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コラム記事【5/26~5/27】

2023年05月28日 07時26分04秒 | マリーンズ2023
≪5/26≫


パ・リーグ首位を快走するロッテは18日のオリックス戦、21日の楽天戦と1週間に2度も、救援投手が小刻みに継投する「ブルペンデー」を実施した。1度目は復帰登板を想定していた佐々木朗希投手(21)の右手指のまめの回復が遅れたため。2度目は先発を予定していた森遼大朗投手(24)が背中の張りを訴え、登板を回避したことが理由だった。

急きょ、採用が決まった「ブルペンデー」だったが2戦とも勝利。12球団トップの防御率2・55(25日現在)を誇る鉄壁の投手陣を支えるリリーフの層の厚さが際立った。

「やっぱり、沢村さんと益田さんの存在が大きいと思います」。好調の理由をこう語るのは、18日のオリックス戦で先発して1回無失点、21日の楽天戦に2番手で登板してプロ初勝利を挙げた広畑敦也投手(25)だ。2022年のドラフト3位右腕は、ベテランの一言に背中を押され、奮起したという。

21日の試合開始前だった。疲労が考慮されて同日はベンチ外となっていた益田直也投手(33)から「頼むよ」と声をかけられた。「益田さんに言われたらやるしかないと」。二回から最長の3イニングを投げ1失点。リズムよく後ろへとつなぎ、勝利に大きく貢献した。広畑だけではなく、中継ぎ投手は益田と沢村の存在に感謝している。 

益田は後輩との接し方について「優しくしてあげないといけない子もおるし、ふざけて『何してんねん』といわなかん子もおる。うまく性格を見て話しかけるようにしています」という。今季米大リーグ、レッドソックスから3年ぶりに復帰した沢村拓一投手(35)は「自分は盛り上げようとは思っていない。ともに成長しようと思っている。それがいいならいい」と話す。 

言葉で支える益田と背中で示す沢村。両ベテランが若手の向上心をかき立てており、広畑は「お二人がブルペンを盛り上げてくれるというか、すごくいろんな話も聞かせてくれて。団結力っていうのは、すごく投手陣の中であるのかなと思います」と明かした。

現役時代に日米通算121勝、62セーブを挙げた吉井理人監督(58)は「実績のあるリリーバーが若手を育てる、と思っている。ブルペンの中の会話でね。沢村、益田は話ができる。後輩を育てよう、引っ張っていこうという気持ちがあるので感謝しています」と信頼を寄せる。

西野、小島、種市、佐々木朗、メルセデスら先発陣も好調の吉井ロッテ。先発と救援の両輪ががっちりとかみ合い、首位の原動力となっている。(サンケイスポーツ・ロッテ担当) 

(サンスポ)

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2度のブルペンデーはいずれも勝利

 ロッテは5月14日の日本ハム戦から引き分けを挟んで現在6連勝中だ。18日のオリックス戦と21日の楽天戦は“ブルペンデー”となったが、リリーフ陣の頑張りが勝利に繋がった。

 “ブルペンデー”を振り返ると、18日のオリックス戦は先発・廣畑敦也が2回を無失点、3回以降も岩下大輝、東妻勇輔、西村天裕、ペルドモ、小沼健太と8回まで無失点に抑え、9回に登板した坂本光士郎が二死走者なしから3連打で失点したが、最後は守護神・益田直也が締めて、5-1で勝利した。

 21日の楽天戦は予告先発となっていた森遼大朗が登板を回避し、代わって岩下が先発。岩下は2つの四球を与えるも無失点で切り抜けると、2回から廣畑がマウンドに上がり、3回・51球を投げ1失点に抑え、5回からは坂本、東妻、澤村拓一、ペルドモのリレーで、6-4で逃げ切った。 

 “ブルペンデー”で2勝したことも凄いが、それ以上にリリーフ陣がしっかりと自分の役割を全うし、次の投手に繋いだことが素晴らしい。

“ブルペンデー”の舞台裏

 ブルペンを担当する小野晋吾コーチはマウンドに向かう投手たちに「長いイニングを投げるわけではないので、いつも通り1球1球、一人一人大事に投げ切って」と声をかけて送り出した。

 振り返ると、4月末に行った取材で小野コーチはリリーフ陣に「試合の流れを見ながら準備できるように、こっちが促すような声掛けをしています」と話していた。リリーフ陣一人一人の準備力、意識の高さが勝利に繋がったのではないだろうかーー。

 「今のブルペン陣はいい準備をしてくれている、いつも通りやってくれればいい結果が出ると思っていました。週2回のブルペンデーはないですからね。そういうアクシデントにも自分たちの仕事をやってくれたのは良かったと思います」。

 また、吉井理人監督、黒木知宏投手コーチ、小野コーチと連携をしっかりととれていたことも大きい。小野コーチは「試合前のミーティングで順番とかをある程度決めて、監督からそのままいってくれたので、選手たちも準備をしやすかったと思います」と話し、役割を全うしたリリーフ陣には「アクシデントもなく、自分のイニングをしっかり投げてくれたと思います。本当にうまくいけたと思います」と労った。

 貯金「10」で現在首位を走るロッテは、投手力を中心にした守り勝つ野球で勝利を積み重ねている。データを見ても分かるように、6回終了時点でリードしていれば、25日現在20勝1敗だ。この先も投手陣、特にリリーフ陣の出来が重要になってくる。

 「本当みんな頑張ってくれているので、バテないようにじゃないですけど、色々声がけをしたり、あとは数字的なものも話していきながら、よりよく打ち取れるような準備ができるように声がけはしていきたいと思います」と小野コーチ。先発からもらったバトンをリリーフ陣が勝利に導くため、懸命に腕を振る。

▼ 5月18日vsオリックスの投手継投
廣畑 敦也 2回 35球 1安打 3三振 0失点
岩下 大輝 1回 11球 0安打 0三振 0失点
東妻 勇輔 3回 37球 2安打 3三振 0失点
西村 天裕 1回 13球 0安打 2三振 0失点
ペルドモ 1回 15球 1安打 1三振 0失点
小沼 健太 1回 19球 0安打 0三振 0失点
坂本光士郎 0回2/3 25球 3安打 1三振 1失点
益田 直也 0回1/3 4球 0安打 0三振 0失点

▼ 5月21日vs楽天の投手継投
岩下 大輝 1回 19球 0安打 0三振 0失点
廣畑 敦也 3回 51球 3安打 1三振 1失点
坂本光士郎 1回1/3 12球 0安打 0三振 0失点
東妻 勇輔 1回2/3 27球 2安打 0三振 1失点
澤村 拓一 1回 23球 3安打 1三振 2失点
ペルドモ 1回 16球 0安打 1三振 0失点

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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 耳慣れない言葉に、最初はうまく聞き取ることができなかった。今月23日。ZOZOマリンでのロッテ―西武戦が雨天中止になった。取材に対応してくれたロッテ・吉井監督は、先発予定だったメルセデスがスライド登板するのか聞かれると「明日はピギーバックで」との答え。一瞬「?」となった。

 「ピギーバック」。英語で「おんぶ、肩車」などの意味で、要は第2先発のこと。翌24日は当初の予定通りに左腕の小島が先発し、試合が雨で流れたメルセデスは2番手としてブルペンで待機する。「CC(メルセデス)がスライドというか、小島の後ろに“おんぶ”って感じ。(2人で)9回全部終わらせてくれたら」。指揮官は「あ、でもこれ西武にバレたら作戦が…。まあいいや」とおおらかに笑っていたが、試合はまさに狙い通りとなった。

 その西武戦、先発・小島は6回5安打1失点の好投で5勝目。7回から登板したメルセデスは3回2安打無失点でセーブを挙げ、先発投手2人でリレーする「ピギーバック」は見事に成功した。大リーグでも活用される戦術。現役時代に長くメジャーでもプレーした経験を持つ吉井監督は、特に投手起用の面での「引き出し」が非常に多い。

 18、21日には2度「ブルペンデー」を実施。18日のオリックス戦は8人、21日の楽天戦は6人の継投で、いずれも勝利を収めた。ブルペンデーに備えて17日のオリックス戦では小島に8回を投げさせ、20日の楽天戦は先発・西野が完投。用意周到に準備をしていた。そしてブルペンデーで中継ぎ投手を使ったからこそ、今度は「ピギーバック」でリリーフ陣を休ませる。柔軟かつ、非常に理にかなった投手起用だ。

 チームは首位を快走。記者も「ピギーバック」という言葉を覚えた。吉井監督が今度はどんな作戦を繰り出してくるのか、楽しみにしている。(記者コラム・鈴木 勝巳)

(スポニチ)

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強いストレート

 「かなり状態よく投げられているかなと思います」。

 ロッテ・横山陸人のストレートがかなり良い。4月23日の日本ハム二軍戦でのストレートが凄かった。2-3の7回無死満塁で登板すると、阪口樂をオール150キロ超えのストレートで2ボール2ストライクから5球目の152キロストレートで空振り三振、続く宇佐見真吾も2ボール2ストライクから6球目の153キロストレートで空振り三振、最後は郡拓也もストレートで遊直に打ち取った。宇佐見の投球時には最速154キロを計測した。ちなみに最速は、「トラックマンとかネット裏では55キロ出ていますね。表に出ているのだったら54キロです」とのこと。

 ここ最近の登板ではストレートが常時150キロ以上を記録する。2年前に取材した時にはストレートのスピードについて「球速が出るぶんには、自分的にはすごく良いことなんですけど、球速にこだわりすぎてフォームを崩したり、制球を乱したりというのは一番よくないと思います。出るにこしたことはないかなと思います」と話していたが、現在も「出るに越したことはないんですけど、そんなに意識せず。スピードを意識しすぎると他のものが疎かになるのかなと」と当時と考え方は変わらない。 

 今季、ファームの登板では、ストレートで力勝負する割合が多い。直近では1回を無失点に抑えた5月18日の楽天二軍戦は、5球全てストレート、続く19日のDeNA二軍戦も9球中7球がストレート、さらに24日のヤクルト二軍戦も10球中9球がストレートだった。

 「特に意識はしていないんですけど、多分、キャッチャーの方が中継ぎで短いイニングなので、一番良い球をガンガン使っていくという感じだと思います。真っ直ぐが最近走っているので、投球の割合が増えているのかなと思います」と自己分析。

 「去年だいぶ(ストレートが)ひどかったので、しっかり修正して投げられているのかなと思います」と今は、自信を持ってストレートを投げられている。

右打者にもシンカー、カスティーヨから教わったスライダー

 シーズンオフの自主トレでは、課題だった変化球を磨いてきた。現状、変化球はどうなのだろうかーー。

 「最近右打者に対してもシンカーを投げていますし、そういうところでは徐々に良くなってきているのかなと思います」。5月10日のヤクルト二軍戦では、3-7の7回一死走者なしで、右打者の三ツ俣大樹をシンカーで空振り三振に仕留めた。右打者へのシンカーは「ファームでしっかり練習して、一軍で通用できるようにという感じですね」と一軍でも投げられるよう磨いている。

 シンカーの使い方に関しては「勝負球ですし、カウントもしっかり取れるようにというか、いつでも投げられるような変化球にできれば一番ベストかなと思います」と、どのカウントでも投げられるようにするのが理想だ。

 ここ最近の横山の投球を見ると、カーブをあまり投げていない。投げなくなった理由について「中継ぎやっていてカーブを使う場面は少ないかなと。今年春のキャンプでカスティーヨにスライダーの投げ方を聞いて、それがちょっとカーブに近い軌道なので、120キロ台のスライダーが元々カーブをちょっと速くなったような感じなので」と、カスティーヨから教わったスラーブ気味のスライダーを代用している。

 現在4月19日のヤクルト二軍戦からファームで12試合連続無失点中と、一軍昇格に向けてアピールを続ける横山。

 「一軍で投げるためにはもちろん変化球というところが自分の中で課題ですし、そればっかり意識しすぎると、また真っ直ぐが疎かになったりするので、そこは色々自分の体も真っ直ぐの感じを確かめながら、やっていければ大丈夫なのかなと思います」。

 「とにかく二軍でも結果を出さなきゃいけないと思っています。結果を残しつつ自分の課題にも取り組めるような心の余裕を持ちながら、これからもやっていきたいと思います」。

 いつ一軍に呼ばれてもいいように、今はファームで爪を研ぐ。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

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