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コラム備忘録【1/13】

2021年01月14日 06時47分26秒 | マリーンズ2021
≪2021/1/13≫

ロッテ、昨季25歳以下の勝ち星パ最多の30勝 切磋琢磨しながら成長する若手投手陣

25歳以下の白星はパ最多

 昨季13年ぶりに2位となり4年ぶりにAクラス入りを果たしたマリーンズ。投手陣の勝ち星に注目すると、美馬学がチームトップの10勝を挙げ、次いで二木康太が9勝、石川歩、小島和哉、岩下大輝が7勝をマークした。二木、小島、岩下の3人はシーズン自己最多となる白星で、彼ら3人は昨季が終了した時点で25歳以下と若い。9月に右肘を手術しシーズン途中で離脱となったが3勝を挙げた種市篤暉、先発とリリーフにフル回転した中村稔弥、リリーフ陣も昨季シーズン自己最多の40試合に登板した小野郁など、若手投手の活躍が光った。

 二木、岩下、小島といった先発を務める投手が多かったことも関係しているのか、25歳以下の投手陣の勝利数30は、パ・リーグ最多。西武がロッテに次いで2位の25勝、オリックスの22勝、リーグ王者のソフトバンクは最優秀中継ぎ投手に輝いたモイネロ、52試合に登板した高橋礼をはじめリリーフで投げた投手が多かったため、25歳以下の投手陣の白星はリーグ4位の16勝、楽天の6勝、日本ハムの5勝だった。

▼ 25歳以下のパ・リーグ投手成績
ソフトバンク 247試 16勝14敗82H1S 防2.70
ロッテ 145試 30勝28敗5H0S 防3.87
西 武 203試 25勝30敗46H1S 防4.39
楽 天 94試 6勝6敗15H2S 防3.82
日本ハム 111試 5勝11敗16H1S 防5.38
オリックス 187試 22勝30敗21H3S 防3.66

切磋琢磨する若手投手陣

 マリーンズの投手陣は95年世代の二木康太、96年世代の岩下、小島、小野、98年世代の種市、ドラフト1位の鈴木昭汰、00年世代の古谷拓郎、01年世代の佐々木朗希、02年世代に中森俊介と、将来を期待される投手陣が近い年齢に数多くいる。

 昨年の春季キャンプで若手投手陣に、年齢の近い投手についてどう思っているのか聞いてみると、二木が「引っ張っていくというよりは、みんなで一緒にチームを盛り上げるというか…。同い年ぐらいの投手に負けたくないという気持ちは僕もあるので、そういうなかで一緒に切磋琢磨してやっていけたらと思います」と話せば、小島は「かなり刺激になっています」、中村稔も「めちゃくちゃ刺激になります」とライバルとしてかなり意識しているようだ。

 岩下も「若手がやらなきゃいけないと思いますし、今そういうチーム的な流れで僕らの世代が活躍できている現状、チーム的には良いと思う。僕もそれに乗り遅れないように頑張らないといけないと思います」と二木、小島といった同世代の先発陣と切磋琢磨し、シーズン自己最多の7勝を挙げた。

 昨年の春季キャンプ中は一軍を目指す若手投手の一人だった小野は「ライバルっていえばライバルかもしれないですけど、切磋琢磨、争っていければ。自分たちが高めあいながらできればいいのかなという感じですね」と、競争を勝ち抜き開幕一軍を掴み、力強いストレートを武器に飛躍した。

 今季に向けては、18年ドラフト6位でプロ入りした古谷が3年目の今季、同じ“高卒のドラ6”でプロの世界に飛び込んだ二木、種市のように3年目で先発ローテーションに定着することができるか注目。リリーフ陣も小野、東妻が“勝ちパターン”に割って入れるか、左の中継ぎが手薄ななか成田が一軍に定着できるかなど、今季も若手投手陣にかかる期待が大きい。若い投手陣が一人でも多く一軍で活躍すれば、近い将来、“投手王国”さらには“黄金時代”を迎えることになるだろう。

▼ 25歳以下の投手陣の昨季成績(支配下のみ)
・古谷拓郎(00年4月21日生)
2試 0勝1敗 6回1/3 振7 四7 自責3 防4.26

・種市篤暉(98年9月7日生)
7試 3勝2敗 46回2/3 振41 四15 自責18 防3.47

・成田翔(98年2月3日生)
3試 0勝0敗 3回 振3 四0 自責6 防18.00

・東妻勇輔(96年4月4日生)
13試 0勝0敗1H 15回 振4 四14 自責5 防3.00

・小島和哉(96年7月7日生)
20試 7勝8敗 113回1/3 振83 四47 自責47 防3.73

・中村稔弥(96年7月8日生)
16試 2勝5敗 64回 振40 四31 自責34 防4.78

・岩下大輝(96年10月2日生)
17試 7勝7敗 90回 振74 四35 自責42 防4.20

・小野郁(96年10月23日生)
40試 2勝2敗4H 39回 振32 四18 自責14 防3.23

・二木康太(95年8月1日生)
15試 9勝3敗 92回2/3 振79 四12 自責35 防3.40

・山本大貴(95年11月10日生)
12試 0勝0敗 13回2/3 振7 四6 自責4 防2.63

文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪2021/1/13≫

23盗塁のロッテ和田「代走のお兄さん」

<ヨネちゃんのおシャレ野球学(9)>

シーズンオフ恒例「ヨネちゃんのおシャレ野球学」。野球取材歴40年超の米谷輝昭記者が、だじゃれを駆使しながら意外なデータやエピソードを紹介します。

   ◇ ◇ ◇

「周東(ソフトバンク)を追う男」として注目される。ロッテの和田康士朗外野手(21)だ。昨年、育成選手から支配下登録されると、いきなりリーグ3位の23盗塁をマークした。185センチと大柄ながら、俊敏なアスリートタイプ。ロッテに現れた「代走(体操?)のお兄さん」です。

デビュー戦でいきなり足を見せた。6月19日のソフトバンク戦の9回だった。角中の代走に指名されると甲斐の送球をかいくぐり? 二塁を陥れた。代走での出場が16回あり、失敗は同24日オリックス戦のたった1回だけ。成功率は9割3分8厘を記録した。

周東もデビューした19年は代走が多かった。企図数が20回で、成功は15回だった。成功率7割5分。1年目の代走に限っていえば、周東に失敗が多かった。それが1年後、50盗塁を記録して、一気に初タイトルを奪った。「失敗は栄光のもと」である。

和田も躍進ロッテの売りになれる存在だ。課題といわれる打力を鍛えて、出場機会をもっと増やしたい。出番が増えれば、盗塁する機会もクーリッシュ。走れるだけに、送球(早急?)に対応してもらおう。【米谷輝昭】

(日刊)

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