン、4番としての重責と戦い続けた安田尚憲

 打線が低調となる中、2年目を迎えた助っ人・マーティン外野手の打棒がチームをけん引することとなった。昨季、52試合の出場で14本塁打を放った長打力は今季も健在。特に10本塁打を放ち好調だった8月は一時、本塁打を打てばチームが負けない「不敗神話」を生み出すほどで、単独首位浮上の原動力ともなった。さらに外野守備でもリーグトップの8補殺を記録するなど、持ち前の強肩を武器にチームのピンチを何度も救った。終盤に故障で離脱することにはなったものの、104試合の出場で25本塁打、65打点とその実力を遺憾なく発揮し、中軸としての存在感を示した。

 離脱したレアードの穴を埋めることとなったのが、3年目の安田尚憲内野手だ。昨季、イースタン・リーグで本塁打王、打点王を獲得し、最多安打を放った若き大砲は、練習試合の猛アピールで初の開幕1軍入りを決めると、徐々にスタメン出場を増やし、7月下旬からは「4番・三塁」に定着した。しかし厳しいマークからか調子を崩し、首位争いも佳境に差し掛かった10月には打率1割台と不振にあえいだ。最終的に規定打席には到達したものの、113試合で87安打6本塁打54打点、打率.221と、悔しさの残るシーズンとなった。それでも1軍で戦い続けた経験は今後にも生きるはず。来季は真価が問われることになるだろう。

 シーズンを通して離脱者が相次いだロッテだったが、中村奨吾内野手がチーム唯一の全試合出場を果たした。打撃面では3年連続となる100安打をクリアしながらも打率は.249にとどまる寂しい結果に終わったが、それでもチームが勝ち越したオリックス戦とソフトバンク戦での成績については、目を見張るものがあった。オリックス戦では打率.310、4本塁打をマークし、チームの13の勝ち越しに大きく貢献。さらに首位攻防の相手となったソフトバンク戦でも打率.338と相性の良さを示すとともに、得点圏でも打率.348と勝負強さを見せた。好相性のチームに対しては中村奨の打撃が脅威となったことは言うまでもないだろう。

育成出身・和田康士朗は快足を武器に「切り札的存在」に

 育成出身の3年目・和田康士朗外野手にとって今季は大きく飛躍を遂げたシーズンとなった。開幕直前に支配下登録を勝ち取ると、いきなり開幕戦に代走で途中出場。すると球界屈指の強肩を持つソフトバンク・甲斐拓也捕手から二盗を決める鮮烈なデビューを飾った。

 以降も試合終盤の勝負所における代走や、守備固めとしての起用が続いていたが、特に衝撃的な活躍を見せたのが8月16日の日本ハム戦。「1番・中堅」で自身初となるスタメン出場し、プロ初安打を含む3安打、さらに3盗塁で好機を広げるなどリードオフマンとして大活躍を見せた。シーズンでは俊足揃いのパ・リーグで3位となる23盗塁をマーク。自慢の快足をさらに生かすためにも、今オフでは打力を強化する取り組みが期待される。

 一方で、中堅選手の不振は打線の低迷に大きく拍車をかけた。争奪戦の末にソフトバンクからFAで移籍してきた福田秀は、練習試合終盤に受けた死球の影響で、開幕直後に無念の離脱を強いられる。7月には戦線復帰したものの、シーズンを通して状態が上向くことはなく62試合の出場に終わり、44安打5本塁打3盗塁、打率.216。プロ15年目を迎える来季こそは、実力を発揮できるか。

 井上晴哉内野手は3年連続となる2桁本塁打を達成し、昨季を上回るチームトップの67打点をマークした。井上といえば10月13日の楽天戦、同点で迎えた9回裏にサヨナラ二塁打で試合を決め、目に涙を溢れさせていた姿が印象に残っているファンも多いだろう。しかし9月は0本塁打、10月は打率.164とチームが下降線をたどった終盤にかけては極度の打撃不振に陥り、下位打線への降格も味わった。井上が中軸に座ることで打線の厚みが増すだけに、安定感のある打撃を身に付けることが課題といえるだろう。

救世主的な活躍を見せた藤原恭大

 センセーショナルな活躍で終盤にかけてブレークを果たしたのが、2年目の藤原恭大外野手だった。新型コロナウイルス感染の影響でレギュラー格が大量離脱したことを受けて、10月6日に今季初昇格すると、シーズン閉幕まで主に1番として起用され続けた。首位攻防戦となった10月9日のソフトバンク戦では、プロ初の猛打賞と盗塁で勝利に貢献し、14日の楽天戦では初球先頭打者本塁打でプロ第1号を飾った。さらに外野守備においても俊足を生かした広い守備範囲で好守を連発。ドラフト1位ルーキーとして開幕スタメンを勝ち取りながらも悔しい結果に終わった昨季から、走攻守全ての面においてレベルアップした姿を見せた。

 全体的な野手の年齢層を見ると、井上、福田秀は31歳。レアード、角中勝也外野手は33歳、荻野は35歳と1軍戦力の高齢化が進んでいる現状が見受けられる。安田をはじめとしてレギュラーを奪う若手選手が出現しているものの、将来的な世代交代を考える上でも、さらなる台頭に期待したいところだ。

 その筆頭格として、菅野剛士外野手を取り上げたい。即戦力として期待された1年目には藤岡裕大内野手とともに開幕スタメンに抜てきされたものの1軍定着とはならず。昨季は28試合の出場に終わった。勝負の3年目を迎えた今季は、7月に昇格すると一時は3番を任されるなど自己最多となる81試合に出場し、打率.260、58安打と過去2年から打撃成績は大きく向上。また守備でも9月8日の日本ハム戦では本職の外野でなく、ファーストでの出場を果たすなど、さらなる出場機会を求めた。同期の藤岡に追い付くべく、来季こそは不動のレギュラーとして100試合以上の出場を狙いたい。

代打打率.310と勝負強さを発揮したルーキー佐藤

 ルーキーの佐藤都志也捕手も今季は難しい役割で結果を残した。主に代打での起用がメインとなったが、33打席29打数9安打で代打打率.310をマークし、打力の高さをアピールした。特に印象的だったのが6月27日のオリックス戦。1-1の延長10回、2死一、ニ塁の場面に代打で登場すると、プロ初安打となるサヨナラ打を放つ活躍を見せた。チームの捕手事情は、田村龍弘捕手と柿沼友哉捕手の併用が続くなど流動的。打力を生かして正捕手奪取を狙うとともにシーズンでは外野守備の練習も進めており、来季の起用が楽しみな選手の一人と言えるだろう。

 ファームでも2人の若手が飛躍の足がかりを作った。1人目は佐藤と同じくルーキーの高部瑛斗外野手。2月の練習試合で骨折した影響で開幕は2軍スタートとなったが、イースタン・リーグでは打率.344の高打率で2位にランクインするなど、シーズンを通して好調な打撃を披露。終盤には1軍に昇格しプロ初安打もマークした。左の外野手はライバルが多いが、熾烈な競争を勝ち抜いて1軍定着を図りたい。

 2人目は2年目の山口航輝外野手だ。今季はイースタン・リーグで全70試合に出場して、昨季の6本を上回る7本塁打をマーク。8月下旬以降は4番・指名打者として研さんを積んだ。チームでは強打が持ち味の若い右打者が不足気味。レギュラーを脅かす存在となるべく、まずは初の1軍昇格を目指したいところだ。

 一時は単独首位に立ったにもかかわらず、失速したロッテ。その要因としては離脱者が相次いだことに加えて、その穴を埋められるほどの選手が出てこなかったことが挙げられる。また、チーム打率最下位のデータが示すように、出塁した得点圏の走者を返しきれない場面もあり、全体的には本来の実力が発揮できなかった選手も多く見受けられた。選手層の厚みを増したチームとなるには、競争が活性化されることで各選手がさらなる実力を向上させることが求められる。オフやキャンプ、オープン戦を経て、一皮剥けた来季の野手陣となることに期待したい。

(「パ・リーグインサイト」和田信)

(以上 記事提供:パ・リーグ インサイト)
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