栄久山妙善寺おしょうのつぶやきブログ

山梨県富士川町の栄久山妙善寺は身延山久遠寺を総本山とし永代供養・水子供養・祈祷・相談占い等を行う寺院の住職です。

人生

2023年05月24日 | おしょうのつぶやき
人生とは

人がこの世で生きて行く事ですが どの様に生きていくかで 人生は変わってしまいます。

お釈迦様のお話に こんなたとえ話があります。

昔ある山に 大変かしこいウサギが住んでいました。

目先がきいて かしこいウサギは 冬が来る前に 木の実や食べ物を土の中に隠しておきました。

隠しておいた場所がわかるように 空を見上げて 大きな雲を目印にしました。

ところが 雲が動いてしまって せっかく苦労して集めた食べ物が どこに埋めたかわからなくなってしいました。”

と言うお話です。

ウサギとは 私達 人間の事で 

木の実や食べ物は お金 財産 名誉の事

そして雲は 常に移り変わる日常の事です。

自分はかしこく財産を貯めているつもりでも 日常とは諸行無常 常に移り変わっていくものです。

何を大切に 毎日を過ごすか

何を生きがいに 生きるか

本当に大切なものは何か よく考えなければならないですよね。

毎日を楽しく 明るく正直に生き 守るべき本当に大切なものに気付いた時

素敵な人生になるでしょう。

お釈迦様は 見ています あなたの事を

本当に尊き人生を 大切に

     合掌    栄久山 妙善寺

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喜怒哀楽

2023年05月15日 | おしょうのつぶやき
喜怒哀楽は 誰でも持っています。

しかし 喜怒哀楽が激しいとちょっと 穏やかではありませんね。

イライラしたり 人を責めたり もの凄く不安になったり

神様やお釈迦さまにも 喜怒哀楽の心はあるのです。

ただし神仏は それらの心をきちんと コントロールが出来ます。

そしてお釈迦様は 私達人間にも コントロールが出来るとおっしゃっています。

私達も 心のコントロールが出来るように 心の修行を積まなくてはいけません。

修行1
自分の事を棚に上げて 相手を責める心を持たない事。

修行2
自分の都合に 物事を合わせる心を持たない事。

修行3
一時的な感情に 惑わされる心を持たない事。

修行4
必ず誰かに 助けられていることをを忘れない事。

修行5
どんな時でも 正直に素直になる事。

修行6
日々の小さな幸せを 当たり前と思わない事。

修行7
絶対に 感謝の心を忘れない事。

この修行は 簡単のようで簡単ではありませんが しっかりと修行をして

神仏のように 喜怒哀楽の心を コントロールできるようにならなくてはいけませんよね。

心の修行大切に。

     合掌  栄久山 妙善寺

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打ち出の小槌

2023年05月10日 | おしょうのつぶやき
願いを込めて振ると 願いが授かる打出の小槌

大黒様が右手に持っている姿が 有名ですが 古くは 鬼や龍神様も 持っていました。

鬼は 一寸法師や桃太郎さんに取り上げられて 龍神様は 天皇様に差し上げました。

諸説色々ありますが 小槌の使い方には 決まりがあるようです。

願いは 何でも叶えてくれますが 梵鐘の音を聞くと消えて無くなります。

つまり 金銀財宝や家や車など 小槌で出してもらったものは 出してもらった人が 梵鐘を 聞いてしまったときに 消えてしまうのです。

なぜ 梵鐘を聞くと 消えるのか

皆様ご存じの 大晦日に鳴らす梵鐘は 煩悩や欲を洗い流し 清らかに新年を迎える為に打ち鳴らすからです。

欲や自我 煩悩から手に入れた お宝は夢幻のごとく その人の為になりません。

ただし大黒様の小槌は 使い方を守れば 梵鐘を聞いても財宝が消えません。

その使い方は 財宝を決して 一人じめにせずに皆にも 分け与える事です。

頂いた財宝を 神仏やご先祖様の為 または親や兄弟 さらには困っている人の為に使う事が大切です。

自分だけ 自分だけなどの 煩悩・欲を捨てれば 大黒様は私達に 大きな幸福や財宝を与え続けてくれます。

小槌のご利益も 神仏のご利益も 私達の心がけ次第で 大吉にも大凶にもなるのです。

神仏から頂いた 幸福を保ち続ける事が出来る 清らかな心を大切に。

欲張らずに 堂々と胸を張って 梵鐘の音を聞ける人生を歩きましょう。

         合掌   栄久山 妙善寺

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