London徒然草

「ばく」のロンドン日記

ベネツィア 街巡り

2009-02-28 | 飼い主ネタ



なかなか進まない旅行記。

見ていただきたい写真がありすぎて、選べません。
写真サイトにアップしましたので、ご興味のある方は,ぜひ、のぞいて下さい。


この街は,

まるであみだくじのような街でした。
細い道が縦横に広場を中心に各方向へ伸びていきます。
が,運河に当たったら、橋が無ければそこで行き止まり。
地図を見ながら,街を歩いても,いくど道に迷った事でしょう
ありそうにない所に,細い路地が続き、いきなり行きどまりだったり

ここに暮らす人々は、きっと産まれるとき、船で病院へも駆けつけ,
なくなった時も、本島の隣にある墓場の島、
サン・ミケーレ島へ,船で運ばれるのでしょう

石、石,また石の、島。
基本的に土がないので,殆ど植物がありません
しかし、この石の建物は,木で支えられていて、
ベネツィアの水面下には、おおきな森があると言われます。

芝生命の、イギリスから訪れると,いつも当然のように存在する
グリーンのない風景が,とても不思議

venice


クリックしていただけると、写真サイトに飛びます

気に入った写真などありましたら、お教えいただけるとうれしいな


町中で,見かけた犬たちも、カメラを向けずにはいられませんでしたね~。
純血種の犬はほとんど皆無。
雑種がほとんどで、それも,小さな顔に太った体、
短い足の雑種が多かったなあ。

きっと、芝生にちょっと、と、用を足す事を一生せずに生きる犬も
この島にはいるのでしょうね

不思議です



ベネツィア ー マスクカーニバル

2009-02-23 | 飼い主ネタ


空港から船に乗って、ベネツィアの中心地、
サンマルコ広場に着いた、私たち。

ここから歩いて5分ほどで、着く筈のホテルまでの
海辺沿いの通りは、ちょうど3時に行われた最も有名なカーニバルイベント
「鳩の綱渡り」ー 大きな作られた鳩が鐘楼の上から綱を渡っておりてくる
ーが終わった所で,ものすごい人が行き来しています。

中世の扮装をした人を、眺める人々。カメラを向ける人々。



ピギーバッグを転がしながら、人々の流れに乗って歩きます。



途中,運河に当たると、狭くなった橋を渡る為に、並ばないと動けません。



やっと、人ごみを抜け、細い細い路地に入り、
またまた、よいしょ,よいしょと運河を渡り、ホテルに到着しました。

部屋に通され、到着後の驚きを沈めたあと、食事に出かけます。

途中、ホテルそばの小さなお店が並ぶ通りを歩くと



見ているだけで、目がくらくらしてきます



マスクの表情はどことなく、日本の「能面」に似ていますね



マスクを実際に置いてあるお店。
マスク自体は10ユーロほどのものから、それは豪華な高価なものまで様々。

薄暗い道を歩いていると、路地からこんな風に....



夢を見ているような感覚

小さなトラットリアで、魚介類の前菜、ハムの盛り合わせ、
イカスミのスパゲティー,白身魚のラザニアなどを頼み、
フレッシュな白ワインを飲んで、サンマルコ広場に向かいました



有名なカフェ、フローリアンの前





キツネにつままれた気持ちで、ホテルに戻ります
今回の宿、Liassidi Palace Hotel



運河に面した,もともとお城だった建物
メインの入り口は,運河です



歩いて到着の場合の入り口はこちら



ベネチアングラスのシャンデリアが下がる
ホテルのラウンジでビールを飲んで、
夢うつつでベッドに潜り込んだのでした。

つづく




向かった先は

2009-02-20 | 飼い主ネタ


19年ぶりの夫婦二人旅。

向かった先は、ロンドンヒースロー空港を飛び立って、
雲がきれたとたん見えて来た、スイスアルプスの山々を見下ろし



2時間15分。

空港を降り立って、いきなり船に乗り換えです



犬も同乗したこの、小型船。
のんびりのんびり、進む事1時間。

見えてきました。



たくさんの人々が行き交う水辺。

その、まさにただ中に着船。



荷物を抱えて、ぐらりぐらりと揺れる桟橋から、一歩踏み出すと、いきなり



そこは、一台の車も走っていない、全くの“別世界”でした。



二人になったら行きたいね。
と話していた「水の都」ベネツィア。

私のすきな随筆家、須賀敦子さん,ゆかりの地でもあります。

枕元に置いていた、彼女の
「ベネツィアの宿」という本をみて、どんな本なの?
と聞かれた事がありましたが、どうやら、オットさんは
それを覚えてくれていたようです。

丁度、マスクカーニバルもやっているし,「行こう」
と予約してくれました。

つづく




ふた昔

2009-02-14 | 飼い主ネタ


積もっていた雪も,やっと消えて、
いつものお散歩に出かけたら,こんなお友達と会いました



どんな所で,ジャックにあっても、
「ああ,この子はあの子に似ている!」
と、お友達ジャックに思いを馳せるのですが,
トライカラーのこの子はちょろこちゃんに、にている!

で,お決まりは





お約束の,ジャック走り。
さんざ遊んだあと、素っ気なく戻ってきました。

楽しかったかい?

戻って,足とおなかを外の流しで水洗いされて、
ブルブル震えたあと、冷えるね~なんて,話していたら



まただ~




さて、我が家のNo2&No3。
学期半ばのお休みが始まりましたが、スペインへ、スキーに旅立ちました。
バスで15時間の旅。

ということで、毎年恒例、2月の家族旅行も、
アイスランド、ローマ,マラケシュ、と続いてきましたが,
遂に子供たちが誰も,家にいない事態に。

そして,奇しくも,今週,私たち夫婦の結婚20周年でありました。

速いものですね。

せっかくなので,二人きりでロマンチックな所へ行ってこようと思います。
バレンタインだしねえ~

しかし,二人だけで旅行するのはなんと19年ぶりなので,
実はちょっと構えております。だいじょうぶかなあ?(って、なにが?)

戻って来たら,またご報告いたしますね♪
ピップ君はちょっとの間,トフィーちゃんちに居候であります。


雪の降る日は

2009-02-09 | わんこ


あいかわらず,天気の悪い,寒い天気が続いています。

学校は週3日も休みになり、またまた雪。




すっかり自分の予定が狂ったため、
ホンジツは,私、休ませていただき,したい事をさせていただきます。

という事で,見たかったDVDを,ゆっくり見たり、
メールを打ったり、半日のんびり過ごす事に。


で、ふと、このかたを見ると....



犬とは思えない姿で,爆睡中。
で,1時間後



キミ、キミ...
よく眠るねえ



ま~だ、眠っているし

いいなあ,ピップは



「雪の降る街を」

と,いう曲がありますよね。

ふと,降りしきる雪を眺めつつ、口ずさんだのですが、
自分で歌いながら、こんな歌詞だったっけ?と再発見。

遠い国から落ちてくる、この思い出を,
いつの日か、つつまん。
あたたかき、幸せのほほえみ

とか

一人心に満ちてくる,この悲しみを
いつの日か、ほぐさん
緑なすはるの日のそよ風

小さい頃は,意味も深く考えずにうたっていたものですね~





しんちゃん

2009-02-05 | 飼い主ネタ



毎年、2月になると、
クリスマスにいただいたクリスマスカードと
新年に届いた年賀状をもう一度眺めてから,
箱にしまいます。

例年、靴の空箱を文箱として,使うのが恒例ですが、
今年は,違います



今年はこんなステキな箱ですっ

もともと,クッキーの箱だったのですが、
義理の妹が,日本から帰るときに、うちの子供たちにと持たせてくれたもの。

自分はクリスマスも、メールでのご挨拶と、
させていただいているにもかかわらず、
やはりこうやって,手に取って見る事のできる「お手紙」はいいですね。

「この人全然変わらない~!」
とか
「子供がおおきくなってる!」
などなど、写真を眺めるのもうれしいもので。




今年はこんなカードもこの箱に入りました。



お仕事で一年半前まで、ロンドンで約一年ほどおつきあいさせていただいた
「しんちゃん」
の,ご両親からです。

しんちゃんは、2年前の春、日本に帰国し、闘病を続けていましたが,
去年の夏の盛り、2歳でなくなりました。

次々と起こる,困難にそのたびに打ち勝つ,凄いファイターだった、しんちゃん。

こちらで産まれて、人生の半分を過ごしたイギリスの、
この写真の左の建物の建つ霊園に,遺灰は,ご家族の手で撒かれました。

このお正月あけのことです。

久しぶりに再会した,しんちゃんのお母様と、いろいろお話しする事ができて
日本に帰ってからの、しんちゃんの詳しい様子などを知る事ができた私ですが、
いちばんうれしかったのは,
しんちゃんのお母さんが,新しい命を授かっていた事。

そして,その予定日が、しんちゃんの誕生日と一日違いだという事。

「しんちゃんの、思し召しだね」って。

お空の上から、あの,まんまるの笑顔で笑っているしんちゃんが
絶対見ているような気がしました。

いまから、しんちゃんの,弟か妹のお誕生祝いを探そうと,張り切る私です。


雪、雪、雪

2009-02-03 | ロンドン暮らし


久しぶりに,快晴で、とっても気持ちのいい、一日がくれて,
ゆうべ、日が暮れてから雪が降り出しました。

今朝起きたらすでに,20センチほどの積雪。



足の短いピップ君は,すっかり雪の中に埋まってしまうので、
歩くときは,ぴょんぴょんと、ウサギのように跳ねております。
楽しそう

学校は臨時休校に、オットは自主休暇。
まあ,バスも全面ストップ,地下鉄も殆ど動いていないので,
仕方ありませんねえ。

早速、No3の友人が,我が家に歩いて、遊びに来ました。

ピップ君と、オットを連れて,雪合戦に出かけるよ~



ゲートでジャックジャンプしてるのだ~れだ?



雪は,まだまだ降り続いております。
25センチを超す積雪。やれやれ。



戻って来たピップ君。

名前のタグが,雪だるまになってます(笑)

明日も,学校はお休みだそうで....
ちょっと受難だ....私。